ヴォイス (ポルノグラフィティの曲)

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ヴォイス
ポルノグラフィティシングル
初出アルバム『雲をも摑む民
B面 Swing
ライオン (LIVE!)
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル ロックJ-POP
時間
レーベル SME Records
作詞 新藤晴一
作曲 本間昭光
プロデュース 田村充義、本間昭光
ゴールドディスク
チャート最高順位
オリコン
  • 週間2位
  • 2001年度年間63位
ポルノグラフィティ シングル 年表
アゲハ蝶
(2001年)
ヴォイス
(2001年)
幸せについて本気出して考えてみた
2002年
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ヴォイス」(英語: Voice)は、ポルノグラフィティの楽曲。2001年10月17日SME Recordsより7作目のシングルとしてリリースされた。

概要[編集]

前作『アゲハ蝶』から約4か月ぶりのリリース。

本作からメンバーの名義がアキヒトハルイチシラタマからそれぞれ岡野昭仁新藤晴一白玉雅己[注釈 1]に変更された。変更理由については「前から変えたいとは思ってたのを、たまたまこのタイミングで変えることになった」とのことで、深い意味は特にないという[1]。また、本作のみak.hommaの名義は本間昭光となっている。

初の海外レコーディングとしてニューヨークでレコーディングが行われた[2]。8月上旬からの2週間、ニューヨークでは本作の収録曲「ヴォイス」「Swing」のほか、3rdアルバム『雲をも摑む民』の一部収録曲や「ヴィンテージ」のベーシック・レコーディングが行われ、帰国後にボーカルのレコーディングが行われた。

オリコン週間シングルランキングでは最高2位を獲得。ポルノグラフィティのシングルとしては前作『アゲハ蝶』に次ぐ初動売上を記録している。

収録曲[編集]

全編曲: 本間昭光(#3のみak.homma名義[注釈 2])。
#タイトル作詞作曲時間
1.「ヴォイス」新藤晴一本間昭光
2.「Swing」岡野昭仁岡野昭仁
3.ライオン (LIVE!)」ハルイチ[注釈 2]シラタマ[注釈 2]
合計時間:

楽曲解説[編集]

  1. ヴォイス
    • 「大切な人との出逢い」をテーマにした情熱的なロックバラード[2]
    • シングルとしては初のバラード作品であるが、前作「アゲハ蝶」のリリース時点で「次のシングルはバラードじゃないかな」というイメージが全員の中にあり、8月末に複数の候補曲の中から本楽曲がシングルに選ばれた[1]
    • 新藤が「自分にもう書きたいこと、表現したいことなんてないんじゃないか」と作詞に行き詰まったときにテレビを付けたところ、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP[3]CHAGE and ASKAが新曲「パラシュートの部屋で」を演奏しており、そのクオリティの高さに感化されて、机に戻り詞を書き上げたというエピソードがある。その後、『ミュージックステーション[4]で本楽曲を披露した際には、同回に出演していたCHAGE and ASKAの2人から「いい曲だね」と声をかけられたという。
    • 音源化はされていないが、歌詞のみが異なる別バージョンが存在する[1]
  2. Swing
    • 岡野は「心にあるものをなんとかひねり出してやろうという傾向がある」と自身の詞について語っており[1]、本楽曲では「客観的な、一歩引いた目で見る」というテーマを掲げ、苦労しながらも詞を書き上げたという[1]
    • 2006年秋に開催された『POCARI SWEAT×PORNO GRAFFITTI LIVE "RE・BODY"』で5年越しに初披露された。その際、岡野は「こんな曲あったっけ?」と存在を忘れかけていたというが、『16thライヴサーキット "UNFADED"』では「(セットリストの中で)演奏を一番楽しんでいる楽曲は?」との問いに本楽曲を挙げた[5]
  3. ライオン (LIVE!)

Additional Musicians[編集]

  1. ヴォイス
  2. Swing
    • 不明
  3. ライオン (LIVE!)

収録作品[編集]

タイトル 収録作品
ヴォイス
Swing
  • 作品未収録
ライオン

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 次作『幸せについて本気出して考えてみた』からはTamaに名義が変更されている。
  2. ^ a b c 2000年発表の楽曲であるため、当時の名義のままとなっている。
  3. ^ "NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY1』『"NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY2』にメドレー内の1曲として収録。
  4. ^ 特典映像の『CYBERロマンスポルノ'20 〜REUNION〜』に収録。
  5. ^ a b メドレー内の1曲として収録。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 『PORNOGRAFFITTI × PATi・PATi COMPLETE BOOK ~15years file~ 1』シンコーミュージック、2014年12月22日、152,153,182頁。 
  2. ^ a b <ライブレポート>ポルノグラフィティ「全盛期はこれからです!」AR演出やレア曲&新曲披露で沸かせた配信ライヴ”. billboard JAPAN (2020年12月9日). 2022年9月25日閲覧。
  3. ^ HEY!HEY!HEY! O/A LIST 01/08/27”. フジテレビ. 2022年9月25日閲覧。
  4. ^ 出演者ラインナップ”. テレビ朝日. 2022年9月25日閲覧。
  5. ^ Documentary of PORNO GRAFFITTI 16thライヴサーキット "UNDADED"』SME Records、2019年12月25日。

関連項目[編集]