ヴェロニカ・ハーゲン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴェロニカ・ハーゲン
生誕 (1963-05-05) 1963年5月5日
出身地  オーストリア ザルツブルク
学歴 ハノーファー音楽大学
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴィオラ奏者
担当楽器 ヴィオラ

ヴェロニカ・ハーゲン (Veronika Hagen, 1963年5月5日 - ) は、オーストリアヴィオラ奏者

経歴[編集]

ザルツブルクに生まれ、当時ザルツブルクのモーツァルテウム管弦楽団コンサートマスターだった父親から6歳で音楽を学び始める。

ザルツブルク高等音楽院でヘルムート・ツェートマイアー教授、ハノーファー音楽大学でハット・バイエルレ教授について学ぶ。在学中より1984年のブダペスト国際ヴィオラコンクールを始め、多くのコンクールで賞を受賞した[1]

卒業後は演奏活動の場も広がり、多くの国際音楽祭で演奏し、東京交響楽団スイス・ロマンド管弦楽団のようなオーケストラとも共演している。

個人の演奏家としての活動以外に室内楽の演奏活動もしており、兄弟であるルーカスアンゲリカ(後にライナー・シュミットに交替)、クレメンスと共にハーゲン弦楽四重奏団の創設メンバーであり、弦楽四重奏団は世界中で演奏している。[2]

使用楽器[編集]

オーストリア国立銀行から貸与されたジョヴァンニ・パオロ・マッジーニ作のヴィオラを使用している[1]

録音[編集]

彼女はドイツグラムフォンレーベルで多くの録音をしており、それはピアニストのパウル・グルダとのブラームスのソナタ(1997)、ヴァイオリニストのオーギュスタン・デュメイカメラータ・ザルツブルクとのモーツァルトのコンチェルタンテを含んでいる。 ソロイスツとしての彼女の活動として、他の有名な演奏家エレーナ・バシュキロワジョシュア・ベルジェラール・コセイヴリー・ギトリスパウル・グルダタチアナ・グリンデンコスティーヴン・イッサーリスギドン・クレーメルアレクサンダー・ロンキッヒハインリヒ・シフと共演している。[1]

出典[編集]

  1. ^ a b c Veronica Hagen”. Cadenza Concert. 2009年9月3日閲覧。
  2. ^ Hagen Quartett”. Deutsche Grammophon. 2009年9月3日閲覧。