ヴィルジニア・ゼアーニ

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ヴィルジニア・ゼアーニ(1963年)

ヴィルジニア・ゼアーニ(Virginia Zeani, 1925年10月21日 - 2023年3月20日)は、ルーマニアソプラノ歌手[1]。本名はヴィルジニア・ゼハン(Zehan)[2]

生涯[編集]

ソロバストルの生まれ。13歳からブカレストルチア・アンヘル声楽を師事し、リディア・リプコフスカの薫陶も受けた。1944年にイタリアに行ってアウレリアーノ・ペルティレの指導を受け、1947年にボローニャジュゼッペ・ヴェルディの《椿姫》のヴィオレッタ役を歌ってデビューを果たした。1950年にはエジプトカイロアレキサンドリア等で歌い、ベニャミーノ・ジーリとも共演を果たした。1952年にはフィレンツェマリア・カラスの代役でヴィンチェンツォ・ベッリーニ清教徒》のエルヴィーラ役を歌って名を上げた。1956年にはスカラ座ニコラ・ロッシ=レメーニと共演し、翌年ロッシ=レメーニと結婚した。1982年に歌手活動を引退[3]

2023年3月20日、フロリダ州ウェストパームビーチにて死去[4]。97歳没。

脚注[編集]

  1. ^ Biography”. virginiazeani.org. 2017年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月15日閲覧。
  2. ^ naxos
  3. ^ [1]
  4. ^ Obituary: Romanian Soprano Virginia Zeani Passes at 97” (英語). OperaWire (2023年3月21日). 2023年3月21日閲覧。