ワール川
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ワール川 Waal | |
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延長 | 84 km |
平均流量 | 1,500 m3/s |
水源 |
ラインヴァールデン基礎自治体 ライン川より分流 |
河口・合流先 |
ホリンケム基礎自治体 ボーフェン・メルウェデ川 |
流域 | オランダ |
ワール川(ワールがわ、蘭:Waal)は、オランダを流れる川で、ライン川がライン・マース・スヘルデ三角州に流れ込んで分岐した川の一つである。
ライン川はオランダに入ってすぐの、ラインヴァールデン基礎自治体のパネルデン地区付近で北側にパネルデン運河(下流はレク川を経由して北海へ)、南側にワール川にと2分岐する。ワール川にはライン川の総流量の65%が流入している。ワール川は、北海やロッテルダム港とドイツ各地を結ぶライン川の主要航路の一つとなっている。
なお、ワール川(メルウェデ川)が北海に流入する河口部には、デルタ計画で建設されたハーリングフリート水門があるため、ベネデン・メルウェデ川(メルウェデ川の分岐河川・運河)などを経由してレク川下流にあるロッテルダムより北海へ抜ける航路等が設定されている。
ドイツ、ベルギー、フランス各国の下水排水が流れ込む最下流の位置にあり水質汚染が進んでいる。
- ワール川本流の経路
ライン川 > ワール川 > ボーフェン・メルウェデ川 > ニューウェ・メルウェデ川 > ホランス・ディープ川 > ハーリングフリート川 > 北海
構造・仕様
[編集]運輸水運省が設定している航路の技術仕様は次の通り
- 全長 84 km
- 深さ 2.8m(最低保証値)
- 幅 150m(最低保証値)
流域の自治体・都市
[編集]支流
[編集]関連項目
[編集]- パネルデン運河 - ライン川が2分岐した、もう片方の川。下流はレク川となりロッテルダムを経由して北海へ至る。
- マース・ワール運河 - ナイメーヘン付近でマース川と接続する運河で、ベルギーやフランス方面への航路。1927年に完成した。全長13.5 km。
- アムステルダム・ライン運河 - ティール付近から、アムステルダムを結んでいる。北海へ向かう主要航路の一つ。途中3箇所でレク川と接続されている。1952年開通。全長72km。
- メルウェデ運河 - アムステルダム・ライン運河が開通するまで、ワール川沿いのホリンケムとアムステルダムを結ぶ主要航路であった運河。