ワンディ・ペラルタ

ワンディ・ペラルタ
*Wandy Peralta*
サンディエゴ・パドレス #58
	ニューヨーク・ヤンキース時代; (2021年6月18日)
基本情報
国籍	ドミニカ共和国
出身地	ドゥアルテ州サン・フランシスコ・デ・マコリス
生年月日	1991年7月27日（32歳）
身長; 体重	6' 0" ＝約182.9 cm; 220 lb ＝約99.8 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2009年アマチュアFA
初出場	2016年9月4日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	シンシナティ・レッズ (2016 - 2019); サンフランシスコ・ジャイアンツ (2019 - 2021); ニューヨーク・ヤンキース (2021 - 2023); サンディエゴ・パドレス (2024 - );
	この表について

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓（父方の姓）はペラルタ、第二姓（母方の姓）はドミンゲスです。

ワンディ・ルイス・ペラルタ・ドミンゲス（Wandy Luis Peralta Dominguez, 1991年 7月27日 - ）は、ドミニカ共和国ドゥアルテ州サン・フランシスコ・デ・マコリス出身のプロ野球選手（投手）。左投左打。MLBのサンディエゴ・パドレス所属。愛称はラ・グラサ（La Grasa - スペイン語で「太っちょ」の意）^[1]。

経歴[編集]

プロ入りとレッズ時代[編集]

2009年8月にアマチュア・フリーエージェントでシンシナティ・レッズと契約してプロ入り。

2010年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・レッズでプロデビュー。15試合（先発7試合）に登板して3勝3敗、防御率2.24、40奪三振を記録した。

2011年もルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・レッズでプレーし、12試合に先発登板して6勝1敗、防御率2.05、55奪三振を記録した。

2012年はルーキー級アリゾナリーグ・レッズでプレーし、14試合（先発4試合）に登板して3勝6敗、防御率6.55、40奪三振を記録した。

2013年はA級デイトン・ドラゴンズでプレーし、44試合（先発4試合）に登板して2勝7敗1セーブ、防御率3.80、79奪三振を記録した。

2014年はA+級ベーカーズフィールド・ブレイズ（英語版）でプレーし、28試合に先発登板して7勝12敗、防御率4.82、93奪三振を記録した。

2015年はAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズでプレーし、29試合（先発20試合）に登板して7勝7敗、防御率5.09、80奪三振を記録した。

2016年、マイナーではAA級ペンサコーラとAAA級ルイビル・バッツでプレーし、2球団合計で50試合（先発2試合）に登板して4勝2敗3セーブ、防御率2.50、58奪三振を記録した。9月2日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし^[2]、4日のセントルイス・カージナルス戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは10試合に登板して防御率8.59、5奪三振を記録した。

2017年は開幕25人枠入りを果たし^[3]、左の中継ぎとして定着。4月30日のカージナルス戦ではメジャー初勝利を挙げた^[4]。

ジャイアンツ時代[編集]

2019年9月7日にウェイバー公示を経てサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍した^[5]。

ヤンキース時代[編集]

2021年4月27日にマイク・トークマンとのトレードで、後日発表選手^{[注 1]}と共にニューヨーク・ヤンキースへ移籍した^[7]。

2023年オフの11月3日にフリーエージェント(FA)となった^[8]。

パドレス時代[編集]

2024年2月9日にサンディエゴ・パドレスが4年契約を結んだ^[9]。

3月20日に開幕ロースター入りし^[10]、同日のロサンゼルス・ドジャース戦（開幕戦）で移籍後初登板を果たした。

投球スタイル[編集]

投球データ 2022年 ^[11]
球種	割合	平均球速		最高球速
球種	%	mph	km/h	mph	km/h
チェンジアップ	42.5	88.6	142.6	97.8	157.4
シンカー	37.3	95.4	153.5
スライダー	15.7	87.6	141.0
フォーシーム	4.5	95.4	153.5

最速99mph^[12]（約159.3km/h）、平均96.5mph（約155.3km/h）のフォーシームを半分ほどの割合で投げ込み、変化球ではスライダーとチェンジアップを主に使用する^[13]。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2016	CIN	10	0	0	0	0	2	----	39	7.1	11	1	7	0	1	5	0	0	7	7	8.59	2.46
2017		69	0	3	4	0	16	.429	263	64.2	53	8	24	1	1	57	4	0	28	27	3.76	1.19
2018		59	0	2	2	0	7	.500	227	45.1	58	2	31	2	2	31	0	0	32	27	5.36	1.96
2019		39	0	1	1	0	2	.500	151	34.0	36	10	15	3	2	27	0	0	23	23	6.09	1.50
2019	SF	8	0	0	0	0	1	----	21	5.2	4	1	1	0	0	5	0	0	2	2	3.18	0.88
'19計		47	0	1	1	0	3	.500	172	39.2	40	11	16	3	2	32	0	0	25	25	5.67	1.41
2020		25	0	1	1	0	1	.500	114	27.1	22	3	11	0	2	25	0	1	13	10	3.29	1.21
2021		10	0	2	1	2	0	.667	37	8.1	11	1	3	0	0	8	1	1	5	5	5.40	1.68
2021	NYY	46	1	3	3	3	5	.500	182	42.2	38	5	18	1	1	35	3	0	19	14	2.95	1.31
'21計		56	1	5	4	5	5	.556	219	51.0	49	6	21	1	1	43	4	1	24	19	3.35	1.37
2022		56	0	3	4	4	9	.429	223	56.1	42	2	17	1	1	47	2	1	19	17	2.72	1.05
2023		63	0	4	2	4	18	.667	227	54.0	36	7	30	0	6	51	1	3	19	17	2.83	1.22
MLB：8年		385	1	19	18	13	61	.514	1484	345.2	311	40	157	8	16	291	11	6	167	149	3.88	1.35

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2016	CIN	10	1	2	0	0	1.000
2017		69	5	10	0	1	1.000
2018		59	6	11	0	2	1.000
2019		39	7	3	0	0	1.000
2019	SF	8	1	1	0	0	1.000
'19計		47	8	4	0	0	1.000
2020		25	3	8	1	0	.917
2021		10	1	1	0	0	1.000
2021	NYY	46	2	8	0	1	1.000
'21計		56	3	9	0	1	1.000
2022		56	3	14	1	2	.944
2023		63	8	9	0	0	1.000
MLB		385	37	67	2	6	.981

2023年度シーズン終了時

背番号[編集]

53（2016年 - 2019年9月6日）
60（2019年9月8日 - 2021年4月26日）
58（2021年4月30日 - ）

脚注[編集]

注釈[編集]

^ 2021年6月1日にコナー・キャノンと発表されている^[6]。

出典[編集]

^ Explaining Reds Players Weekend nicknames MLB.com （英語） (2017年8月25日) 2017年9月9日閲覧
^ Cincinnati RedsVerified account (2016年9月2日). “Cincinnati Reds on Twitter: "Reds recall Reed, Sampson, Stephenson. Select the contract of LHP Wandy Peralta (#53). Designate for assignment OF Kyle Waldrop."”. Twitter.com. 2017年9月9日閲覧。
^ C. Trent Rosecrans (2017年3月29日). “Reds Rookies excited for first Opening Day” (英語). Cincinnati.com. 2017年9月9日閲覧。
^ Votto, Duvall lead sagging Reds over Cardinals 5-4
^ Maria Guardado (2019年9月7日). “Dickerson back in SF for cortisone injection” (英語). MLB.com. 2019年9月8日閲覧。
^ TC Zencka (2021年6月1日). “Yankees Acquire Connor Cannon To Complete Mike Tauchman Trade” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月2日閲覧。
^ “Yankees Trade Mike Tauchman To Giants For Wandy Peralta” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年4月27日閲覧。
^ “130 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (2023年11月3日). 2023年11月10日閲覧。
^ 「パドレスが救援左腕ペラルタと4年契約、昨季ヤンキースで63試合に登板」『日刊スポーツ』2024年2月11日。2024年2月21日閲覧。
^ “Padres announce 2024 Opening Day roster” (英語). MLB.com (2024年3月20日). 2024年3月21日閲覧。
^ “Wandy Peralta Statcast, Visuals & Advanced Metrics | MLB.com” (英語). baseballsavant.com. 2022年11月20日閲覧。
^ 2017年8月16日　シカゴ・カブス戦で計測
^ “Wandy Peralta Baseball Statistics 2010-2017”. Baseball Cube. 2017年9月9日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Wandy Peralta stats MiLB.com （英語）
🇩🇴serie56😉😉 (@wandyperalta53) - Instagram

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[7] 2021年6月1日にコナー・キャノンと発表されている^[6]。

[1] Explaining Reds Players Weekend nicknames MLB.com （英語） (2017年8月25日) 2017年9月9日閲覧

[2] Cincinnati RedsVerified account (2016年9月2日). “Cincinnati Reds on Twitter: "Reds recall Reed, Sampson, Stephenson. Select the contract of LHP Wandy Peralta (#53). Designate for assignment OF Kyle Waldrop."”. Twitter.com. 2017年9月9日閲覧。

[3] C. Trent Rosecrans (2017年3月29日). “Reds Rookies excited for first Opening Day” (英語). Cincinnati.com. 2017年9月9日閲覧。

[4] Votto, Duvall lead sagging Reds over Cardinals 5-4

[5] Maria Guardado (2019年9月7日). “Dickerson back in SF for cortisone injection” (英語). MLB.com. 2019年9月8日閲覧。

[6] TC Zencka (2021年6月1日). “Yankees Acquire Connor Cannon To Complete Mike Tauchman Trade” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月2日閲覧。

[8] “Yankees Trade Mike Tauchman To Giants For Wandy Peralta” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年4月27日閲覧。

[9] “130 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (2023年11月3日). 2023年11月10日閲覧。

[10] 「パドレスが救援左腕ペラルタと4年契約、昨季ヤンキースで63試合に登板」『日刊スポーツ』2024年2月11日。2024年2月21日閲覧。

[11] “Padres announce 2024 Opening Day roster” (英語). MLB.com (2024年3月20日). 2024年3月21日閲覧。

[12] “Wandy Peralta Statcast, Visuals & Advanced Metrics | MLB.com” (英語). baseballsavant.com. 2022年11月20日閲覧。

[13] 2017年8月16日　シカゴ・カブス戦で計測

[14] “Wandy Peralta Baseball Statistics 2010-2017”. Baseball Cube. 2017年9月9日閲覧。

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[注 1]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[6]

表話編歴サンディエゴ・パドレスロースター
投手	76 ジョニー・ブリート 84 ディラン・シース 59 トム・コスグローブ 11 ダルビッシュ有（故障者リスト） 62 エニエル・デロスサントス 56 ジェレマイア・エストラーダ（英語版） 71 ローガン・ギラスピー（英語版） 21 高佑錫 55 ジェイ・グルーム 37 アレク・ジェイコブ（英語版） 34 マイケル・キング 32 スティーブン・コレック（英語版） 1 松井裕樹 50 エイドリアン・モレホン 44 ジョー・マスグローブ 49 グレン・オット（故障者リスト） 77 ルイス・パティーノ（故障者リスト） 58 ワンディ・ペラルタ 75 ロベルト・スアレス 98 ランディ・バスケス 61 マット・ウォルドロン（英語版） -- ジャクソン・ウルフ
捕手	12 ルイス・キャンプサーノ 20 カイル・ヒガシオカ 29 ブレット・サリバン
内野手	17 マシュー・バッテン（英語版） 2 ザンダー・ボガーツ 9 ジェイク・クロネンワース 7 金河成 13 マニー・マチャド（育休リスト） 16 トゥクピータ・マルカーノ（故障者リスト） 22 グラハム・ポーリー（英語版） 5 イーガイ・ロサリオ（英語版） 14 タイラー・ウェイド
外野手	28 ホセ・アゾーカー 3 ジャクソン・メリル 10 ジュリクソン・プロファー 23 フェルナンド・タティス・ジュニア
監督・コーチ	8 マイク・シルト（監督） 47 ビック・ロドリゲス（英語版）（打撃コーチ） 89 マイク・マッコイ（打撃コーチ補佐） 85 パット・オサリバン（打撃コーチ補佐） 57 ルーベン・ニエブラ（投手コーチ） 46 デビッド・マシーアス（英語版）（一塁兼外野守備走塁コーチ） 33 ティム・リーパー（英語版）（三塁兼内野守備走塁コーチ） 53 ベン・フリッツ（英語版）（ブルペンコーチ） 82 ブライアン・エスポシート（英語版）（捕手コーチ兼戦略コーチ補佐） 81 モーガン・バークハート（コーチ補佐） 66 ライアン・バーバ（フィールドコーディネイター） 83 ピーター・サマービル（ブルペン捕手兼ゲームプランニングコーチ） 86 エベルト・アンドラーデ（ブルペン捕手兼コーチ補佐）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年4月22日更新