ワラワラ (ワシントン州)

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ワラワラ
ワラワラの市街地
ワラワラの市街地
愛称: 
W2
ワラワラ郡内の位置
ワラワラ郡内の位置
北緯46度3分54秒 西経118度19分49秒 / 北緯46.06500度 西経118.33028度 / 46.06500; -118.33028座標: 北緯46度3分54秒 西経118度19分49秒 / 北緯46.06500度 西経118.33028度 / 46.06500; -118.33028
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワシントン州
ワラワラ郡
面積
 • 合計 10.8 mi2 (28.1 km2)
 • 陸地 10.8 mi2 (28.0 km2)
 • 水域 0.0 mi2 (0.0 km2)
標高
942 ft (287 m)
人口
(2020年)[1]
 • 合計 34,060人
等時帯 UTC-8 (太平洋標準時)
 • 夏時間 UTC-7 (PDT)
ZIPコード
99362
市外局番 509
連邦情報処理標準 53-75775[2]
地名情報システム feature ID 1512769[3]

ワラワラ(Walla Walla)は、アメリカ合衆国ワシントン州ワラワラ郡にある都市。ワラワラ郡の郡庁所在地である。人口は3万4060人(2020年)。ワラワラはワシントン州の南部にあり、オレゴン州の州境から10㎞である。シアトルからは車で約5時間かかる。

ワシントン州立刑務所英語版がある。なお、ワラワラ大学英語版は、近くのカレッジプレイス_(ワシントン州)英語版にある。

スウィート・オニオン英語版の産地として有名である。多くのワイナリー (ワインの醸造所) があり、ワイン愛好家に親しまれている。

地理・気候[編集]

ワラワラは北緯46度3分54秒、西経118度19分49秒 (46.065094w, -118.330167e)[4]に位置している。

アメリカ合衆国統計局によると、総面積28.0 km2 (10.8 mi2) である。このうち28.0 km2 (10.8 mi2) が陸地であり、0.1 km2 (0.04 mi2) (0.18%) が水地である。

最高気温/最低気温
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
観測史上 最高気温(℃) 19.4 23.9 25.0 30.6 37.2 41.7 44.4 42.8 37.2 30.6 27.2 18.3
平均最高気温(℃) 4.8 8.3 13.3 64.1 22.2 26.8 32.2 31.7 26.3 18.8 10.1 4.9
平均最低気温(℃) -1.8 0.3 2.7 5.2 8.7 12.4 15.9 16.2 11.6 6.4 2.2 -1.5
観測史上 最低気温(℃) -20.0 -25.0 -15.6 -1.7 1.1 3.9 7.8 5.6 0.0 -9.4 -23.9 -25.6
降水量 (cm) 5.71 5.00 5.58 4.64 4.95 2.92 1.85 2.13 2.10 4.49 7.23 6.37
Source: USTravelWeather.com [1]

人口[編集]

人口推移
人口
18701,394
18803,588157.4%
18904,70931.2%
190010,049113.4%
191019,36492.7%
192015,503−19.9%
193015,9763.1%
194018,10913.4%
195024,10233.1%
196024,5361.8%
197023,619−3.7%
198025,6198.5%
199026,4823.4%
200029,68612.1%
201031,7316.9%

2010年国勢調査推計による人口統計データ

基礎データ

  • 人口: 31,731人
  • 世帯数: 11,537世帯
  • 家族数: 6,834家族
  • 人口密度: 956.4人/km2(2,477.0人/mi2
  • 住居数: 12,514軒
  • 住居密度: 377.2軒/km2(976.9軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 22%
  • 18-24歳: 14.5%
  • 25-44歳: 26.2%
  • 45-64歳: 23.1%
  • 65歳以上: 14%
  • 年齢の中央値: 34.4歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 男性: 51.9%
    • 女性: 48.1%

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 30.4%
  • 結婚・同居している夫婦: 42.6%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 12.0%
  • 未婚・離婚・死別男性が世帯主: 4.7%
  • 非家族世帯: 40.8%
  • 単身世帯: 33.4%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 14.2%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.43人
    • 家族: 3.10人

収入[編集]

収入と家計(2010年推計)

  • 収入の中央値
    • 世帯: 31,855米ドル
    • 家族: 40,856米ドル
    • 性別
      • 男性: 31,753米ドル
      • 女性: 23,889米ドル
  • 人口1人あたり収入: 15,792米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 18.0%
    • 対家族数: 13.1%
    • 18歳以下: 22.8%
    • 65歳以上:10.5%

歴史[編集]

1836年9月1日、マーカス・ホイットマンと妻ナーシサは、ワラワラ渓谷に到着した。彼らは、原住民族であるワラワラ族をキリスト教徒への改宗を勧めることを使命としていた。しかし、白人開拓者の移住とともに伝染病が蔓延し、免疫を持たないインディアンたちに伝染病が流行したため、ホイットマンがインディアンを死なせているのではないかと猜疑を招いた。1847年11月29日、ホイットマン夫妻と白人開拓者12人がカイユース族により殺害された。

1859年から1860年にかけて、米国陸軍大尉ジョン・ムーラン英語版により、ワラワラからフォートベントン (モンタナ州)まで続く、ムーラン・ロード英語版がつくられた。

1862年1月11日、ワラワラが正式に設立された。

1869年、ワシントン州最古の銀行であるベイカー・ボイヤー銀行英語版が設立された。

1887年、ワシントン州立刑務所が設立された。

ゴールドラッシュ時には、ワシントン州最大のコミュニティーへと成長した。その後、農業が主要産業となった。

経済[編集]

主要産業は農業であり、スウィート・オニオンが特産品である。5月から10月にかけて、中心街にある(訪問者が利用可能な)市場で販売されている。

2000年以降はブドウ園やワイナリーが成長し、2006年夏には100を超えるワイナリーがつくられた。いくつかのワイナリーは Wine Spectator、The Wine Advocate、Wine and Spirits などの出版物で最高評価を受け、世界中からワラワラ産のワインへの注目が集まった。ワインブームに乗って、市街地には高級なレストランやホテルが建造された。1900年代初頭からの歴史ある建物のひとつであるマーカス・ホイットマン・ホテルは、市街地で最も高い13階建に改装された。ワインによる経済効果は、年に100万USドル以上と言われている。

ワシントン州立刑務所は、2,000人以上を収容するワシントン州最大の刑務所である。約1,000人のスタッフが従事し、2005年には約5,500万USドル(推定)の給与が支払われている。なお、ワシントン州は死刑を適用する州であり、薬物注射と絞首を選択することができる。また、凶悪犯罪者を2,500人、スタッフをその2倍にする拡張計画が進められている。

教育[編集]

学校[編集]

交通[編集]

ワシントン州運輸局 (Washington State Department of Transportation) は、ワラワラとパスコ (ワシントン州)をつなぐ高速道路を4車線に拡張する工事をしている。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

施設[編集]


姉妹都市[編集]

特記事項[編集]

  • オフスプリング5枚目のアルバムアメリカーナには、Walla Walla という曲がある。これはワラワラについて歌ったものではなく、ワラワラに州立刑務所があることから、ワラワラを刑務所と喩えた歌である。
  • ソフトボール選手のエディ・フェイナーはこの地域の出身である。

脚注[編集]

外部リンク[編集]

  • Walla Walla Valley Chamber of Commerce
  • Walla Walla Tourism
  • City of Walla Walla
  • City of Walla Walla v. Walla Walla Water Company (U.S. Supreme Court Decision, 1898)
  • Walla Walla Union-Bulletin
  • Regent Stanley H. Barer biography
  • Walla Walla at Wikimapia
  •  この記事にはアメリカ合衆国内で著作権が消滅した次の百科事典本文を含む: Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Walla Walla". Encyclopædia Britannica (英語) (11th ed.). Cambridge University Press.
  • [2]