ワット・チェーディールワン

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ワット・チェーディールワン
วัดเจดีย์หลวงวรวิหาร
Wat Chedi Luang
Chiangmai wchluang04.jpg
再建された仏塔(チェーディー)
基本情報
座標 北緯18度47分13秒 東経98度59分11秒 / 北緯18.78694度 東経98.98639度 / 18.78694; 98.98639座標: 北緯18度47分13秒 東経98度59分11秒 / 北緯18.78694度 東経98.98639度 / 18.78694; 98.98639
宗教 仏教
地区 チェンマイ
チエンマイ県
タイ王国の旗 タイ
建設
様式 ラーンナー様式
創設者 セーンムアンマー
着工 14世紀(1391年)
完成 15世紀中頃(1441年)
建築物
横幅 54m(基壇)
奥行 54m(基壇)
最長部(最高) 86m(現在42m[1]
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ワット・チェーディールワン(ワット・チェーディー・ルアン、Wat Chedi Luang、タイ語: วัดเจดีย์หลวงวรวิหาร)は、タイ北部チエンマイの歴史的な旧市街の中心部にある仏教寺院である。現在の寺院の敷地は、もともとワット・チェーディールワン、ワット・ホータム (Wat Ho Tham) 、ワット・スックミン (Wat Sukmin) の3寺院で構成されていた[2]

歴史[編集]

寺院は、王セーンムアンマーがそこに父の遺灰を埋葬することを意図した14世紀(1391年[3])に建設が始まった。10年の建築期間の後、未完成のまま放置され、その後、建設は彼の寡婦により王の死後に続けられた。完成はおそらく安定性の問題のために王ティローカラートの統治する15世紀中頃(1441年[1])までかかった。当時の仏塔(チェーディー)は高さ82m、基壇の直径54mであり、その時代、ラーンナー全体において最大の建造物であった。1468年、東側の仏龕エメラルド仏が安置された。1545年には地震後、構造物の上部30mが崩壊し、その後まもなく1551年にエメラルド仏はルアンパバーンに移された[4]

1990年代初頭、仏塔は、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)および日本政府より資金提供を受けて再建された。しかしながらその結果として、新しく構成された部分がラーンナー様式ではなくタイ中部様式であるといわれるなど、多少賛否が分かれている。1995年には仏塔の600周年およびチエンマイ700周年を記念し[1]、黒いヒスイで作られたエメラルド仏の複製が、再建された東の仏龕に安置された[1]。その像は正式にはプラ・プット・チャルーム・シリラット (Phra Phut Chaloem Sirirat) と名付けられているが、一般にはプラ・ヨーク (Phra Yok) として知られる。

構成[編集]

市の柱の祠堂
礼拝堂内の仏立像
涅槃仏

寺院の敷地にはまた、サオインタキン英語版 (Sao Inthakin) という名のチエンマイの市の柱(ラックムアンLak Mueang)がある。それは当初ワット・サドゥムアンに位置していたが、1800年に王カーウィラによりこの場所に移された。王はまた町を守る市の柱を支えるものとして、そこに3本のフタバガキの木を植えた。その市の柱の祝祭が毎年5月に開催され6-8日間続く。

寺院の入口近くには、14世紀後半に鋳造されたプラチャオ・アッタロット(Phra Chao Attarot、「18キュビットの仏像」〈: Eighteen-cubit Buddha〉)と呼ばれる仏立像がある。仏塔の反対側には、もう1体の涅槃仏を収める別館がある。

ワット・チェーディールワンは「モンクチャット」(: monk chat)を毎日主催している。観光客は僧侶(通常見習い僧)と話し、仏教ないしタイについて何でも尋ねることができる[5]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 谷克二『タイ/ラオス歴史紀行』日経BP、2008年、(第3版)、104-105頁。ISBN 978-4-86130-336-4
  2. ^ Michael Freeman. Lanna: Thailand's Northern Kingdom. p. 74. ISBN 978-9748225272 
  3. ^ 中村浩『ぶらりあるきチェンマイ・アユタヤの博物館』芙蓉書房出版、2016年、59-60頁。ISBN 978-4-8295-0701-8
  4. ^ 'Wat Chedi Luang: Temple of the Great Stupa', in: Forbes, Andrew, and Henley, David, Ancient Chiang Mai Volume 4. Chiang Mai ,Cognoscenti Books, 2012. ASIN: B006J541LE
  5. ^ Monk chats: How to find a friendly Buddhist monk to talk to in Thailand”. 203 Challenges (2017年3月23日). 2017年8月24日閲覧。

外部リンク[編集]