ローザ・パークス・ヘンプステッド・トランジット・センター

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Hempstead
ヘンプステッド・トランジット・センター
所在地 ニューヨーク州ヘンプステッド
West Columbia Street
座標 北緯40度42分47秒 西経73度37分31秒 / 北緯40.713102度 西経73.625307度 / 40.713102; -73.625307座標: 北緯40度42分47秒 西経73度37分31秒 / 北緯40.713102度 西経73.625307度 / 40.713102; -73.625307
所有者 MTA
路線
ホーム数 島式ホーム2面
線路数 8
接続 現地の交通機関 ナッソー・インターカウンティ・エクスプレス英語版: 下記参照
現地の交通機関 トレイルウェイズ・オブ・ニューヨーク英語版: ニューパルツ-キングストン便
現地の交通機関 グレイハウンド・ラインズ
Local Transit ショートライン・バス英語版: 495
建築物
駐車場 あり
アクセシビリティ 対応
その他
運賃区画 ゾーン4
歴史
開業 1872年(鉄道)、1993年(バス)
改築 1881年、1913年、1943年(移転)、1963年、2002年
電化 1908年5月26日
750V (DC) 第三軌条方式
利用状況
乗客数 (2006)3,614[1]
サービス
券売機
前の駅   ロングアイランド鉄道   次の駅
ヘンプステッド支線 始点/終点
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ローザ・パークス・ヘンプステッド・トランジット・センター: Rosa Parks Hempstead Transit Center)とはニューヨーク州ヘンプステッドのジャクソン・ストリートとウェスト・コロンビア・ストリートの間にあるナッソー・インターカウンティ・エクスプレス英語版の利用者用の屋内施設である。この施設はロングアイランド鉄道 (LIRR) のヘンプステッド支線の終点でもある。19路線が使用しており、このトランジット・センターは2番目にナッソー・インターカウンティ・エクスプレスかLIRRを利用する通勤者にとって主要な乗換駅でもある。この施設は待合所や運行情報、メトロカードの券売機、ニューススタンド、トイレを提供している[2]。2012年現在、LIRRは平日にここを発車する列車を28本、到着する列車を28本設定している。

歴史[編集]

鉄道のターミナル[編集]

ヘンプステッド駅は当初ロング・アイランド・セントラル鉄道英語版 (CRRLI) の停車場として1872年10月と12月の間のいつかに、メイン・ストリートとフルトン・アベニュー英語版の交差点の角に建設された。When the Long Island Rail Road acquired the CRRLI in 1878, this Hempstead Station and terminus came with it, replacing the former 1839-built Hempstead Station, which ran along the original Hempstead Branch.[3][訳語疑問点]

この駅は1881年7月に改築され、1913年に取り壊された。A second brick station was built in February 1913, which was designed to have trains terminate behind the building rather than alongside of it.[訳語疑問点]これは1912年1月の事故(鈍行列車が停車していた客車に追突、フルトン・アベニューに押し出し、向かい側の建物に突入させ2人が死亡した事故)が原因であった[4]。1941年12月30日と1943年の間、線路が削減され同駅がコロンビア・ストリートへ移転した時にサービスが一時中断された。この事業の工事が終了するまで仮設駅がかつての地点から1,265フィート西に設置された。この移転と線路工事の完了時に2番目の駅は再開された。しかし、その駅は1962年12月31日に火災にあい1963年4月に改築された。この駅は1998年に取り壊され、1999年と2002年の間に建設されたより一層精巧な3番目の停車場に置換された。

駅構造[編集]

5 ヘンプステッド支線 ニューヨーク方面 カントリー・ライフ・プレス
6 ヘンプステッド支線 ニューヨーク方面 (カントリー・ライフ・プレス)
7 ヘンプステッド支線 ニューヨーク方面 (カントリー・ライフ・プレス)
8 ヘンプステッド支線 ニューヨーク方面 (カントリー・ライフ・プレス)

この駅は高床の島式ホームを2面有し、どちらも有効長は8両である。東側のプラットホームは5・6番線に隣接し、西側のプラットホームは7・8番線に隣接している。

ヘンプステッド支線はこの場所では線路が8本ある。プラットホームの東にあるがそれらと隣接していない4本の線路は留置線である。

バスターミナル[編集]

1993年、ヘンプステッド・トランジット・センターの建設が完了し開業された。新しい鉄道駅と合わせて、その建設工事は市長のジェームズ・A・ガーナー英語版による、ヘンプステッド英語版を再開発し「ロングアイランドの中心」として目立つ場所に戻す手助けするための計画の一環であった[2]。当初のヘンプステッドのバスターミナルはジャクソン・ストリートとメイン・ストリートの交差点の角にあるジャクソン・ストリートの向かい側にあった。その区画には現在グレイハウンドのバス停や様々な企業がある。新しいトランジット・センターは当初のターミナルよりも多くのバスの収容が可能であり、またナッソー・インターカウンティ・エクスプレスの路線のほぼ半分がヘンプステッドを通ることを可能とする。ヘンプステッドはかつてのlevel of prominence[訳語疑問点]に一度も到達したことがないにも関わらず、新しいターミナルや鉄道駅、多くの新規事業の設立がロングアイランドの中心としてヘンプステッドを再建することを手助けしている。

「ローザ・パークス」という名称[編集]

2006年2月14日、ナッソー郡の郡長、トーマス・スオジ英語版がヘンプステッド・トランジット・センターを公民権運動の先駆者であるローザ・パークスに敬意を表して改名すると発表した。スオジは以下のように述べた。「彼女の記憶と彼女の重要な仕事を尊重するため、アメリカ史において最も重要な象徴の1つとなるように今日我々はこの重要なトランジット・ハブを改名する。[訳語疑問点]」 ("“To honor her memory and that of her important work, today we are renaming this vital transit hub for one of the most important figures in American history.) 同ターミナルの改名に加えて、晩年のモネータ・スリート・ジュニア英語版、ジム・ペプラー(ニュースデイ英語版の写真家)、ハーバート・ランドール英語版を含むその時代の不安をカバーしたフォトジャーナリストの写真や記事を通じて平等のための苦闘の物語を伝えるために、公民権運動の常設展示が建設される予定である[5]So far, a column in the back of the bus terminal has been renovated with black marble, engraved with a large image of Rosa Parks and her story below.[訳語疑問点]

路線[編集]

ヘンプステッド・トランジット・センターには、19路線が乗り入れる。日中の出発の割り当ては以下に記し、このターミナルが閉鎖される深夜帯はすべてのバスがこのターミナルからすぐ北の駅前広場 (Station Plaza) のウェスト・コロンビア・ストリートに停車する。

Bay # 路線 目的地 経由する街路 備考
1 N31英語版 ヘンプステッド・アベニュー、ウェスト・ブロードウェイ、セントラル・アベニュー
  • 日曜運休。
2 N32英語版 ヘンプステッド・アベニュー、ブロードウェイ、セントラル・アベニュー
3 N15英語版 ウッドフィールド・ロード、ロングビーチ・ロード
4 N41英語版 ナッソー・ロード、バビロン・ターンパイク
5 N40英語版 ナッソー・ロード、ノース・メイン・ストリート
6 N16英語版 フランクリン・ストリート、ヘンプステッド・アベニュー(ロックビル・センター)、
  • 日曜運休。
N17英語版 ノース・ビレッジ・アベニュー
  • 平日のみ運行。
7 N35英語版 ボールドウィン・ロード、グランド・アベニュー
8 N6X英語版 ヘンプステッド・ターンパイク英語版
  • 急行路線
  • 平日のみ運行。
9
10 N6英語版 ヘンプステッド・ターンパイク英語版
  • 各駅停車。
  • 常時運行。
11
12 N41英語版 フランクリン・アベニュー
13 N40英語版
14 N27英語版 ジャクソン・ストリート、ウェストバリー・ブルバード、オーク・ストリート、
グレンコーブ・ロード、ロズリン・ロード、グレンコーブ・アベニュー
  • 平日のみ運行。
N23英語版 ジャクソン・ストリート、ウェストバリー・ブルバード、オーク・ストリート、
グレンコーブ・ロード、ミドル・ネック・ロード、ニュー・ショア・ロード
  • オフピーク時間帯のみ運行
15 N6X英語版 Weekday rush hour service extension to NCC.[訳語疑問点]
N16英語版 ジャクソン・ストリート、ウェストバリー・ブルバード、NCC
  • 日曜運休
16 N6X英語版 Weekday rush hour service extension to NCC.[訳語疑問点]
N35英語版 クリントン・ストリート、NCC、ポスト・アベニュー
  • ナッソー・コミュニティ・カレッジへは平日のみ。
17 N15英語版 ワシントン・アベニュー
18 N54英語版 エルサレム・アベニュー英語版、ワシントン・アベニュー、ルーデン・アベニュー
  • 日曜運休。
N55英語版 エルサレム・アベニュー、ブロードウェイ (107号線)英語版
  • ウェストフィールド・サンライズの東は日曜運休。
19 N71英語版 ヘンプステッド・ターンパイク英語版、カーマンズ・ロード
20 N70英語版 ヘンプステッド・ターンパイク英語版、スミス・ロード
  • 平日のみ。
21 N72英語版 ヘンプステッド・ターンパイク英語版109号線英語版
22 N48英語版 フロント・ストリート英語版、カーマンズ・アベニュー、ノース・ブロードウェイ (106号線)英語版
  • 日曜運休。
23 N49英語版 フロント・ストリート、ニューブリッジ・ロード/ノース・ブロードウェイ英語版
24 N46英語版 フロント・ストリート、メリック・アベニュー、プロスペクト・アベニュー、
イースト・メドウ・アベニュー、ベルモア・ロード
  • ラッシュ時のみ運行。
N47英語版 メリック・アベニュー、プロスペクト・アベニュー、イースト・メドウ・アベニュー、
ニューブリッジ・ロード英語版ヘンプステッド・ターンパイク英語版、フロント・ストリート

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Average weekday, 2006 LIRR Origin and Destination Study
  2. ^ a b “LIRR Hempstead Station Hub Reconstruction Work Marked by Dedication Ceremony”. Three Village Times. (1999年3月19日). オリジナルの2008年9月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080906222113/http://www.antonnews.com/threevillagetimes/1999/03/19/news/railroad.html 2009年9月4日閲覧。 
  3. ^ LIRR, CRRLI, and SSRRLI map of Hempstead and Vicinity (Unofficial LIRR History Website)
  4. ^ LIRR Wrecks (TrainsAreFun.com)
  5. ^ "Suozzi Announces Hempstead Transit Center to be Renamed the Rosa Parks Hempstead Transit Center in Honor of Civil Rights Leader" (Press release). Nassau County. 14 February 2006. 2009年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月4日閲覧

外部リンク[編集]