ロンダ・ラウジー

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ロンダ・ラウジー
Ronda Rousey.jpeg
基本情報
本名 ロンダ・ジーン・ラウジー
(Ronda Jean Rousey)
通称 ロウディ (Rowdy)
アームバー・クイーン (Armbar Queen)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 1987年2月1日(28歳)
出身地 カリフォルニア州リバーサイド
所属 チーム・ハヤスタン
グレンデール・ファイトクラブ
身長 168cm
体重 61kg
リーチ 168cm
階級 バンタム級
スタイル 柔道
テーマ曲 Bad Reputation
ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ)
テンプレートを表示
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
女子 柔道
オリンピック
2008 北京 70kg級
世界柔道選手権
2007 リオ・デ・ジャネイロ 70kg級
世界ジュニア柔道選手権
2004 ブダペスト 63kg級
2006 サントドミンゴ 63kg級
パンアメリカン競技大会
2007 リオ・デ・ジャネイロ 70kg級
パンアメリカン大陸柔道選手権大会
2004 63kg
2005 63kg
2006 63kg

ロンダ・ラウジーRonda Rousey、女性、1987年2月1日 - )は、アメリカ合衆国総合格闘家、元柔道家カリフォルニア州リバーサイド出身。チーム・ハヤスタン/グレンデール・ファイトクラブ所属。柔道四段。現UFC世界女子バンタム級王者。元Strikeforce女子バンタム級王者。

母親のアン・マリア・ラウジー・デマルスは元柔道家で、1984年の世界選手権56kg級で優勝している[1]

来歴[編集]

柔道[編集]

11歳から柔道を始めた[2]。それまでは父親の影響で水泳をやっていたが、8歳に頃に父親が亡くなって以来、水泳はやっていない[3]

2004年、17歳の時に開催されたアテネオリンピックに63kg級で出場したが、一回戦敗退[4]
また、同じ年に開催された世界ジュニア柔道選手権63kgに出場し、金メダルを獲得した。

2006年、世界ジュニア柔道選手権63kg級に出場し、銅メダルを獲得した。

2007年、階級を70kgにあげ、世界柔道選手権で銀メダル、パンアメリカン競技大会で金メダルを獲得した。

2008年、北京オリンピックに出場。準々決勝でオランダエディス・ボッシュに敗れたが、敗者復活戦を勝ち上がり、銅メダルを獲得した[5]

2009年には谷本歩実の紹介でコマツに1年間柔道留学する契約を結んだものの、僅か5日間で逃げ出した。ロンダの指導者であったジミー・ペドロは「みっともない思いをさせられた」と嘆くことになった[6]

総合格闘技[編集]

2010年8月6日に開催されたCombat Fight Leagueでアマチュア総合格闘技デビューを果たし、1R23秒腕ひしぎ十字固めで勝利した[7]。 その後、アマチュアで2戦し、いずれも勝利している。

2011年3月27日、King of the Cageでプロデビュー。

2012年3月3日、Strikeforce: Tate vs. Rouseyの女子バンタム級タイトルマッチでミーシャ・テイトに挑戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収め王座獲得に成功した[8]

2012年8月18日、Strikeforce: Rousey vs. Kaufmanの女子バンタム級タイトルマッチでサラ・カフマンと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収め初防衛に成功した。

2012年12月6日、Strikeforce女子バンタム級廃止に伴いUFCに移籍。そのまま初代UFC女子バンタム級王者に認定された。

UFC[編集]

2013年2月24日、UFC初参戦となったUFC 157でリズ・カムーシェとUFC史上初となるUFC世界女子バンタム級タイトルマッチを行い、1Rに腕ひしぎ十字固めで勝利し、タイトルを防衛した[9]。この試合はPPVを約50万件販売して、女子格闘家がメインイベントに登場した試合としては最高記録を樹立した。これまでの最高記録はボクシングのレイラ・アリジャッキー・フレージャー・ライドの12万5千件であったが大幅にこれを更新した[10]

2013年12月28日、UFC 168にて女子バンタム級ランキング2位のミーシャ・テイトと再戦。再三テイクダウンを奪い、3Rに腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収めるも、試合直後のテイトからの握手を拒否し観客からブーイングを浴びた。

2014年2月22日、UFC 170でレスリング五輪銀メダリストで女子バンタム級ランキング4位のサラ・マクマンと対戦し、首相撲からの膝蹴りで1RTKO勝ちを収め、3度目の防衛に成功。また、自身のキャリアにおいて腕ひしぎ十字固め以外での初めての決まり手となった。

2014年7月5日、UFC 175で女子バンタム級ランキング2位のアレクシス・デイビスと対戦し、開始16秒でKO勝ちを収め4度目の王座防衛に成功。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2014年7月16日、格闘家としては初となるESPY年間最優秀女性アスリート賞を受賞した[11]

2014年12月16日、リーボックとスポンサー契約を結んだ[12]

2015年2月28日、UFC 184のUFC世界女子バンタム級タイトルマッチで女子バンタム級1位のキャット・ジンガーノと対戦し、開始14秒にストレートアームバーで一本勝ちを収め5度目の防衛に成功。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。UFC最短防衛記録を更新した。

人物・エピソード[編集]

  • エメリヤーエンコ・ヒョードルの大ファンであり、彼の子供なら57人産みたいと語った事もある[2]
  • 総合格闘技ならフロイド・メイウェザー・ジュニアにも勝てると発言したことが物議を醸す。一般紙のロサンゼルス・タイムズが読者に勝敗予想アンケートを実施したが、ラウジーが勝利するとした予想がメイウェザー勝利予想を10%以上上回った[13]。また、マニー・パッキャオもMMAでならラウジーはメイウェザーに勝てる、と発言している[14]
  • ヒールキャラとして知られ、ブーイングを浴びる事が多い。本人は「私はいつだってヒールになりたかった」「スポーツ界においてはスポーツマンシップに反する瞬間こそが最も印象的な場面になる」などと語っている[15]
  • 2013年に雑誌タイムの「世界を変える30歳以下の人物30人」の1人に選ばれた[16]
  • 経済専門誌フォーブスによると2013年の収入は5億円前後で、惜しくも女性アスリート世界長者番付ベスト10から漏れた[17]
  • ポケモン好きであり、一番好きなポケモンにはミュウを挙げている[18][19]
  • ラウジーと同じジムで柔道を練習していたプロボクサービック・ダルチニアンが「女に投げられたり、極められたりする事など有り得ない」と豪語したところ、ラウジーに何度も投げられ、腕ひしぎ十字固めを極められかけた、という逸話が存在する[20]
  • 過去にバーテンダーやカクテル・ウェイトレスとして働いていた経験があり[2]、酒についての知識を持っているが、ほとんど酒は飲まない。お気に入りの酒はマルベックピノ・ノワールとのこと[21]

戦績[編集]

プロ総合格闘技[編集]

総合格闘技 戦績
11 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
11 2 9 0 0 0 0
0 0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
キャット・ジンガーノ 1R 0:14 ストレートアームバー UFC 184: Rousey vs. Zingano
【UFC世界女子バンタム級タイトルマッチ】
2015年2月28日
アレクシス・デイビス 1R 0:16 KO(パウンド) UFC 175: Weidman vs. Machida
【UFC世界女子バンタム級タイトルマッチ】
2014年7月5日
サラ・マクマン 1R 1:06 TKO(ボディへの膝蹴り) UFC 170: Rousey vs. McMann
【UFC世界女子バンタム級タイトルマッチ】
2014年2月22日
ミーシャ・テイト 3R 0:58 腕ひしぎ十字固め UFC 168: Weidman vs. Silva 2
【UFC世界女子バンタム級タイトルマッチ】
2013年12月28日
リズ・カムーシェ 1R 4:49 腕ひしぎ十字固め UFC 157: Rousey vs. Carmouche
【UFC世界女子バンタム級タイトルマッチ】
2013年2月24日
サラ・カフマン 1R 0:54 腕ひしぎ十字固め Strikeforce: Rousey vs. Kaufman
【Strikeforce女子バンタム級タイトルマッチ】
2012年8月18日
ミーシャ・テイト 1R 4:27 腕ひしぎ十字固め Strikeforce: Tate vs. Rousey
【Strikeforce女子バンタム級タイトルマッチ】
2012年3月3日
ジュリア・バッド 1R 0:39 腕ひしぎ十字固め Strikeforce Challengers 20 2011年11月18日
サラ・ダレリオ 1R 0:25 腕ひしぎ十字固め Strikeforce Challengers 18 2011年8月12日
シャルメーヌ・ツイート 1R 0:49 腕ひしぎ十字固め HKFC: School of Hard Knocks 12 2011年6月17日
エディエンヌ・ゴメス 1R 0:25 腕ひしぎ十字固め KOTC: Turning Point 2011年3月27日

アマチュア総合格闘技[編集]

総合格闘技 戦績
3 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
3 0 3 0 0 0 0
0 0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
テイラー・ストラットフォード 1R 0:24 腕ひしぎ十字固め Tuff-N-Uff: Las Vegas vs. 10th Planet Riverside 2011年1月7日
オータム・リチャードソン 1R 0:57 腕ひしぎ十字固め Tuff-N-Uff: Future Stars of MMA 2010年11月12日
ヘイデン・ムニョス 1R 0:23 腕ひしぎ十字固め CFL: Ground Zero 2010年8月6日

獲得タイトル[編集]

出演[編集]

映画[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Biography and Profile of Ronda Rousey
  2. ^ a b c ロンダ・ラウジー UFC公式サイト
  3. ^ Biography and Profile of Ronda Rousey about sports 2015年2月13日
  4. ^ http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/judo/athens/data/result/juwomhalfmidw-qua.html yahooニュース 2004年9月3日
  5. ^ http://www.judo.or.jp/article-reader/internal-1.0.php?id=765- 第29回オリンピック競技大会 8/13 みどころ
  6. ^ 「米国版・正気塾!虐待を乗り越えた金メダリスト ケイラ・ハリソンとジミー・ペドロの挑戦」ゴング格闘技 イースト・プレス、2012年11月号、72頁-76頁 
  7. ^ http://www.sherdog.com/events/CFL-Ground-Zero-18729 Sherdog
  8. ^ Ronda Rousey: Is the New Strikeforce Champion the Best Finisher in All of MMA?2012年3月9日閲覧
  9. ^ UFC初女子王座戦はラウジーが腕十字で防衛 リョートはダンヘン撃破2013年2月24日
  10. ^ UFC 157 Estimated at 500,000 PPV Buys, Cements Ronda Rousey as UFC StarBleacher Report 2013年2月17日
  11. ^ Ronda Rousey wins 2014 ESPY for Best Female Athlete MMA Fighting 2015年3月11日
  12. ^ Reebok announces partnership with UFC champs Jon Jones and Ronda Rousey MMAjunkie 2014年12月16日
  13. ^ Ronda Rousey says she could beat Floyd Mayweather Jr. in a fightLos Angeles Times 2014年3月6日
  14. ^ Manny Pacquiao believes Ronda Rousey is 'strong enough' to beat Floyd Mayweather in MMA Bloody Elbow 2015年3月14日
  15. ^ Ronda Rousey: 'I always wanted to be the heel' Bloody Elbow 2014年1月11日
  16. ^ These Are the 30 People Under 30 Changing the World The TIME 2013年12月4日
  17. ^ [1] 2014年8月12日
  18. ^ Ronda Rousey explains how her Pokemon obsession began 2014年9月21日
  19. ^ SHOOTING THE $%#& WITH RONDA ROUSEY!!! Youtube 2014年9月21日
  20. ^ Ronda ROUSEY OWNS 8th Ranked BOXER Vic DARCHINYAN UnderGround Forums 2014年2月13日
  21. ^ An Intimate Conversation with UFC Fighter Ronda Rousey YAHOO!BEAUTY 2015年3月11日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
ミーシャ・テイト
第4代Strikeforce女子バンタム級王者

2012年3月3日 - 2012年12月6日

次王者
王座廃止
前王者
王座新設
初代UFC世界女子バンタム級王者

2012年12月6日 - 現在

次王者
N/A