ロングアイランド・アイスティー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロングアイランド・アイスティー
基本情報
種別 ロングドリンク
作成技法 ビルド
琥珀色
グラス   コリンズグラス
アルコール度数
度数
25度以上[1]
国際バーテンダー協会のレシピ
ベース テキーラ
装飾材料 レモンスライス
材料
テキーラ …… 15ml
ジン …… 15ml
コアントロー …… 15ml
ガムシロップ …… 20ml
コーラ …… 適量
テンプレートを表示

ロングアイランド・アイスティー (英語: Long Island iced tea) はカクテルの名称。紅茶を一滴も使わずに、見た目および味を紅茶に近づけた点が特徴のロングドリンクである。飲みやすくアルコールの強さを感じさせないが、ウォッカジンテキーララム酒が使用されており、実際はかなりアルコール度数が高い。このため、「レディキラーカクテル」という異名をもつカクテルの1つである[2]

由来[編集]

1970年代アメリカニューヨーク州東部のロングアイランドで誕生したため、この名がつけられた。オーク・ビーチ・インのバーテンダーだったロバート・バッツが考案したと言われている[3][4]。一方で、テネシー州の同名の街から名付けられたという説もある[5]

レシピの例[編集]

国際バーテンダー協会のレシピを以下に記す[6]

材料[4]
作り方
  1. 全ての材料をハイボールグラスに入れる。
  2. ゆっくりとかき混ぜる。
  3. 好みでレモンスライスを飾る。

上述の国際バーテンダー協会では使用されていないが、ウォッカを他の酒と等量使用するレシピのほうが古くからある[4]。また、ウォッカを入れてホワイト・ラムを抜くレシピも存在する[4]

作り方もコーラ以外の材料をシェイクしてコリンズグラスに注ぎ、コーラを加えて軽く混ぜる手法もある[4]

出典[編集]

  1. ^ ロングアイランド・アイスティー レシピ”. サントリー. 2022年9月10日閲覧。
  2. ^ 絵音「女性がつい飲んでしまうお酒」『合コン女王が教える 2時間で女ゴコロをつかむ技術』イースト・プレス、2013年。ISBN 978-4781670867 
  3. ^ DeGroff, Dale (2002), The Craft of the Cocktail, New York: Clarkson Potter, ISBN 0609608754 
  4. ^ a b c d e 福西英三『カクテル教室』保育社、1996年、97頁。ISBN 978-4586508877 
  5. ^ 26種類のお酒・アルコールの名前についてその由来がわかる「26 Alcoholic Drink」”. GIGAZINE (2013年6月28日). 2022年9月10日閲覧。
  6. ^ Long Island Ice Tea”. 国際バーテンダー協会. 2022年9月10日閲覧。

関連項目[編集]