ロマンス (大江千里の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロマンス
大江千里シングル
B面 思い立ったら吉日
リリース
規格
ジャンル J-POP
時間
レーベル EPIC/ソニー
作詞・作曲 大江千里
大江千里 シングル 年表
  • ロマンス
  • (1984年)
テンプレートを表示

ロマンス」は、大江千里の楽曲である。1984年7月21日に5作目のシングルとして発売された。

解説[編集]

後に8cmシングルCDで1989年10月21日に再発売された。

大江が初めて小室哲哉編曲を依頼したシングル。

編曲作業にあたり、小室はまず大江によるピアノの伴奏のみのデモテープをもらい、大江から「ハワード・ジョーンズが好きだから、ドラムの音をすごく過激にして!」と頼まれた。それに対して小室が構築した基本的なアレンジは「E-mu DrumulatorSimmonsの過激な音」「シャノンの楽曲に出てくる様なエレクトリックパーカッション」「ハワードの拡がる様な音」「生のコンガ」「ハイハットやシンバルを使わないでリズムを作る」という形になった。イントロはリードシングルなのであまり凝らずに4小節だけ足す程度に留めた[1]。レコーディングの本番では生のミュージシャンだったら、2曲で2時間かかる構成だったが、本作では1曲に6~7時間かかった[2]

表題曲のライヴ・バージョンが、1988年6月22日発売されたシングル『GLORY DAYS』のカップリング曲として収録。

収録曲[編集]

全曲 作詞・作曲:大江千里、編曲:小室哲哉

  1. ロマンス (2:46)
    長らくアルバム未収録となっていたが、2022年に発売のシングルコレクションアルバム『Senri Oe Singles』でアルバム初収録となった[3]
  2. 思いたったら吉日 (3:19)
    アルバム未収録。

脚注[編集]

  1. ^ 株式会社プレイヤー・コーポレーション刊「Player」1984年8月号「KEYBOARD MANUAL 第8回 『哲哉式編曲法』パート1」p.219より。
  2. ^ 株式会社プレイヤー・コーポレーション刊「Player」1984年9月号「KEYBOARD MANUAL 第9回 「『哲哉式編曲法』パート2」p.221より。
  3. ^ 大江千里シングルコレクション発売、松田聖子や渡辺美里らへの提供曲16曲も収録”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2022年4月1日). 2022年5月22日閲覧。