ロボット支援手術

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手術用ロボット

ロボット支援手術(ロボットしえんしゅじゅつ)とは、マスタースレイブ内視鏡下手術用のロボットマニピュレータを用いた手術である。

概要[編集]

胸腔ないし腹腔の内視鏡下手術用ロボットとして患者への低侵襲な手術を可能にするために3Dカメラを備え、アームの先端には、人間の手首に相当する関節があり、先端を自由に曲げることが出来る。

開発の歴史[編集]

元々は、1990年代にアメリカ陸軍が軍用に開発を依頼したものである。アメリカ本土またはアメリカ空母に滞在中の医師によって、遠隔操作で戦場の負傷者に対して必要な手術を行うことが目的とされた。しかし、湾岸戦争が予想より早く終結したために開発は軍の関与を離れ、以後民間で開発が続けられ、1999年にDa Vinciが完成。2000年7月にアメリカ食品医薬品局(FDA)より承認された。インテュイティヴ・サージカル社や複数の企業で開発、生産される。

東京工業大学では空気圧を使用した手術支援ロボットの開発が進められる[1]。空気圧を用いることによって患部に触った力を鉗子につながった空気圧シリンダーを通じて術者にフィードバックできる[2][3]

普及状況[編集]

代表的な機種であるDa Vinciは2014年までに、米国2,153台、欧州322台、アジア322台、全世界で約3,100台が導入されていて日本国内では2015年末現在で大学病院を中心に211台導入されている。中国は天津大、南開大、天津医科大の共同プロジェクトとして、da Vinciに瓜二つの「妙手A」という名称の手術ロボットを開発し、2010年7月天津市科学技術委員会が承認した[4]。その他にGoogle東京工業大学でも類似のロボットが開発されている。

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]