ロトの娘たち

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ヤン・マセイス、『ロトとその娘たち』 1565年

ロトの娘たち(ロトのむすめたち)は、 4人おり、その内の名前が不明な2人は創世記に登場する。それ以外の2人は、ヤシャルの書英語版に記述されている[1]。創世記19章には2人の娘しか言及されておらず、ロトとその家族はソドムに住んでいる。2人の天使がソドムに訪れると、ロトは彼らを歓迎する。しかし、町の住民たちがロトの家を包囲し、彼らに2人の客人を強姦させることを要求する。ロトは代わりに処女である2人の娘を差し出そうとする(19:8)。暴徒たちがロトの申し出を拒否すると、天使はこれから町が悉く滅ぼされるのでその前にロトとその家族が町を去るよう警告する。

逃亡の途中でロトの妻は塩の柱に変わるが、ロトとその娘たちはゾアル英語版に逃げ延び、山の洞窟に住む。ロトの娘たちは父親を酒で酔わせ、彼が知らないまま、二連夜にわたって父親とセックスをする。二人はどちらも妊娠する。上の娘はモアブを産み、下の娘はベン・アミを産む。

1783年、オノーレ・ミラボーは、ロトの娘たちはソドムの火と硫黄は世界の終わりであることを恐れていたが、それは実際12時間しか持続しなかったと考えた。ミラボーは、ロトの娘たちは「彼女らの父親に対する彼女らによる冒涜の結果を予期していなかった」と述べている。年長の娘は、最初にこの行為を行うことに決めた。過度のアルコール近親相姦に対する心理的な忌まわしさに耐えるために使用された。年少の娘は翌日の夜、行為をした。1人の息子がモアブ人の始祖となり、もう1人の息子ベン・アミがアモン人の始祖となった[2]

参考文献[編集]