コンテンツにスキップ

ロック=エギネール=サン=テゴネック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Loc-Eguiner-Saint-Thégonnec
行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) ブルターニュ地域圏
(département) フィニステール県
(arrondissement) モルレー郡
小郡 (canton) サン=テゴネック小郡
INSEEコード 29410
郵便番号 29127
市長任期 フランソワーズ・ラウー
2008年 - 2014年
自治体間連合 (fr) Communauté d'agglomération du Pays de Morlaix
人口動態
人口 320人
2010年
人口密度 40人/km2
住民の呼称 Éguinérien, Éguinérienne
地理
座標 北緯48度28分 西経3度58分 / 北緯48.47度 西経3.97度 / 48.47; -3.97座標: 北緯48度28分 西経3度58分 / 北緯48.47度 西経3.97度 / 48.47; -3.97
標高 平均:m
最低:83m
最高:181m
面積 8.02km2
Loc-Eguiner-Saint-Thégonnecの位置(フランス内)
Loc-Eguiner-Saint-Thégonnec
Loc-Eguiner-Saint-Thégonnec
公式サイト Site de la commune
テンプレートを表示

ロック=エギネール=サン=テゴネックまたはロケギネール=サン=テゴネックLoc-Eguiner-Saint-Thégonnecブルトン語:Logeginer-Sant-Tegoneg)は、フランスブルターニュ地域圏フィニステール県のかつてのコミューン

地理

[編集]
聖エギネールの泉

ロック=エギネール=サン=テゴネックは、同じ県内のプルディリ郡にあるロック=エギネールと混同してはならない。コミューンの長であるフランソワーズ・ラウーは、2010年にこう述べている。『小さな村ロック=エギネール=サン=テゴネックは、サン=テゴネックとロック=エギネールというコミューンの名前との類似に悩まされている。手紙は届かず誤ったコミューンに郵送される。観光客は行き先を間違える。少なくとも週に二度ある。』[1]

沿岸河川のペンゼ川に囲まれている。これは隣のコミューン、サン・ソヴールとの境界になっている。村は標高約110mの位置にある。

歴史と由来

[編集]
教会の庭に残る鉄器時代の石碑。キリスト教伝来後は、キリスト磔像が付け足されマイルストーンとなった

コミューン名は、ブルトン語のlok(専用の場所を意味する)、聖エギネール(fr:Saint Éguiner、5世紀にアイルランドからブルターニュへ伝道のため、石の船で渡ったとされる聖人)に由来する[2]

ロック=エギネール=サン=テゴネックは、古代からブルターニュ内陸部を横断する通路の場所であった。鉄器時代からの石碑があり、ローマ時代にはウォルギウム(現在のプルゲール)からトレンテ(現在のランデダ)間のローマ街道に沿ってマイルストーンに置き換えられた(ローマ時代のタイル装飾された部分が見つかっている)。中世の間にキリスト教が布教し、狭い教会囲い地の中に村があった[3]。最初に名前が登場するのは1652年である。

10世紀から13世紀の間に、封建時代のモットが、村に近接した堀の掘られた所に築かれた。高さは120m、円周は12mであった。ローマ時代からある道を引き継いだ、ペンゼ川を渡る道を監視するためのものだった[4]

長い間、ロック=エギネール=サン=テゴネックは、プルネウール・メネズ教区の小教区で、コミューン名と同じ聖エギネールだけでなく聖ジャン・バティストに献堂された教会を持っていた。村からそれほど遠くないラ・フイエに、エルサレムの聖ヨハネ騎士団のコマンドリーが存在していたからである。

村は、1955年5月25日より、現在のロック=エギネール=サン=テゴネックが正式名称となった[5]

2016年1月1日、サン=テゴネックと合併し、新たにサン=テゴネック・ロック=エギネールとなった。

経済

[編集]

16世紀から17世紀、プルネウール・メネズにおいてアマと麻による織物製造が非常に発展した。これはルレック修道院に近かったことが一因である[6]。聖職者たちはこのような経済活動の発展を奨励し、のちにロック=エギネール=サン=テゴネックとなる教区を含む一部から、julod(織物製造や皮革製造を行う裕福な農民)という社会的階層の出現を促した。

人口統計

[編集]
1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2010年
418 381 366 332 319 336 325 320

参照元:1999年までEHESS[7]、2000年以降INSEE[8][9]

脚注

[編集]