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レニー・カストロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
レニー・カストロ
Lenny Castro
レニー・カストロ（2015年）
基本情報
生誕 (1956-09-19) 1956年9月19日（68歳）
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク
職業 セッション・ミュージシャン、ソングライター、作曲家
担当楽器 パーカッション
公式サイト www.hardhnds.com

レニー・カストロ（Lenny Castro、1956年9月19日 - ）は、アメリカ合衆国ロサンゼルス地域を中心に活動するパーカッショニスト[1]。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、アデル、マルーン5、U2、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、ローリング・ストーンズなど、数百ものアルバムに参加し、史上最も多作なパーカッショニストの一人となっている。

生い立ち

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カストロはプエルトリコ系の両親のもと、ニューヨークで生まれ育った。父のヘクター・カストロは、ジョニー・パチェーコなどのラテン系アーティストと活動するキーボード奏者だった。カストロは音楽芸術高校に通い、クラシック・パーカッションを学んだ[2]。

略歴

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高校卒業後、ニューヨーク周辺の地元バンドで演奏していたカストロは、19歳の時に歌手メリサ・マンチェスターに見出され、彼女のパーカッショニストとしてツアーに参加した[3]。その後、マンチェスターと共にロサンゼルスに移り、そこでプロデューサーのリチャード・ペリーに紹介された。ペリーはダイアナ・ロスのアルバム『ベイビー・イッツ・ミー』でカストロを演奏させ、そこでセッション・ドラマーのジェフ・ポーカロと出会うことになる[4]。

その後、カストロはポーカロらを擁するTOTOのデビュー・アルバムに伴うツアーへ招かれ、その後もスタジオ・レコーディングに参加した[5]。バンドへの貢献としては、ヒット・シングル「アフリカ」があり、この曲で使用されている民族的なパーカッションを演奏している[6]。

フリーランス・ミュージシャンとして、カストロはスティーヴィー・ニックス、ジョー・サンプル、エリック・クラプトンなど、数多くのミュージシャンたちとレコーディングを行っており、クラプトンとはグラミー賞受賞曲「ティアーズ・イン・ヘヴン」で共演している[7][8][9]。

カストロはザ・クルセイダーズとして参加したアルバム『ルーラル・リニューアル』で、第46回グラミー賞の最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバムにノミネートされた[10]。

脚注

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  1. ^ Flans, Robyn (January 1998). “Brothers in Rhythm: The LA Percussionist Roundtable”. Modern Drummer 22 (1): 52. https://www.moderndrummer.com/wp-content/uploads/2017/07/md218cs.pdf. 
  2. ^ Flans, Robyn (April 1989). “Lenny Castro”. Modern Drummer 13 (4): 24–27. https://www.moderndrummer.com/wp-content/uploads/2017/06/md113cs.pdf. 
  3. ^ Maui Beat (2013年9月5日). “Lenny Castro heats up Maui Jazz & Blues Festival” (英語). Maui News. 2022年4月28日閲覧。
  4. ^ Bentley, Mary (2006年4月). “The Sidemen of Smooth Jazz: Lenny Castro”. SmoothViews. 2022年4月28日閲覧。
  5. ^ Robinson, John (2017年1月11日). “Lenny Castro – Percussionist with Adele, Rolling Stones, Elton John & More”. Vinyl Night. 2022年4月28日閲覧。
  6. ^ Flans, Robyn (2005). “Toto's "Africa"”. Mix 29 (8): 132. https://www.proquest.com/docview/196897162/. 
  7. ^ Chonin, Neva (1998年8月3日). “Stevie Nicks Still Twirls In the Spotlight”. San Francisco Chronicle. 2022年4月28日閲覧。 “"Backed by an able seven-piece band that included the amazing percussionist Lenny Castro..."”
  8. ^ Robins, Wayne (1991年4月13日). “Brand name jazz beating the generic”. Newsday. 2022年4月28日閲覧。 “"A highlight of his set was some cat-and-mouse play with percussionist Lenny Castro, who seemed to be malleting everything from tinkling bells to timbales with the same melodic sense Sample brought to his Steinway."”
  9. ^ Chilton, Martin (2022年1月14日). “Tears in Heaven: The Story Behind Eric Clapton's Most Emotional Song”. Dig!. Warner Music Group. 2022年4月28日閲覧。
  10. ^ Grammy (n.d.). “Lenny Castro”. The Recording Academy. 2022年4月28日閲覧。

外部リンク

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