レタックス

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レタックスとは、日本郵便郵便サービスの一つ。郵政省1981年に開始した郵便サービスの商品名であり、法令上では電子郵便と呼ばれる。

概要[編集]

「レタックス」という名称は「レター(letter)」と「ファクス(fax)」の合成語(Letax)からきている。もともとは局内ファクシミリを用いて文面を送受信していたからである。現在では、NTTグループ電報のように冠婚葬祭などに用いられている。電報との違いは、ファクシミリで書面を画像情報としてやりとりするため、直筆のメッセージやイラストが送れることであり、電報との競合サービスとなっている。

差出は郵便局の窓口、インターネット、コールセンター、ポスト投函のいずれかで行う。

差し出された文面は配達先の地域を担当している集配郵便局へコンピューターで送信され、配達局は受信情報を印刷し、それを封書の形にして届ける。電子的にやりとりするので、普通の郵便物より早く届く。一部の地域を除き、おおむね15時ごろまでに申し込めば、当日中に配達が可能とされる。

日本郵政公社時代の2007年9月までは、窓口で申し出ることにより電信為替との同時配達も可能で、現金と併せて送ることもできたが、民営化された2007年10月に電信為替の扱いが廃止され、同時配達ができなくなった。

レタックスに類似するサービスに、ハイブリッドめーるがあった(Webレターに移行する形で2010年1月31日で廃止)。サービスセンターにテキストデータやWORDファイル、PDFファイルなどをインターネット経由で送信することで、サービス側がその内容を紙に印刷し封かんして配達する。

配達では速達と同等の扱いをされ、不在の場合郵便受けに投函される。ただし、ポストがない場合や、配達先が会社の場合などは持ち帰り翌日などの配達になる場合がある。

申込みの翌日から10日以内ならば配達日が指定できる。民営化以降は、時間帯の指定ができない。

利用者数の減少や、個人情報漏洩防止のためのコスト増により、2007年4月1日から料金区別や割引制度が大幅に見直された。配達台紙のデザインを2種類(慶事用のボタンと弔事用のユリ)に集約し、一通900円に一本化。指定配達日の3日前までに差し出した場合の110円の割引も廃止され、最大で91%の値上げとなるケースも発生していた。

しかし、改訂後1ヶ月にもかかわらず早くも料金体系及び台紙の種類の見直しがなされ、2007年5月14日以降、2007年3月まで利用されていた「普通」「リボン」「弔」の各台紙が復活し、料金もそれらの台紙の利用時や「封筒型」利用では一通580円と値下げ(以前の料金と同額)となった。なお、「ぼたん」「ゆり」の台紙については変わらず、一通900円である。早期差出割引の復活もない。

2010年2月1日引受分から追跡バーコードが添付され、インターネットなどで配達状況を確認できる。

外部リンク[編集]