レザーフェイス

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レザーフェイスは、映画悪魔のいけにえ』に登場する架空の殺人鬼。本名ババ(7作目ではジェディダイア)・ソーヤーBubba(Jededlah) Sawyer)。リメイク版の『テキサス・チェーンソー』ではトーマス・ブラウン・ヒューイットThomas Brown Hewitt)。

ババ(ジェディダイア)・ソーヤー[編集]

演:ガンナー・ハンセン(第1作)、ビル・ジョンソン(第2作)、R・A・ミハイロフ(第3作)、ロバート・ジャックス(第4作)、ダン・イェーガー(第5作)

本シリーズのレザーフェイス役者達(左より、R・A・ミハイロフ、ビル・ジョンソン、ガンナー・ハンセン、ロバート・ジャックス)

テキサス州にある荒野の一軒家に家族ぐるみで住んでいる。人肉を売りさばく肉屋に産まれた4人兄弟(内2人は双子)の4男。先天性の皮膚病の為、人の顔を剥いで作った仮面をいつもかぶっている。梅毒を患っている。

家族構成は、屠殺の名人である137歳の祖父、ミイラと化した祖母、金の亡者となって人肉を売りさばく長男ドレイトン(テレビ吹き替え版ではコック)・ソーヤー、ヒッチハイカーで自傷癖の兄がいる。2作目でヒッチハイカーの双子の兄、チョップトップがいることが判明した。

チェーンソーを片手に、近辺を訪れる若者達を追ってそれを斬り殺し、解剖して家具にしたり売りさばいたりする。巨漢であるが、外見に反して、その足は驚く程速い。動物の骨をコレクションして自分の部屋や台所に飾るのが趣味。家族に対してはいたって従順である。女装趣味を持ち、化粧をしたりドレスで着飾ったりする。

テキサス州の片田舎にひっそりと暮らし、墓場から死体を盗みたまに来る旅行者を襲って暮らしていた。ある日、被害者の一人に逃げられた上、ヒッチハイカーが死んだため姿を消す。事件は事実上無かったことにされたが、それから13年後にテキサス州ダラスにアミューズメントパークのバトルランド(ドレイトンが開園するもすぐに廃園)を拠点としている事が判明した。後に被害者の叔父であるレフティに襲撃を受けて重傷を負い、バトルランドごと爆破される事になる。現在は消息不明。

2007年の再DVD化の際に、実際には祖父が父親でドレイトンやヒッチハイカーは兄であると紹介されている(車の中で兄いと呼んだのはドレイトンを指す事になる)。父親に関してはテキサスでは父親のことをグランパと呼ぶ風習があるという。また3,4作目をオリジナル(メンバーはガソリンスタンドを経営する父(ティンカー)と兄2人(テックス、アルフレッド)、幼い妹(サリー)、脚と声帯に障害をもつ母親、既婚者の兄2人(ヴィルマ、W.E)、ヴィルマの妻ダーラ)とするならば正式な家族構成は、父親と母親と3人の兄(ドレイトン、ヒッチハイカー、チョップトップ)という事になる。

シリーズ中盤から怪物化した『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズや悪夢の中の存在である『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーと異なり、れっきとした人間として描かれており、屈強な肉体を持ち合わせているものの、発達障害があり、精神年齢は8才児程度でチェーンソーやナイフで体の一部を破損されたこともある。家族に従順で、殺人の際に暴れて家を破壊した時は素直に父親のお叱りを受け、『2』では恋した女性は家族に隠して殺さずにいたりと人間臭い面も描写された。一方で、父親に内緒で夜道で殺人に興じていたりする。TRASTUCAT PRDUCTIONSによる漫画「LEATHERFACE vs JASON」では、ジェイソン・ボーヒーズと死闘を繰り広げるが、自身と似た境遇を持つ彼に対して、ある種のシンパシーを抱いていたとも取れる描写がなされていた。

トーマス・ブラウン・ヒューイット[編集]

演:アンドリュー・ブリニアースキー

1939年8月に、アルコール中毒の女従業員スローンと不倫していた主任との間にできた不義の子で、テキサスの精肉工場にて生まれたが、母親は生んだ直後に息を引き取る。先天的な奇形で生まれた事に不気味がられ、実の父親によって包装紙に包まれ、ゴミ箱に捨てられた。そこをゴミ漁りをしていたヒューイット家に拾われ、ヒューイット家の長男として生きていく事になった。

家族構成は自らを含め、元軍人で人肉食者の叔父のホイト(本名はチャーリー)・ヒューイット、後に両足を切断する事になる祖父(モンティ・ヒューイット)、店を経営している母(ルダ・メイ・ヒューイット)、痩せ型と肥満体の姉2人(ヘンリッタ・ヒューイット/本名不明:ティー・レディ)、家族の凶行に真っ向から反対する弟1人(ジェダイア・ヒューイット)の計7人。また、ヒューイット家は赤ん坊を拾って(または誘拐して)は、その赤ん坊を一家の一員として育てているので、子供たちが全員実子ではない可能性もある。

6歳の時、自傷性の変性顔面異常症と診断され、更には醜い顔を理由に虐めに遭っていた反動から動物を切り刻むと言う異常性を持つようになり、また、ヒューイット家特有の、『異常なまでの縄張り意識』も持ち始めていく事になる。9歳の頃、虐めから不登校になった事から、自らが生まれた精肉工場で働き始め、そこで出会ったラッキーと友人関係になるが、主任からは彼が父親だと知らないまま虐めを受ける。12歳の時には知的障害があると診断された。

しかし、30歳になった1969年の時に、主任が工場を閉鎖すると言い出し、更には自らを説得したラッキーから自らの出生の真実を聞かされ、逆上したトーマスは主任をハンマーで殴り殺す。更に探索に来た地元の保安官を殺害(彼が本物のホイトである)。家族はその人肉を食卓に並べるという異常としか言いようの無い行動に出ている。また、この時に殺した保安官の服を用いて、ホイト・ヒューイットは保安官になりすまし、理不尽な理由で拘束しては、拘束した者達を自宅に連れ帰ってトーマスに殺させ、更にトーマスはその顔面の皮膚をマスクにしている。

1973年に、叔父・ホイトが被害者の反撃により、被害者の運転するパトカーによって轢死。この時にトーマス自身も被害者の反撃により、肉切り包丁で右腕を切断されている。

更にその後、被害者の通報で自宅へ探索にやって来た警察官二人を殺害し、家族共々行方をくらましている。

この設定はオリジナル脚本に準ずるものであり、本編ではラッキーの存在や一部の設定が異なる。