レゴランド

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レゴランド・ビルン(デンマーク)の入口

レゴランドLEGOLAND)は、レゴブロックで知られるレゴ社が開設したレゴのテーマパークである。

自社の製品であるレゴブロックを使ってどんなものができるかという可能性を紹介し、休日を楽しめるようにと企画された。1968年にデンマークビルンに初めて開設されたのち、イギリスアメリカドイツにも開設されたが、レゴ社の経営不振により、2005年に投資会社ブラックストーン・グループに売却され、傘下の遊戯施設運営企業マーリン・エンターテイメンツ社の経営となった(一部レゴ社も投資している)[1][2]

レゴの本社があるデンマークをはじめ、アメリカ(カリフォルニアフロリダ)、イギリス、ドイツ、マレーシアアラブ首長国連邦日本の7ヵ国に開設され、2019年7月現在、世界で8ヵ所のレゴランドがある。

開設と拡大[編集]

レゴ社の本社所在地であるデンマークビルンに1968年に設けられた「レゴランド・ビルン・リゾート」が世界初である。この事業は大成功を収め、その年の夏のシーズンだけで62.5万人もの入場者を集めた。

特徴としては11歳以下の児童を持つ家族を主なターゲットとしており、パークは幾つかのエリアから構成される(ビルンのレゴランドの場合、10のエリアから成る)。ジェットコースターのようなアトラクションもあるが、レゴランドを特徴付けるのは教育的な要素であり、参加者が運河やダムを作って地形を学んだり、楽器を作って演奏したりできる。MINDSTORMSや幼児向けのデュプロを使って学ぶエリアもある。

誘致と計画[編集]

日本の千葉県千葉市美浜区幕張海浜公園に世界で4番目のレゴランドを誘致した。2002年から2005年にかけて、レゴ社日本法人は敷地面積30ヘクタール、350億円から450億円の投資によりレゴランド幕張の開園を予定した[7]。計画では年間入場者数200万人を見込んでいたが、不況の影響で出資企業が集まらず、2001年にレゴ社側から計画の一時休止が申し入れられ、2003年になってレゴ社はレゴランド幕張の計画の正式断念、撤退を千葉県に通知した[8]。これにより4番目のレゴランドは次の候補地であったドイツのバイエルン州ギュンツブルクとなった[9]

2020年1月現在、2022年にレゴランド・コリア・リゾート、レゴランド・シャンハイ・リゾートの2つの施設の開設が計画されている。

売却[編集]

レゴ社は3年おきにレゴランドを開設する計画であったが、世界的な玩具市場の縮小などによる深刻な経営不振のため、2005年6月にレゴランドの経営権をニューヨークに本拠をおく投資会社ブラックストーン・グループに3.75億ユーロで売却した。これに伴って、ブラックストーンの傘下でテーマパーク経営実績のあるイギリスのマーリン・エンターテイメンツ社とレゴ社の合弁企業(持株比率はブラックストーンが70%、レゴが30%)が設立され、レゴランドの経営に当たることとなった[1][2]

レゴランド・ディスカバリー・センター[編集]

レゴランド・ディスカバリー・センター(LDC)は、世界23カ国で104のアトラクション施設を運営するエンターテインメント企業「マーリン・エンターテイメンツ」(イギリス)による「レゴブロック」をテーマにした屋内型アトラクション施設で、規模が3千平方メートル前後と、より小規模な屋内型のレゴランドである。

2007年にドイツ・ベルリンソニーセンターに設けられたのが最初である。

続いて2008年に同じくドイツのデュースブルクに設置されたが、2013年に隣接するオーバーハウゼンのツェントロそばに移された[10]

その後、シカゴ郊外のシャンバーグアトランタダラス郊外のグレープヴァイン、カンザスシティーニューヨーク郊外のヨンカーズボストン2014年5月開館)などアメリカの9都市、イギリスのマンチェスター、カナダのトロント郊外のヴォーン、そして日本の東京台場に設置され、2015年の春には、大阪に国内2ヵ所目となるLDC大阪が設置された。同年トルコイスタンブール、2016年に中国上海に設置され、2016年9月現在、世界7カ国に17のLDCがある[11]

2歳以下は無料、3歳以上は有料で子供料金の設定は無い。発行施設のみ有効の年間パスポート、4名以上のファミリー年間パスポートがある。子供のみでの入場不可、「大人のレゴナイト」など特別な場合を除いて、大人(18歳以上)のみでの入場も不可となっている。

シーライフ・センター[編集]

シーライフ・センターは、レゴランドの運営会社マーリン・エンターテイメンツの運営する水族館で、一部の水族館はレゴランドに併設されている。2018年8月現在、レゴランド・カリフォルニアにシーライフ・カリフォルニア、レゴランド・ジャパンにシーライフ名古屋が隣接して設置されている。これらのレゴランドに隣接したシーライフではレゴモデルなどが館内配置されている[12]

施設の一覧[編集]

施設名 開設日 場所 地図
レゴランド・ビルン・リゾート 1968年6月7日 デンマーク王国リーベ県ビルン 地図
レゴランド・ウィンザー・リゾート 1996年3月14日 イギリス連合王国イングランドバークシャー州ウィンザー 地図
レゴランド・カリフォルニア・リゾート 1999年3月20日 アメリカ合衆国カリフォルニア州カールスバッド 地図
レゴランド・ドイツ・リゾート 2002年5月17日 ドイツ連邦共和国バイエルン州ギュンツブルク 地図
レゴランド・フロリダ・リゾート 2011年10月15日 アメリカ合衆国フロリダ州ウィンターヘイブン 地図
レゴランド・マレーシア・リゾート 2012年9月15日 マレーシア連邦ジョホール州ヌサジャヤ 地図
レゴランド・ドバイ・リゾート 2016年10月31日 アラブ首長国連邦ドバイ首長国ジュベル・アリ 地図
レゴランド・ジャパン・リゾート 2017年4月1日 日本愛知県名古屋市港区 地図
レゴランド・ニューヨーク・リゾート 2021年春(予定)[13] アメリカ合衆国ニューヨーク州オレンジ郡ゴーシェン
レゴランド・コリア・リゾート 2022年予定[14] 大韓民国江原道春川市
レゴランド・シャンハイ・リゾート 2022年予定[15] 中華人民共和国上海市

不祥事[編集]

レゴランド・ディスカバリー・センター東京において、2018年4月21日に全員が聴覚障がい者である家族とその子どもの友人が、センター側及び事業主体のマーリン・エンターテイメンツ・ジャパンの不手際から聴覚障がいを理由に入場を断られていた事が判明した。

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b Troubled Lego sells theme parks BBC, 13 July, 2005
  2. ^ a b レゴランド LEGO
  3. ^ ドバイに中東初「レゴランド」 ドバイを再現した「ミニランド」など6エリア ドバイ新聞 2016年11月1日
  4. ^ 名古屋にレゴランド開業 時事通信 2017年4月1日
  5. ^ 「レゴランド」名古屋にオープン…模型1万体 読売新聞 2017年4月1日
  6. ^ 中日新聞 2016年12月13日朝刊6面
  7. ^ 「アニメのテーマパーク 東京・臨海など候補地 2003年開業目指す」『日本経済新聞』1998年7月2日付
  8. ^ 「レゴランド正式撤退 県立幕張海浜公園 不況で出資者集まらず」『千葉日報』2003年7月20日付
  9. ^ 活性化進まぬ公園と浜 市長が食テーマパーク構想 海側エリア 千葉日報 2009年10月20日
  10. ^ “Legoland Discovery Center wird am Centro Oberhausen neu aufgebaut” (ドイツ語). WAZ. (2013年1月4日). http://www.derwesten.de/staedte/duisburg/legoland-discovery-center-wird-am-centro-oberhausen-neu-aufgebaut-id7445967.html 2013年4月6日閲覧。 
  11. ^ The Ultimate Indoor LEGO® Playground
  12. ^ 淺野倫孝. “さかなクンも来場!名古屋の新名所「シーライフ名古屋」がグランドオープン” (日本語). オリコン. 2018年5月23日閲覧。
  13. ^ IMPORTANT UPDATE FOR OUR GUESTS.LEGOLAND New York Resort
  14. ^ 우여곡절 춘천 레고랜드 이달 ‘첫 삽’ 한국일보、2017年4月16日http://www.hankookilbo.com/m/v/b54d9cab16b249be9e613f4684fb6b85 
  15. ^ Legoland park planned, ShanghaiDaily, (2017-03-09), http://www.shanghaidaily.com/metro/society/Legoland-park-planned/shdaily.shtml 

外部リンク[編集]