レゴランド

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レゴランドLEGOLAND)は、レゴブロックで知られるレゴ社が開設したレゴのテーマパーク

概要[編集]

自社の製品であるレゴブロックを使ってどんなものができるかという可能性を紹介し、休日を楽しめるようにと企画された。1968年にデンマークのビルンに初めて開設されたのち、イギリス、アメリカ、ドイツにも開設されたが、レゴ社の経営不振により、2005年に投資会社ブラックストーン・グループに売却され、傘下の遊戯施設運営企業マーリン・エンターテインメント社の経営となった(一部レゴ社も投資している)[1][2]

レゴの本社があるデンマークをはじめ、アメリカ、イギリス、ドイツ、マレーシア、アラブ首長国連邦、日本の7ヵ国に開設され、2017年4月現在、世界で8ヵ所のレゴランドがある。

一覧[編集]

開設と拡大[編集]

レゴランド・ドイツ・リゾート

レゴ社の本社所在地であるデンマークのビルンに1968年に設けられた「レゴランド・ビルン・リゾート」が世界初である。この事業は大成功を収め、その年の夏のシーズンだけで62.5万人もの入場者を集めた。

特徴としては11歳以下の児童を持つ家族を主なターゲットとしており、パークは幾つかのエリアから構成される(ビルンのレゴランドの場合、10のエリアから成る)。ジェットコースターのようなアトラクションもあるが、レゴランドを特徴付けるのは教育的な要素であり、参加者が運河やダムを作って地形を学んだり、楽器を作って演奏したりできる。MINDSTORMSや幼児向けのデュプロを使って学ぶエリアもある。

その成功から、1996年にはイギリスのウィンザーの「ウィンザー・サファリパーク」跡地に「レゴランド・ウィンザー・リゾート」が開園した。今でも世界最大のレゴランドであり、年間入場者数は約200万人と欧州内のレゴランドでは最多である。

続いて1999年にアメリカのカリフォルニア州カールスバッドに「レゴランド・カリフォルニア・リゾート」が開園した。ここにはレゴランドでは初のウォーターパークも併設された。

2002年5月17日、ドイツのバイエルン州ギュンツブルクに「レゴランド・ドイツ・リゾート」が開園した。ギュンツブルクでは開園から1年間で入場者は130万人を数え、ドイツ最大級のテーマパークとなっている。

2011年10月15日、アメリカフロリダ州の「サイプレス・ガーデン」跡地に「レゴランド・フロリダ」が開園した。世界第2位の面積を持つレゴランドで2012年にはウォーターパークも完成。

2012年9月15日、シンガポールに隣接するマレーシア・ジョホール州ヌサジャヤにアジアで最初のレゴランドとして「レゴランド・マレーシア・リゾート」が開園した。

2016年10月31日アラブ首長国連邦ドバイで中東初の「レゴランド・ドバイランド」が開園した[3]

レゴランド・ディスカバリー・センター[編集]

レゴランド・ディスカバリー・センター(LDC)は、世界23カ国で104のアトラクション施設を運営するエンターテインメント企業「マーリン・エンターテイメンツ」(イギリス)による「レゴブロック」をテーマにした屋内型アトラクション施設で、規模が3千平方メートル前後と、より小規模な屋内型のレゴランドである。

2007年にドイツ・ベルリンソニーセンターに設けられたのが最初である。

続いて2008年に同じくドイツのデュースブルクに設置されたが、2013年に隣接するオーバーハウゼンのツェントロそばに移された[4]

その後、シカゴ郊外のシャンバーグアトランタダラス郊外のグレープヴァイン、カンザスシティーニューヨーク郊外のヨンカーズボストン2014年5月開館)などアメリカの9都市、イギリスのマンチェスター、カナダのトロント郊外のヴォーン、そして日本の東京台場に設置され、2015年の春には、大阪に国内2ヵ所目となるLDC大阪が設置された。同年トルコイスタンブール、2016年に中国上海に設置され、2016年9月現在、世界7カ国に17のLDCがある[5]

2歳以下は無料、3歳以上は有料で子供料金の設定は無い。発行施設のみ有効の年間パスポート、4名以上のファミリー年間パスポートがある。子供のみでの入場不可、「大人のレゴナイト」など特別な場合を除いて、大人(18歳以上)のみでの入場も不可となっている。

日本での展開[編集]

日本でも千葉県千葉市美浜区幕張海浜公園に世界で4番目のレゴランドを誘致し、当初は2002年の開園が予定されていたが、不況の影響で出資企業が集まらず、4番目のレゴランドは次の候補地であったドイツのバイエルン州ギュンツブルクとなった。幕張のレゴランド誘致計画は2003年に断念、正式撤退した[6]

なお、2012年6月に東京・台場のデックス東京ビーチの6階と7階に「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」がオープンしている。2015年4月23日には、大阪市港区の天保山マーケットプレース(海遊館に隣接)3階に3160平方メートルの広さで「レゴランド・ディスカバリー・センター大阪」がオープンした。

レゴランド・ジャパン[編集]

2005年にレゴランドを買収したイギリスのマーリン・エンターテインメンツ社により[7]、2011年10月、愛知県名古屋市港区金城ふ頭に「レゴランド・ジャパン・リゾート」の進出計画が発表される。2013年に運営会社のレゴランド・ジャパン株式会社が設立され[8]、2015年より代表取締役としてトーベン・イェンセン(Torben Jensen)就任[9]

当初は2016年の開業を目指していたが、延期され2014年6月30日にレゴ社は、2015年より着工、2017年4 - 6月頃に開業することを正式に発表。

2016年5月19日には、2017年4月1日に開業することが発表された[10]

建設予定地を所有する名古屋市とマーリン・エンタテイメント社が正式契約した計画書によると、約13haの敷地を2つの区域に分け、先行して約9haの1期区域で工事を開始。約4haの2期区域は「ポートメッセなごや」の第1展示館跡地に2019年に着工し、2021年に供用する計画。 敷地面積の13haは「レゴランド・ビルン・リゾート」と同じでレゴランドでは最小である。レゴランド周辺には2018年にホテル[11]や商業施設も建設される予定。事業主体はイギリスのマーリン・エンタテイメント社であるが、駐車場などの整備は名古屋市が行う。2018年には水辺の生き物と触れ合う体験型水族館「シーライフ」をレゴランド南東に開業する予定。レゴランド、ホテル、シーライフの3施設が一体となったレゴランドルリゾートとして規模を拡大予定[12]

2017年4月1日に開業。世界で8番目のレゴランドになった[13][14]

売却[編集]

レゴ社は3年おきにレゴランドを開設する計画であったが、世界的な玩具市場の縮小などによる深刻な経営不振のため、2005年6月にレゴランドの経営権をニューヨークに本拠をおく投資会社ブラックストーン・グループに3.75億ユーロで売却した。これに伴って、ブラックストーンの傘下でテーマパーク経営実績のあるイギリスのマーリーン・エンターテイメント社とレゴ社の合弁企業(持株比率はブラックストーンが70%、レゴが30%)が設立され、レゴランドの経営に当たることとなった[1][2]

出典[編集]

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関連項目[編集]

公式サイト[編集]