レコンポーザ

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レコンポーザ
開発元 カモンミュージック
最新版 レコンポーザ for Windows98 Light / 1998年8月
対応OS MS-DOSWindows3.1Windows95
プラットフォーム PC-9801シリーズPC
種別 ミュージックシーケンサー
ライセンス プロプライエタリ
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レコンポーザは、カモンミュージック社によって開発・販売されていた音楽製作ソフトウェアである。数値入力式の効率が良いデータ入力方法やレスポンスの良さにより多くのファンを作った。80年代、小室哲哉TM NETWORKの楽曲製作で愛用し、TMで音楽番組に出演する際、機材と共にセットアップされていたNECPC-9800シリーズのモニターにレコンポーザーの数値データを表示させているシーンがよく映し出されていた。

歴史[編集]

1984年、ローランドはPC-98用MIDIインターフェースであるMPU-401を販売した。それに合わせローランドは主に8ビットPC用ソフトウェアシーケンサのMCPシリーズを発売する。MCPシリーズはローランド社のハードウェアシーケンサであるMC-8に動作を倣っており、数値入力方式型だった。その後MCPシリーズのプログラマは有志を募りローランドから独立、カモンミュージックが設立された。カモンミュージックは1985年、MCPシリーズに似た数値入力式音楽制作ソフトウェアRCP-PC88を制作・販売しこれがレコンポーザの最古の子孫となる。同年、PC98用ソフトウェアであるRCP-PC98も発売される。RCE-PC98、RCX-PC98、RCD-PC98、RCM-PC98とバージョンアップし1992年11月、従来シリーズ名であったレコンポーザが商品名となり「レコンポーザ/98 Ver2.5」が発売された。最初からバージョンが2.5なのはRCM-PC98のバージョンを引き継ぎ、ローランドのCMシリーズ専用ソフトと思わせたくない思惑もあり、GM音源の音色配列対応したからである。また、2.5からはトラックエクスクルーシブに正式対応し、MIDI信号を16進で信号を直接書き込めるので、信号を直接やり取りするユーザーにとっては、画期的なシーケンサーであったのとVer2.5は一番安定したバージョンだった。RCM-PC98は、ローランドのD-50 MT-32 CM-32L CM-64に特化し、LA音源の音色エディターを装備していた。最終バージョンは2.3a。

これからしばらくバージョンナンバーの増加は停滞する。レコンポーザ/98 Ver2.5そのものは頻繁なマイナーバグ修正、改良が行われるものの、バージョンは実行ファイルのタイムスタンプの時間部分でのみ判別が可能。また2.5の登録ユーザーには2.5F、2.5Gの販売が行われた。Windows時代が始まり、Windows3.1用にRecomposer for Windows(Ver1.0と1.2がある)、Windows95用にレコンポーザ for Windows95が発売され、その後はレコンポーザ for Windows95 リリース2、レコンポーザ for Windows95 リリース3とバージョンアップが行われた。1998年、PC98版Ver3.0、PC-AT版レコンポーザAT/Ver2.5 Goldが発売されるも、Windows用廉価版であるレコンポーザ for Windows98 Lightをもってレコンポーザの新しい動きはなくなる。

そのまま、2013年11月カモンミュージック社は営業の終了を迎え、その歴史を閉じることとなった。[1]

なお、旧Mac OS用にOrtina for Macintoshというレコンポーザ風シーケンサもリリースされている。

また、類似するソフトウェアとして、X68000用にフリーウェアとして、数値入力型のRCP形式を取り扱える、STed2が有志によって制作、リリースされており、こちらのWindows、UNIXへ移植されたものも存在している。

動作画面[編集]

脚注[編集]

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出典
  1. ^ MIDIシーケンサ、レコンポーザで一斉を風靡したカモンミュージックが営業終了 当時、公式Webサイトに、営業終了・閉店の告知が掲載されていた。