レギオナルリーガ (ドイツサッカー)
レギオナルリーガ | |
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加盟国 | ![]() |
大陸連盟 | UEFA |
創立 | 1963年8月4日 |
参加クラブ | 93 |
リーグレベル | 第4部 |
上位リーグ | 3. リーガ |
下位リーグ | オーバーリーガ |
最新優勝クラブ | 北部: ヴェルダー・ブレーメンII 北東部: 1.FCマクデブルク 西部: ボルシア・メンヒェングラートバッハII 南西部: キッカーズ・オッフェンバッハ バイエルン: ヴュルツブルガー・キッカーズ (2014-15) |
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レギオナルリーガ(Regionalliga)は、ドイツのサッカーにおける4部リーグに相当する。2012-13シーズンから、北部・北東部・西部・南西部・バイエルンの5リーグ制となっている。3. リーガ以上はプロリーグだが、レギオナルリーガ以下のリーグはアマチュアリーグである。
3. リーガ昇格を目指すクラブのほか、ブンデスリーガに在籍するクラブが、下部組織をアマチュアとして参加させることもある。日本人選手としては、ハンブルガーSVに在籍する高原直泰が、ハンブルガーSV・アマチュアの試合に出場し、2ゴールを挙げたことがある。
レギオナルリーガには、かつての東ドイツの強豪クラブも所属している。東西ドイツ統一後、スポンサーの資金力の差や急激な資本主義化への移行に乗り遅れたことなどで低迷したクラブの現状に、東西での地域経済の格差と言う現実が窺える。
3部新設にあたって、ブンデスリーガ所属クラブのBチームであっても3部へ昇格することができるようになった。 ただし、そのクラブのAチームと同じディビジョンとなってしまうことは認められない。
目次
歴史[編集]
レギオナルリーガは1963年から1974年まで西部・南部・北部・南西部・ベルリンの5リーグによって構成され、西ドイツリーグの2部リーグであった。1974年、ブンデスリーガ2部が新設されるとそれまでのレギオナルリーガは廃止され、各地方リーグが3部リーグとなった。1994年のリーグ再編によりふたたびレギオナルリーガが設定され、ブンデスリーガ1部・2部に次ぐ3番目のリーグとなった。このときのレギオナルリーガは北部・北東部・南部・西部/南西部と4リーグで構成されていたが、2000年から北部と南部の2リーグ制に減らされた。そして2008年のブンデスリーガ3部新設によってレギオナルリーガは北部・南部・西部の3リーグ制へと変更された[1]。
2012-13シーズンからは北部・北東部・西部・南西部・バイエルンの5リーグ制に変更された[2]。
具体的な区割りは
- レギオナルリーガ・ノルト(北部):(ニーダーザクセン、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン、ブレーメン、ハンブルクの各州)
- レギオナルリーガ・ノルトスト(北東部):(ブランデンブルク、ベルリン、メクレンブルク=フォアポンメルン、 ザクセン=アンハルト、テューリンゲン、ザクセンの各州)
- レギオナルリーガ・ヴェスト(西部):(ノルトライン=ヴェストファーレン)
- レギオナルリーガ・ズュートヴェスト(南西部):ラインラント=プファルツ、ザールラント、ヘッセン、バーデン=ヴュルテンベルクの各州)
- レギオナルリーガ・バイエルン:(バイエルン)
レギオナルリーガの区割り[編集]
レギオナルリーガの区割りの歴史を示したものである。
レギオナルリーガ規則[編集]
- レギオナルリーガに所属するクラブはドイツサッカー連盟からライセンスを取得しなければならない。
- レギオナルリーガのライセンスを得るには、財政面での健全性、スタジアムの安全性、そしてユースチームの設置が必要となる。
- ライセンスは毎年1回更新する。
- 少なくとも6人のドイツ国籍かつ24歳以下の選手をベンチ入りさせなければならない。
- 少なくとも2人のドイツ国籍かつ21歳以下の選手をベンチ入りさせなければならない。
- 非EU国籍の選手は最大3人までベンチ入りさせることができる。
昇格・降格[編集]
3. リーガへの昇格枠は3。レギュラーシーズン終了後、各グループの優勝5チームと南西部の準優勝チームの合計6チームを3つの対戦カードに振り分け、ホーム・アンド・アウェー方式のプレーオフを行い、勝利した3チームが3. リーガへと昇格する。ただし、3. リーガにAチームが所属しているクラブのBチームは昇格することができない。
オーバーリーガへの降格枠は地区ごとに1~3が設定されているが、3. リーガからの降格チーム数によって変動する。バイエルン地区には降格プレーオフがある。Aチームがレギオナルリーガへ降格してきた場合、そのクラブのBチームは強制降格となる。また、ライセンス取消や破産した場合には強制降格となる。
2016-17所属クラブ[編集]
レギオナルリーガ・ノルト(北部)[編集]
- アイントラハト・ブラウンシュヴァイクII
- FCアイントラハト・ノルトシュタット03
- ETSVヴァイヒェ
- ヴェルダー・ブレーメンII
- VfLヴォルフスブルク II
- VfBオルデンブルク
- BVクロッペンブルク
- ゴスラーSC 08
- FCザンクトパウリ II
- BSVシュヴァルツ=ヴァイス・レーデン
- VfRノイミュンスター
- ハノーファー96 II
- TSVハフェルゼ
- ハンブルガーSV II
- FTブラウンシュヴァイク
- SVメッペン
- リューネンブルガーSKハンザ
- VfBリューベック
レギオナルリーガ・ノルトスト(北東部)[編集]
- VfBアウアーバッハ
- FSVヴァッカー90ノルトハウゼン
- FCヴィクトリア1889ベルリン
- 1.FCウニオン・ベルリン II
- FCカールツァイス・イェーナ
- VfBゲルマニア・ハルバーシュタット
- FSVツヴィッカウ
- TSGノイシュトレーリッツ
- SVバベルスベルク
- FSVブディッザ・バウツェン
- VFCプラウエン
- ヘルタ・ベルリン II
- ベルリナーAK07
- ベルリナーFCディナモ
- 1.FCマクデブルク
- ZFCモイゼルヴィッツ
レギオナルリーガ・ヴェスト(西部)[編集]
- アレマニア・アーヘン
- SGヴァッテンシャイト
- FCヴィクトリア・ケルン
- SCヴィーデンブリュック2000
- FCクライ
- 1.FCケルン II
- SFジーゲン
- シャルケ04 II
- シュポルトフロインデ・ロッテ
- SCフェール
- フォルトゥナ・デュッセルドルフ II
- FCヘンネフ05
- VfLボーフム II
- ボルシア・メンヒェングラートバッハ II
- KFCユルディンゲン05
- SVレーディングハウゼン
- ロートヴァイス・エッセン
- SCロートヴァイス・オーバーハウゼン
レギオナルリーガ・ズュートヴェスト(南西部)[編集]
- SVアイントラハト・トリーア
- FCアストリア・ヴァルドルフ
- SVヴァルトホーフ・マンハイム
- ヴォルマティア・ヴォルムス
- SVエルフェアスベルク
- 1.FCカイザースラウテルン II
- キッカーズ・オッフェンバッハ
- TuSコブレンツ
- 1.FCザールブリュッケン
- SVNツヴァイブリュッケン
- SpVggネッカーエルツ
- FCネッティンゲン
- KSVバウナタール
- FKピルマゼンス
- SCフライブルク II
- KSVヘッセン・カッセル
- TSG1899ホッフェンハイム II
- FC08ホンブルク
レギオナルリーガ・バイエルン[編集]
- SpVggウンターハヒンク
- FCバイエルン・ミュンヘンII
- TSV1860ミュンヘン II
- FCアウクスブルク II
- FCメミンゲン
- 1.FCニュルンベルク II
- SVヴァッカー・ブルクハウゼン
- VfRガーヒング
- 1.FCシュヴァインフルト05
- FVイラーティセン
- SpVggオーバーフランケン・バイロイト
- TSV1860ローゼンハイム
- FCインゴルシュタット04 II
- SpVggグロイター・フュルト II
- TSVブフバッハ
- SVセリゲンポルテン
- SVシャルディング=ハイニング
- SpVggバイエルン・ホーフ
脚注[編集]
- ^ “Regionalliga - Modus”. DFB - Deutscher Fußball-Bund e.V.. 2012年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月14日閲覧。
- ^ “DFB weitet die Spielklassenreform aus”. Kicker-online (2011年4月29日). 2014年12月14日閲覧。
外部リンク[編集]
- Regionalliga - Kicker-online
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