レオノーレ序曲第2番

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レオノーレ序曲第2番 作品72aは、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンオペラフィデリオ』(レオノーレ)のために作曲した序曲の一つ。

概要[編集]

1805年に作曲され、『フィデリオ』が同年11月20日に初演された際に序曲として用いられた。後に『フィデリオ』が改訂された際、新たに作曲された現行の『フィデリオ』序曲に差し替えられた。その後、この序曲は演奏会用序曲として単独で演奏されるようになったが、『レオノーレ』序曲第3番と比べるとあまり演奏される機会がない。

曲の素材は第3番と同じであるが、規模は第3番よりも大きく、また複雑になっている。逆に言えば第3番の方が簡潔にまとまっている。

演奏会用序曲としてはベートーヴェン没後の1840年1月9日、メンデルスゾーン指揮のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による演奏が初演となる。その2年後の1842年ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版された。

楽器編成[編集]

フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ弦五部、舞台裏にトランペット1

第3番と同一の編成である。

楽曲構成[編集]

序奏つきのソナタ形式であるが、再現部を欠く。ハ長調。演奏時間は約13分。

参考文献[編集]

  • 藤田由之「《レオノーレ》序曲第2番 Op.72a」、淺香淳 / 音楽之友社(編)『作曲家別名曲解説ライブラリー3 ベートーヴェン』音楽之友社、1992年、92-93頁。ISBN 4-276-01043-8

外部リンク[編集]