レオニー (映画)

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レオニー
Leonie
監督 松井久子
脚本 松井久子
製作 松井久子
製作総指揮 パトリック・アイエロ
出演者 エミリー・モーティマー
中村獅童
原田美枝子
竹下景子
柏原崇
勅使川原三郎
吉行和子
中村雅俊
大地康雄
音楽 ヤン・A・P・カチュマレク
撮影 永田鉄男
配給 角川映画
公開 日本の旗 2010年11月20日
上映時間 132分
製作国 日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 日本語
英語
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レオニー』(Leonie)は、2010年公開の日本アメリカ合衆国合作の映画。

概要[編集]

キャッチコピーは「お母さん、私はこの子を連れて日本という国に行きます。」。

世界的な彫刻家イサム・ノグチを育てた母レオニー・ギルモアの物語。

ドウス昌代による「イサム・ノグチ 宿命の越境者」に感銘を受けた監督である松井久子が、7年の歳月をかけて完成させた作品。

あらすじ[編集]

1901 年、名門大学を卒業したレオニー・ギルモアは、詩人か編集者になりたいという夢を捨てきれないままだった。そんなある日、一人の神秘的な青年詩人・野口米次郎と出会う。しかし、ヨネとの出会いによって彼女の人生は波乱に満ちたものとなっていく。レオニーはヨネを愛し妊娠するが、ヨネは一方的に日本へ帰国し、彼女を置き去りにしてしまう。

残されたレオニーは人目を避け、未婚のまま混血の男の子をカリフォルニアで出産。子供の将来を想うレオニーは、ヨネからの誘いもあり、母の反対を押し切って日本行きを決意する。明治後期の東京に2人を出迎えたヨネは、息子を「イサム」と名付け、人種差別が激化する困難な時代を生き抜いていく。そんな中、ヨネに正式な日本人の妻がいることを知り、母の死を知らせる手紙も届き、異国での生活はますます過酷で孤独なものとなっていた。レオニーのお腹には新たな命が宿り、女の子を無事に出産したレオニーは「アイリス」と名付けるが、父親の名は決して明かそうとはしなかった。

日本でも差別を受け、不登校となってしまったイサムの芸術的才能に気付き、成長した息子をレオニーはアメリカへ送り出す。しかし、時悪く第一次世界大戦が勃発。やがて母子の連絡は途絶えてしまう。数年後、アメリカへ戻ったレオニーは、2人の子供の成長を見届け、自分自身のために生きようと、メリーランドの田舎へと向かうのだった……。

キャスト[編集]

ダイチ・フレウティー(13歳期)、小川ジュリアン(6歳期)、 ボウイ・ガン(3歳期)
ジェニファー・リン(7歳期)、ルカ・プラトン(5歳期)、 山本直実(2歳期)

製作[編集]

映画は2009年4月にアメリカでクランクイン、6月より撮影の場を日本に移し、同年7月に日本でクランクアップした。ロケ地は、日米13都市にわたるロケ地で撮影を行った。日本では、愛知県犬山市博物館明治村札幌市モエレ沼公園香川県 善通寺市茨城県ワープステーション江戸など。アメリカではルイジアナ州ニューオリンズカリフォルニア州サンタバーバラなど。

2006年7月には女性観客による非営利団体「マイレオニー」が発足し製作をサポート。「観客の立場から映画製作を応援する」をコンセプトに活動し、ブログ等で映画製作状況を報告するとともに、日本での撮影時にはサポーターの多くがボランティアエキストラに参加した。

また、モエレ沼公園がロケで使用されることから、北海道の有力企業数社が「北海道レオニーファンド」を設立し地域振興を兼ねた製作費の出資を行った。

2010年秋から2011年にかけて日本で公開されたのは、132分の日本版。海外用には100分の別の編集になっており、2013年秋には、アメリカでの上映が好評のうちに終わった。その海外版の上映が、またまた日本で10月、香川、大阪で松井久子監督の講演と共に新たに行われた。

スタッフ[編集]

  • 監督・脚本・製作者:松井久子
  • プロデューサー:アショク・アムリトラジ、永井正夫、伊藤勇気
  • エグゼクティブプロデューサー:パトリック・アイエロ、ジョイス・ジュン、深津修一
  • 原案:ドウス昌代「イサム・ノグチ 宿命の越境者」
  • 撮影監督:永田鉄男
  • 美術:山口修、ジャイルス・マスターズ
  • 衣装:黒澤和子、アギー・ロジャース
  • 音楽:ヤン・A・P・カチュマレク
  • 照明:佐野武治
  • 録音:久保田幸雄
  • 助監督:藤江儀全、エドワード・リクト、兼重淳
  • 企画製作:レオニーパートナーズ合同会社
  • 共同製作:エッセン・コミュニケーションズ、Hyde Park Entertainment
  • 配給:角川映画

関連項目[編集]

外部リンク[編集]