リンチェニア

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リンチェニア
リンチェニア
リンチェニア頭部復元図
地質時代
白亜紀後期
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
階級なし : コエルロサウルス類 Coelurosauria
階級なし : オヴィラプトロサウルス類 Oviraptorosauria
: オヴィラプトル科 Oviraptoridae
: リンチェニア属 Rinchenia
学名
Rinchenia
Osmólska et al2004

(originally Oviraptor)

リンチェニア(Rinchenia)は白亜紀後期に現在のモンゴル[要曖昧さ回避]に生息したオヴィラプトロサウルス類獣脚類恐竜の属の一つである。

研究史[編集]

タイプ種(唯一知られている種でもある)、リンチェニア・モンゴリエンシス(Rinchenia mongoliensis)は、もともと1986年にリンチェン・バルスボルド英語版によってオヴィラプトル属の種Oviraptor mongoliensisとして[1]として記載されたが、1997年にバルスボルドによる再検討によって独立した属を保証するのに十分な有意差があるとされた[2]。リンチェニアという新しい属名は1997年にバルスボルドによって作られたが彼は詳細を記述しなかったため、Osmólska.et al.2004にて使用されるまで名前は裸名の状態であった[3]

形態[編集]

リンチェニアは完全な頭骨下顎、部分的な脊椎、部分的な前肢肩帯、部分的な後肢骨盤 および叉骨("ウィッシュボーン")から構成される単一の標本(GI100/32A)のみが知られている。 リンチェニアはオヴィラプトルと同じ大きさ(体長約1.5mで、骨格のいくつかの特徴、特に頭骨で区別可能な特徴を示している。骨格はオヴィラプトルのものよりも軽量な作りで、華奢であり、化石の保全状態が乏しくオヴィラプトルのとさかは不明瞭である。頭部にはよく保存され、高度に発達し、多くの骨で構成されるドーム状のカスクがありオヴィラプトルのようなとさかがなかった。

分類[編集]

リンチェニアはオヴィラプトロサウルス類の中でもオヴィラプトルに近縁なオヴィラプトル科Oviraptoridae)に分類され、近年の系統解析ではキチパチと姉妹群であり、基底的なオヴィラプトル科に位置づけられている[4]

参照[編集]

  1. ^ Barsbold, R. (1986). "Raubdinosaurier Oviraptoren" [in Russian]. In: O.I. Vorob’eva (ed.), Gerpetologičeskie issledovaniâ v Mongol’skoj Narod−noj Respublike, 210–223. Institut èvolûcionnoj morfologii i èkologii životnyh im. A.N. Severcova, Akademiâ nauk SSSR, Moscow.
  2. ^ Barsbold, R. (1997). "Oviraptorosauria." In: P.J. Currie and K. Padian (eds.), Encyclopedia of Dinosaurs, 505–509. Academic Press, San Diego.
  3. ^ Osmólska, H., Currie, P. J., and Barsbold, R. (2004). "Oviraptorosauria." In: Weishampel, D.B., Dodson, P., and Osmólska, H. (eds.), The Dinosauria, Second Edition. California University Press, 165-183.
  4. ^ Fanti F, Currie PJ, Badamgarav D (2012). "New Specimens of Nemegtomaia from the Baruungoyot and Nemegt Formations (Late Cretaceous) of Mongolia." PLoS ONE, 7(2): e31330. doi:10.1371/journal.pone.0031330