リチウム3

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リチウム3
概要
名称、記号 リチウム3,3Li
中性子 0
陽子 3
核種情報
天然存在比 0
半減期 ?
崩壊生成物 2He
同位体質量 3.030775 u
スピン角運動量 ?
余剰エネルギー 2.8670± 0.2000 keV
結合エネルギー 2267.6 keV
p? ? MeV

リチウム3 (Lithium-3・3Li) とは、リチウムの同位体の1つ。

概要[編集]

3Liはリチウム同位体の中で最も軽い同位体である。3Li原子核陽子3個のみで構成されており、中性子は1個もない。陽子のみで構成された核種は、他に1Hしか知られておらず、3Liは最も重い核種である[1][2]。なお、陽子2個が結合した2Heは、一部の崩壊モードで存在が示唆されているものの、未だ存在に関して議論が残っている[3]。なぜなら、3Liと異なり2Heは、2個の陽子のスピン角運動量が反発し、予想される結合エネルギーが負の値を取るため、3Liより不安定、もしくは存在することが出来ないためである[4]3Liは計算値であるが、約2267.6keVという正の値が予測されている[2]

崩壊モード[編集]

陽子は電荷を帯びておりクーロン力によって反発するため、半減期は極めて短いと推定されるが、今のところ詳しい半減期は不明である。崩壊モードも知られていないが、恐らく陽子放出によって2Heに崩壊すると推定されている。2Heの崩壊モードは未だ不明であるため、確認されれば3Liは最も軽い陽子放出をする核種となるが、2Heが存在しない場合明確な陽子放出とは言えず、3個の陽子に分裂という表現が当てはまるかもしれない。なお、正確な崩壊モードが判明しているなかで最も軽い核種は4Liである[1]

出典[編集]

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関連項目[編集]

軽量:
(存在しない)
リチウム3は
リチウム同位体である
重量:
4Li
(未発見)
崩壊生成物
リチウム3
崩壊系列
2He (p) ?
崩壊