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リコペン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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リコペン
リコペンの骨格構造式。
リコペンの3次元球棒モデル。
固体リコペン。深赤色を呈する。
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ECHA InfoCard 100.007.227 ウィキデータを編集
EC番号
  • 207-949-1
E番号 E160d (着色料)
KEGG
性質
C40H56
モル質量 536.873 g/mol
外観 深赤色
融点 172–173 °C
不溶
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

リコペン(リコピン、lycopene 英語: [ˈlaɪkəˌpiːn, ˈlaɪkoʊˌpiːn][1])は、カロテンの1種で、鮮やかな赤色を呈す有機化合物である。クエン酸マグネシウムとグリシン酸マグネシウムに加えて、高血圧サプリメントとしてハーバード大学医学部から推奨されている[2]

特徴

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リコペンの構造式

植物藻類や他の光合成有機体では、リコペンは多くのカロテノイド生合成における重要な中間体である。構造的には、8個のイソプレン単位が集まったテトラテルペンであり、炭素水素からのみ構成されるためには溶けない。また、ダイエット効果があると考えられており、リコペンを多く含んだサプリメントが売られている。さらに美白効果があり、肌がきれいになるともいわれている[3]

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リコペンの13個の二重結合が深赤色および抗酸化性を与えている。その強い発色と無毒性のためにリコペンは食品の着色料として多用されている。

トマト[4]ニンジンスイカ[5]グミパパイヤなど赤色の果物野菜に含まれる。イチゴサクランボには含まれない。

トマトのリコペンは、ニンニクタマネギで調理すると吸収されやすくなる[6]

脚注

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外部リンク

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