ランボルギーニ・ハラマ

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ランボルギーニ・ハラマ
ハラマ
Lambo Jarama.jpg
サイドビュー
Wikilamjar01.jpg
コクピット
Wikilamjarint.jpg
販売期間 1970年 - 1976年
デザイン ベルトーネ
乗車定員 2+2
ボディタイプ 2ドアクーペ
エンジン V型12気筒ガソリン3,929cc
駆動方式 FR
最高出力 350馬力(GT)
365馬力(GTS)
変速機 5速MT / 3速AT
サスペンション 前後ともダブル・ウイッシュボーン・コイル
全長 4,485mm
全幅 1,820mm
全高 1,190mm
ホイールベース 2,380mm
車両重量 1,540kg
生産台数 328台
最高速度 260km/h
先代 イスレロ
-自動車のスペック表-

ハラマJarama )は、イタリアの自動車メーカー、ランボルギーニ1970年から1976年まで生産したグランツーリスモである。名はスペインマドリード郊外にあるハラマ・サーキットに由来する。

概要[編集]

当初設計を担当したのはランボルギーニ・ミウラに続いてジャンパウロ・ダラーラであった[1]。年間1,000台規模の生産を予定しており、この時点ではボアφ82mm×ストローク62mmのV型12気筒3,929cc[注釈 1]の片バンクを利用し大量生産型ランボルギーニ用として開発されていたボアφ82mm×ストローク62mmの直列6気筒1,965cc[注釈 2]DOHCエンジンを搭載する予定だった[1]。ボディは鍛造鋼板を溶接して組み立てたセミモノコックで、2+2ながら足元のスペースを切り詰めて操縦席を前進させホイールベースを2,380mmに納めている[1]1968年4月にダラーラが退職し、設計は次席チーフエンジニアだったパオロ・スタンツァーニが引き継ぎ、イスレロに代わる2+2のグランツーリスモに位置づけを変更されてV型12気筒エンジン搭載となり、充分に熟成された[1]

車体のデザインは、ミウラエスパーダ同様、ベルトーネに委ねられ、チーフデザイナーのマルチェロ・ガンディーニが担当した。

1970年3月のジュネーヴ・ショーでデビューした。

ミッドシップ2座のミウラカウンタックと比較すると地味であり、完全な4シーターのエスパーダほどのスペースはなく、ラインナップ上は中途半端なモデルのように思われたが、実用的な2+2レイアウトを持ちながら2座席のライバル・フェラーリ・365GTB/4の2,400mmよりも更に短いホイールベースを活かして優れた操縦性を持ち、サーキットでは時折ミウラよりも良いタイムを出した[1]。また静かで快適であり、エアコンの効きも良く、故障も少なく運転しやすく、実用性を兼ね備えたスポーツカーであった[1]。ランボルギーニのテストドライバーだったボブ・ウォレスは「ボクの最もお気に入りのクルマだ」「あれこそ本当のランボルギーニだった」と語っている[1]

変遷[編集]

当初デビューしたのは3,929cc350馬力の「ハラマ350GT」であったが、V型12気筒エンジンの熱量に対し冷却系統が不充分であったと言われる。1972年には細部を改良し、365馬力の「ハラマ350GTS」に発展した。エンジンの冷却問題は改良され、ランボルギーニの本業であるエア・コンディショナーの装備や、3速ATも選択が可能となった。しかし1973年末の第一次石油危機以降は需要が低迷、1976年には生産中止となった。生産台数は400GTが176台、400GTSが152台の合計328台と少なかった。

当時の日本へはシーサイドモーターや並行輸入業社によって少数が輸入されたが、折からのスーパーカーブームの中でも、地味な存在であった。

注釈[編集]

  1. ^ 3.14159×(8.2/2)×(8.2/2)×6.2×12≒3929.07。
  2. ^ 3.14159×(8.2/2)×(8.2/2)×6.2×6≒1964.53。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 『幻のスーパーカー』pp.31-54「シンクロニシティ」。

参考文献[編集]

関連項目[編集]


ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1962-
タイプ 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代
4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8
MR(含ミッドシップ4駆) V12 ミウラ カウンタック ディアブロ ムルシエラゴ アヴェンタドール アヴェンタドールS
イオタ レヴェントン ヴェネーノ チェンテナリオ


V8/V10 シルエット ジャルパ ガヤルド ウラカン
2+2 ウラッコ
FR GT 350GT
2+2 400GT イスレロ ハラマ


エスパーダ


クロスカントリー4WD
SUV
LM002 ウルス


オーナー
親会社
フェルッチオ・ランボルギーニ ロゼッティ、レイマー イタリア政府管理下 ミムラン クライスラー メガテック Vパワー アウディ
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・ウルス(2012)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017)
人物: フェルッチオ・ランボルギーニジャンパオロ・ダラーラマルチェロ・ガンディーニパオロ・スタンツァーニ
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa