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ラレー (歌手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラレー
2014年
基本情報
出生名 Laleh Pourkarim
生誕 (1982-06-10) 1982年6月10日(42歳)
バンダレ・アンザリー, ギーラーン, イランの旗 イラン
出身地 Hammarkullen, イェーテボリ,  スウェーデン
ジャンル
職業
  • シンガーソングライター
  • プロデューサー
  • ギタリスト
  • ピアニスト
  • 女優
  • レコード会社マネージャー
担当楽器
  • ヴォーカル
  • ギター
  • ピアノ
  • キーボード
  • サクソフォン
  • ドラム[1]
活動期間
  • 2000年–2006年 (女優)
  • 2003年–現在 (歌手)
レーベル Island
公式サイト laleh.se

ラレー (出生名 Laleh Pourkarim、1982年6月10日 - )は、イラン出身のスウェーデンシンガーソングライター

女優としての活動を数年行った後、2005年に音楽活動を開始。デビューアルバム『Laleh』はスウェーデンの年間ベストセラーとなった[2]。2012年のアルバム『Sjung』からのシングル「Some Die Young」は、ノルウェー連続テロ事件の犠牲者への追悼歌としてスウェーデンのみならずスカンジナビア全土でのヒット曲となった。彼女はアルバムの制作、作成、録音、設計、演奏を全て自身で行い、歌唱は両親の母国語であるペルシア語、英語とスウェーデン語を用いている[3]

来歴

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イラン北部の港町バンダレ・アンザリーで生まれ、1年後に両親と一緒にアゼルバイジャンに住むために国を離れ、後にベラルーシのミンスクとスウェーデンのティダホルムの難民キャンプに移った[4]。自身の名の「Laleh」は、ペルシャ語でチューリップを意味し、人気のある女子の名前であり、イラン文化の一般的なシンボルとされている[5]

8歳のときにスウェーデンに移住、10代でヨーテボリに移り、アンジェレドの多文化地区の学校に通った[6]。Hvitfeldtska高校の音楽学級に入学し、クラシック音楽、バレエ、サーカス音楽、後にパンク、レゲエ、ジャズ音楽に興味を持った。彼女はまたギターを弾くことを学んだ[7]。スウェーデンのリアリティ番組『Så mycket bättre』に出演中、国から国へと移動した自身の子供時代と両親について語っており、難民生活の中で父親は1994年にカヌー事故で亡くしている[8]。母親であるアテフェは、イランに住む前はジョージアからの難民であった。

2000年にスウェーデンの興行収入で大成功を収めたジョセフ・ファレス監督によるスウェーデンの映画『Jalla! Jalla!』で主要な役割を果たした。

2003年に彼女の音楽キャリアを始めると、自身の制作および出版会社「Lost Army」を設立。アルバムを録音する前に、ワーナーミュージック・スウェーデンと録音および配信契約を結んだ。初期の音楽性は、スティングシールなどのアダルトコンテンポラリーアーティストと比較されている。彼女はセルフタイトルのデビューアルバムから、自身で楽曲を作成し、演奏し、制作した。アルバムは2005年の春にリリースされ、ベストセラーアルバムとなった。

以降も数多くの作品をリリースし、スウェーデンの人気女性歌手の一人として認知されている。

作品

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アルバム

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タイトル 詳細 最高位 認定
スウェーデン[9] ノルウェー[10]
Laleh 1
Prinsessor
  • リリース: 6 December 2006
  • レーベル: Lost Army / Warner Music Sweden
  • フォーマット: CD, digital download
3
Me and Simon
  • リリース: 19 January 2009
  • レーベル: Lost Army / Warner Music Sweden
  • フォーマット: CD, digital download
2
Sjung
  • リリース: 25 January 2012
  • レーベル: Lost Army / Warner Music Sweden
  • フォーマット: CD, digital download, vinyl
1 1
Colors
  • リリース: 14 October 2013
  • レーベル: Lost Army / Warner Music Sweden
  • フォーマット: CD, digital download, vinyl
2 4
  • スウェーデン: Gold[12]
Kristaller
  • リリース: 16 September 2016
  • レーベル: Lost Army / Warner Music Sweden / Island
  • フォーマット: CD, digital download, vinyl
2 18

[13]

  • スウェーデン: Gold[14]
Vänta!
  • リリース: 31 May 2019
  • レーベル: Lost Army
  • フォーマット: CD, digital download, vinyl
4
Postcards
  • リリース: 20 December 2019
  • レーベル: Lost Army
  • フォーマット: Digital download, streaming
33
Vatten
  • リリース: 25 March 2022
  • レーベル: Lost Army
  • フォーマット: Digital download, streaming
1

[15]

脚注

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  1. ^ Drums & Så Mkt Bättre” (スウェーデン語). Laleh.se (3 November 2011). 7 February 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。1 February 2012閲覧。
  2. ^ Letmark, Peter (11 December 2011). “Jag är både helgon och djävul” (スウェーデン語). Dagens Nyheter. http://www.dn.se/livsstil/intervjuer/jag-ar-bade-helgon-och-djavul/ 4 January 2012閲覧。 
  3. ^ Fredriksson, Karin (9 April 2005). “Begåvad men spretig debut” (スウェーデン語). Helsingborgs Dagblad. Helsingborgs Dagblad. 24 October 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。1 February 2012閲覧。
  4. ^ Letmark, Peter (11 December 2011). “Jag är både helgon och djävul” (スウェーデン語). Dagens Nyheter. http://www.dn.se/livsstil/intervjuer/jag-ar-bade-helgon-och-djavul/ 4 January 2012閲覧。 
  5. ^ Beauty unbound: Flowers in Iranian culture”. Tehran Times (15 January 2012). 30 January 2021閲覧。
  6. ^ Laleh Pourkarim: A girl from northern Iran” (ペルシア語). Shomaliha. 14 January 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。9 February 2012閲覧。
  7. ^ laleh pa Nojestorget”. Nojestorget. 15 October 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。1 February 2012閲覧。
  8. ^ Letmark, Peter (11 December 2011). “Jag är både helgon och djävul” (スウェーデン語). Dagens Nyheter. http://www.dn.se/livsstil/intervjuer/jag-ar-bade-helgon-och-djavul/ 4 January 2012閲覧。 
  9. ^ swedishcharts.com - Discography Laleh”. Hung Medien. 2012年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ2011年12月9日閲覧。
  10. ^ VG-lista - Laleh”. VG-lista. 2012年2月3日閲覧。
  11. ^ Laleh - Sjung” (Swedish). Sverigetopplistan (20 March 2012). 24 March 2012閲覧。 “Link leads to landing site. Type "Laleh - Sjung" into the website's search function to find the relevant information”
  12. ^ Laleh - Colors” (Swedish). Sverigetopplistan (12 December 2013). 12 December 2013閲覧。 “Link leads to landing site. Type "Laleh - Colors" into the website's search function to find the relevant information”
  13. ^ VG-lista - Laleh”. lista.vg.no. 2011年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月28日閲覧。
  14. ^ Laleh - Colors” (Swedish). Sverigetopplistan (11 November 2016). 2018年12月28日閲覧。 “Link leads to landing site. Type "Laleh" into the website's search function to find the relevant information”
  15. ^ Veckolista Album, vecka 13”. Sverigetopplistan. 1 April 2022閲覧。