ラムシュテット

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紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: ニーダーザクセン州
郡: クックスハーフェン郡
ザムトゲマインデ: ザムトゲマインデ・ベルデ・ラムシュテット
緯度経度: 北緯53度38分06秒 東経09度06分05秒 / 北緯53.63500度 東経9.10139度 / 53.63500; 9.10139座標: 北緯53度38分06秒 東経09度06分05秒 / 北緯53.63500度 東経9.10139度 / 53.63500; 9.10139
標高: 海抜 26 m
面積: 52.87 km2
人口:

3,371人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 64 人/km2
郵便番号: 21769
市外局番: 04773
ナンバープレート: CUX
自治体コード:

03 3 52 029

行政庁舎の住所: Schützenstraße 20
21769 Lamstedt
ウェブサイト: www.lamstedt.de
首長: マンフレート・クヌスト (Manfred Knust)
郡内の位置
地図
地図

ラムシュテットドイツ語: Lamstedt低地ドイツ語: Loomst)は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州クックスハーフェン郡に属す町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)である。この町はザムトゲマインデ・ベルデ・ラムシュテットに属している。

地理[編集]

ラムシュテット地区図

位置[編集]

この町は、ヴェスターベルクなどのような、最終氷河期の終端モレーンに位置している。ラムシュテットは、東はオーステ川ドイツ語版英語版の谷に接しており、一部には小さな湿地がある。北は主に針葉樹が生育する混交林のヴェスターベルクがある。

歴史[編集]

ラムシュテットは1115年parochia lamstede として教会台帳に記述されている。一方、考古学的発掘調査は、ベルデはずっと早い時期から入植が行われていたはずであることを明らかにした。ベルデは1500年頃に「フェルダー・レギスター」に記録され、初めてその名が記された。しかし、行政上は一体化しておらず、教会教区が一体化していた。ラムシュテットは歴史上何度も火災に苦しめられた。

町村合併[編集]

1972年7月1日にハッケミューレン、イールベック、ニンドルフ、ヴォーレンベックがラムシュテットに合併した[2]

人口推移[編集]

1821 1885 1910 1925 1933 1939 1955 1996 2005 2007 2016
人口(人) 914 1,229 1,364 1,328 1,247 1,307 1,986 2,255 3,367 3,341 3,332

(Quellen: 1821–1996[3][4], 2005–2016 ラムシュテットのバージョン履歴による)

行政[編集]

ラムシュテットの町役場

議会[編集]

ラムシュテットの町議会は、15人の議員からなる[5]。これは人口 3,001人から 5,000人のザムトゲマインデに属す町村の議員定数である[6]。15人の議員は、5年ごとに住民の選挙で選出される[7]

首長[編集]

町議会は、任期中の名誉職の町長として、議員のマンフレート・クンスト (CDU) を選出した[8]

紋章[編集]

図柄: 青地金色の基部の上に銀色支石墓[9]

解説: ベルデ・ラムシュテットにはかつて、数多くの先史時代の巨石墓があった。そのうちの1つであるヴェスターベルクの支石墓「シュタインオーフェン」が現存している。

姉妹自治体[編集]

文化と見所[編集]

ラムシュテットはドイツ・フェリー街道に面している[10]

町の北部の森の中に巨石の遺跡シュテーナーベンがある。

聖バルトロメウス教会

ラムシュテットの聖バルトロメウス教会[編集]

現在村の教区教会となっている聖バルトロメウス教会は、1300年の教皇ボニファティウス8世の時代の贖宥状に初めて記録されている。多角形の東端を持つ荒石積みの教会堂もこの時代に造られた。

西の入り口は1700年頃に増築されたもので、北の入り口は木製の筒型ヴォールトと同じく1768年の改築時に設けられたものである。

古い木造の教会塔ドイツ語版英語版は何年も前に取り壊さなければならなかったため、クリスティアン・ヴンドラムの設計に基づくレンガ造りの西塔も同じ年に完成した。この新しい塔は1812年の大火で焼失し、1820年に再興された。この際に現在の丸屋根が取り付けられた。

柱で縁取られ、磔刑図が描かれた祭壇背後の飾り壁は1730年頃、講壇は17世紀末に制作された。15世紀後半に聖杯と、長堂内に見られるキリスト十字架像が創られた[11]

北ドイツ・ラジオ博物館が入居するベルデハウス

博物館[編集]

  • 北ドイツ・ラジオ博物館 - 200台以上の古いラジオ、最初のラジオ放送制作の歴史、ドイツのラジオ局などが展示されている[12]
  • ベルデ博物館 - 農民文化の道具を展示し、ゲースト住民の習俗を伝えている[13]

建築[編集]

  • ラムシュテットの聖バルトロメウス教会
  • 景観公園内のベルデフース
  • ラムシュテット通信塔

公園[編集]

  • 町役場裏の景観公園
  • 原始・森林学習路があるヴェスターベルクのシュタインガルテン
  • グート・ハーネヴォルトの公園

経済と社会資本[編集]

ランバダ・スイミングプール

公共施設[編集]

  • ランバダ・スイミングプール
ラムシュテットの学校センター

教育[編集]

  • ベルデ・ラムシュテット基礎課程学校。アームシュトルフ、ミッテルステナーエ、バスベッカー・ベルクに分校がある。
  • アム・ホーエン・ラーデ上級学校

スポーツ[編集]

ラムシュテットには、大きなスポーツセンターがある。ここには多くの運動場、2つの体育館、屋内プールがある。この他ラムシュテットには、美しく密度の高い遊歩道・自転車道がある。町内にはルートや見所を示す案内板が設けられている。

人物[編集]

出身者[編集]

ゆかりの人物[編集]

関連文献[編集]

  • Udo Theuerkauf (1997). Samtgemeinde Börde Lamstedt. ed. Kleine Heimatkunde der Börde Lamstedt. Lamstedt 

この文献は、翻訳元であるドイツ語版の参考文献として挙げられていたものであり、日本語版作成に際し直接参照してはおりません。

出典[編集]

  1. ^ Landesamt für Statistik Niedersachsen, LSN-Online Regionaldatenbank, Tabelle A100001G: Fortschreibung des Bevölkerungsstandes, Stand 31. Dezember 2021
  2. ^ Statistisches Bundesamt, ed (1983). Historisches Gemeindeverzeichnis für die Bundesrepublik Deutschland. Namens-, Grenz- und Schlüsselnummernänderungen bei Gemeinden, Kreisen und Regierungsbezirken vom 27.5.1970 bis 31.12.1982. Stuttgart/Mainz: W. Kohlhammer. p. 243. ISBN 978-3-17-003263-7 
  3. ^ Udo Theuerkauf (1997). Samtgemeinde Börde Lamstedt. ed. Kleine Heimatkunde der Börde Lamstedt. Bevölkerungsentwicklung von Lamstedt. Lamstedt. p. 48 
  4. ^ Michael Rademacher. “Deutsche Verwaltungsgeschichte von der Reichseinigung 1871 bis zur Wiedervereinigung 1990”. 2019年8月10日閲覧。
  5. ^ KDO-Wahlpräsentation / Vorläufiges Gesamtergebnis Ratswahl Lamstedt 11.09.2016”. 2019年8月10日閲覧。
  6. ^ Niedersächsisches Kommunalverfassungsgesetz (NKomVG) Vom 17. Dezember 2010, § 46 Zahl der Abgeordneten”. 2019年8月5日閲覧。
  7. ^ Niedersächsisches Kommunalverfassungsgesetz (NKomVG) Vom 17. Dezember 2010, § 47 Wahl und Wahlperiode der Abgeordneten”. 2019年8月5日閲覧。
  8. ^ Rat der Gemeinde Lamstedt”. 2019年8月10日閲覧。
  9. ^ Rudolf Lembcke (1976). Kreis Land Hadeln. ed. Kreis Land Hadeln. Geschichte und Gegenwart. Otterndorf: Buchdruckerei Günter Hottendorff. p. 41 
  10. ^ Deutsche Fährstraße”. 2019年8月10日閲覧。
  11. ^ Georg Dehio (1977). Dehio Vereinigung. ed. Handbuch der Deutschen Kunstdenkmäler Bremen/Niedersachsen. München/Berlin: Deutscher Kunstverlag. p. 566 
  12. ^ Norddeutsches Radiomuseum”. 2019年8月11日閲覧。
  13. ^ Das Bördemuseum”. 2019年8月11日閲覧。

外部リンク[編集]