ラドー

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ラドーの代表モデル「ダイヤスター」1stモデル

ラドーRADO )はスイスベルン・レングナウ英語版Lengnau)に本社を置く腕時計メーカーである。

概要[編集]

1917年に創業された腕時計用ムーブメントの製造会社であるシュラップ・アンド・カンパニー(Schlup & Co., )を祖とし、1940年代には既に後の社名となる"Rado(ラドー)"ブランドの時計を発表、腕時計そのものを製造するメーカーとなった[1]1983年にはSMHグループ(現スウォッチ・グループ)の傘下となっている。

年間約50万個の腕時計を生産しており、約300人の社員がいる。

60年代にケースに傷のつかない超硬材料(タングステン合金)を使用したモデル「ダイヤスター」を発表し、超硬タイプ腕時計の先鞭を着けたメーカーである。その後もハイテクセラミックスをはじめとした素材にこだわるメーカーとしての地位を確立し現在に至る。

沿革[編集]

  • 1917年 - フリッツ・シュラップ(Fritz Schlup )、エルンスト・シュラップ(Ernst Schlup )、ウェルナー・シュラップ(Werner Schlup )のシュラップ兄弟がムーブメントメーカー「シュラップ・アンド・カンパニー(Schlup & Co., )」を創業。後に「Rado」や「Exacto」等のブランドにて腕時計を販売。
  • 1957年 - ラドーの看板の一つとなる「ゴールデンホース」を発売。本来、防水機能を表したタツノオトシゴの意匠をシンボルに採用。
  • 1962年 - 傷がつきにくい超硬金属ケース採用の腕時計「ダイヤスター」を発表。さらにプラスチック風防が一般的だった当時においては珍しいサファイアガラスを採用。素材にこだわり耐傷性や堅牢性を追求するメーカーとしての礎となる。
  • 1983年 - SMHグループ(現スウォッチ・グループ)の一員となる。
  • 1986年 - セラミックケース採用の腕時計「インテグラル」を発売。
  • 1990年 - セラミックのケースとブレスが完全一体型となる斬新なデザインの腕時計「セラミカ」を発売。グッドデザイン賞を受賞。
  • 2005年 - ダイヤモンドコーティングケースを採用した「V10K(ヴィ・テン・ケー)」発売。

日本での販売[編集]

日本ではかつて酒田時計貿易が販売代理店契約を結んで発売していた。同社はフジテレビ競馬中継のスポンサーを務めていたほか、民放各局でのクイズ番組や視聴者参加バラエティー番組の出場記念品(参加賞)に「ラドー」を贈呈していたこともあった。なお同社は、2000年経営破綻している。

脚注[編集]

  1. ^ メーカーの公式見解では1950年代より“ラドー”のブランド名での腕時計生産を開始したとしているが、実際には1949年当時の広告には既に“ラドー”の名称が使用されている。

外部リンク[編集]