ラグナー・ヌルクセ

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ラグナー・ヌルクセ
経済学者
生誕 1907年10月5日
Käru, Governorate of Livonia, ロシア帝国 (今のエストニア)
死没 (1959-05-06) 1959年5月6日(51歳没)
スイスジュネーブ湖の近く
国籍 エストニア
研究機関 コロンビア大学
プリンストン大学
オックスフォード大学
ジュネーブ大学
母校 Domschule zu Reval, タリン
タルー大学
エジンバラ大学
ウィーン大学
論敵 アルバート・ハーシュマン
影響を
与えた人物
ポール・ローゼンシュタイン=ロダン
実績 均衡成長理論
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ラグナー・ヌルクセ(Ragnar Nurkse、1907年10月5日1959年5月6日)は、ロシア帝国(のち独立)のエストニアで生まれた経済学者。母国のタルー大学で学んだあと、イギリスのエジンバラ大学ウィーン大学で学ぶ。1934年から1945年まで国際連盟で働き、戦後はアメリカコロンビア大学教授、プリンストン大学教授を務めた。専門は、国際貿易論、国際資本論、国際通貨論、開発経済学である。

略歴[編集]

業績[編集]

  • 国際資本移動や国際通貨などの問題を研究した。なかでも、『国際資本移動論』は代表的著書であるといえる。また、『国際通貨』は両大戦間期の外国為替や国際金融の問題を理論的・実証的に分析している。
  • 戦後は、発展途上国の開発経済学の問題にも対象を広げた。そして、発展途上国の経済発展が困難なのは一次産品の輸出の伸びが低いことや貧困の悪循環があることを問題としている。

家族[編集]

  • エストニア人の父親は、成功して木材伐り出しから土地管理者に仕事を変えた。母親はスウェーデン系エストニア人である。
  • 両親は1928年にカナダへ移住した。
  • ラグナー・ヌルクセは、1946年、ニュージャージー州エングルウッドのHarriet Bergerと結婚した。2人の息子を持っているが、そのうち1人は詩人のDennis Nurkseである。

著書[編集]

日本語訳[編集]

  • 『国際資本移動論』、増井光蔵・傍島省三訳、日本評論社、1938年
  • 『国際通貨――20世紀の理論と現実』、小島清・村野孝訳、東洋経済新報社、1953年
  • 『後進諸国の資本経済』(現代経済学選書)、土屋六郎訳、巌松堂書店、1955年(改訳版1977年)
  • 『外国貿易と経済発展』、大畑弥七訳、ダイヤモンド社、1960年
  • 『世界経済の均衡と成長』、G・ハーバラー編、河村鎰男訳、ダイヤモンド社、1967年

原書[編集]

  • "The Schematic Representation of the Structure of Production", 1934, RES
  • Conditions of International Monetary Equilibrium, 1945.
  • Problems of Capital-Formation in Underdeveloped Countries, 1953.
  • Patterns of Trade and Development, 1959.
  • Equilibrium and Growth in the World Economy, 1961.