ライアン・ホリデイ

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ライアン・ホリデイRyan holiday1987年 - )は、アメリカのベストセラー作家、メディア戦略家(ストラテジスト)。

メディア戦略のプロとして、有名ミュージシャンや作家のヒットを演出し、アメリカン・アパレル社のマーケティングディレクターも務めた。一方、ギリシア哲学ストア派(「ストイック」の語源)を、21世紀を生き抜く思考法として紹介し、数々のベストセラーを出している。

著作(哲学・自己啓発系)[編集]

「ストア哲学シリーズ」1作目は、"The Obstacle Is the Way"(邦訳:『苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則』)。同書はアメリカでベストセラーとなり、20カ国語に翻訳されている[1]

同書は政治家(アーノルド・シュワルツェネッガー元カリフォルニア州知事など)やミュージシャン(ヒップホップのLL・クール・Jなど)に広く読まれたが、中でもスポーツ界に大きな影響をあたえた。

ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の2014年スーパーボウルを制したニューイングランド・ペイトリオッツの主力選手は、本書を読んでいたという。さらに、敗北したシアトル・シーホークスのフロントが、翌シーズン、本書を選手に配ったとされる。

シリーズ2作目の"Ego Is the Enemy"(邦訳:『エゴを抑える技術』)も多数の読者を獲得。Amazon.comの読者レビューでは、845件のレビューで平均評価が4.5となっている(2018年3月19日時点)。

日本では、Market Hack編集長の広瀬隆雄が田端信太郎(元LINE役員)に同書を推薦したとし、「(SNSなどによって)肥大した自我が、いかに非生産的か? ということを述べた本」だと評している[2]

3作目の"The Daily Stoic"(邦訳:『ストア派哲学入門』)もアメリカでベストセラーとなった。

『ストア派哲学入門』など一連の著作によって、現在アメリカでは「ストア派哲学の大衆化と普及が活発に行われており、シリコンバレーの起業家たちやアスリートたちのあいだでは、ストア派哲学の心酔者が増えている」[3]

著作(メディア戦略系)[編集]

ホリデイはまた、メディア戦略家として"Trust Me, I'm Lying: Confessions of a Media Manipulator"(未邦訳)"と"Growth Hacker Marketing"(邦訳:『グロースハッカー』)の2冊を上梓している。

前者は、ネット・ジャーナリズムの実情を暴露する内容。後者は、グロースハックとは何かを解説する内容となっている。

これらに加えて、2018年に最新刊の"Conspiracy: Peter Thiel, Hulk Hogan, Gawker, and the Anatomy of Intrigue"(未邦訳)を刊行した。

邦訳一覧[編集]

  • 『グロースハッカー 第2版』佐藤由紀子訳(日経BP、2015)
  • 『苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則』金井啓太訳(パンローリング、2016)
  • 『エゴを抑える技術』金井啓太訳(パンローリング、2016)
  • 『ストア派哲学入門』金井啓太訳(パンローリング、2017)
  • 『ペレニアルセラー─稼げる定番商品の作り方』金井啓太訳(2019)

出典[編集]

外部リンク[編集]