ヨハネス・ヴァイス

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ヨハネス・ヴァイス(Johannes Weiss, 1868年12月13日 - 1914年8月24日)は、ドイツプロテスタント神学者である。新約聖書学で共観福音書Q資料の研究を行なった。

キールに生まれ、マールブルク大学ベルリン大学ゲッティンゲン大学ブレスラウ大学で学んだ。そして、1890年にゲッティンゲン大学、1895年にはマールブルク大学、1908年にはハイデルベルク大学で教授として教鞭をとった。教え子たちに波多野精一ルドルフ・カール・ブルトマンなどがいる。1914年にハイデルベルクで生涯を終えるまで、多数の著作と論文を発表して、新約聖書批評学の発展に大きく貢献した。

ヴァイスの大きな貢献の一つは、終末論的観点からの福音書の包括的な釈義を最初に提示したことである。

ヴァイスは新約学に聖書批評学の概念を適用した。それはルドルフ・カール・ブルトマンを初めとする後継の学者たちによって発展された。ヴァイスは『コリント人への手紙第一』は一つの手紙ではなく、使徒パウロのいくつから手紙からの抜粋の寄せ集めであると考えた。

また、『マタイの福音書』と『ルカの福音書』の著者が使用したという資料の仮説に「Q資料」の名前を与えた。

参考文献[編集]

  • ロナルド・E・クレメンツ著、村岡崇光訳『近代旧約聖書研究史-ヴェルハウゼンから現代まで』教文館、1978年