コンテンツにスキップ

ヨハネス・ツェツェス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘシオドス神統記写本。ツェツェスの注釈が含まれる。

ヨハネス・ツェツェス[1][2]ヨアンネス・ツェツェス[3]ヨハンネス・ツェツェース[4]などとも、: Ἰωάννης ΤζέτζηςJohannes Tzetzes[5]1110年ごろ - 1180年ごろ[5])は、東ローマ帝国の文人・詩人[6]

コンスタンティノープル出身[5]古代ギリシアの文学や故事に精通し[5]、同地で学校を経営した[3]マヌエル1世コムネノスの皇后ベルタら、貴族とも交流した[2]。同時代人にエウスタティオス英語版ミカエル・コニアテスがいる[3]

現存する著作に『キリアデス』(千行詩)[4]書簡ホメロスヘシオドスアリストパネスに対する注釈書などがあり[3]西洋古典学ギリシア神話の貴重な資料となっている[4][7][8]

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. 渡辺金一、平凡社、改訂新版 世界大百科事典『ビザンティン文学』 - コトバンク
  2. 1 2 佐伯(片倉) 綾那「アンナ・コムネナ『アレクシオス1世伝』の成立背景 : 12世紀コンスタンティノープルにおける女性の文学活動を事例に」『都市文化研究』18、大阪市立大学大学院文学研究科 : 都市文化研究センター、2016年。CRID 1390853649849599616。35f頁。
  3. 1 2 3 4 L.D.レノルズ英語版 ; N.G.ウィルソン英語版 著、西村賀子 ; 吉武純夫 訳『古典の継承者たち ギリシア・ラテン語テクストの伝承にみる文化史』筑摩書房〈ちくま学芸文庫〉、2025年。ISBN 9784480511836130f頁。
  4. 1 2 3 國方栄二 編訳『ヒポクラテス医学論集』岩波書店〈岩波文庫〉、2022年。ISBN 9784003390122。332頁。
  5. 1 2 3 4 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『ツェツェス』 - コトバンク
  6. 岩波書店辞典編集部 編『岩波 世界人名大辞典』岩波書店、2013年。ISBN 97840008031511723頁。
  7. 高津春繁 訳『アポロドーロス ギリシア神話』岩波書店〈岩波文庫〉、1978年。4頁。
  8. ピエール・グリマル 著、高津春繁 訳『ギリシア神話』白水社〈文庫クセジュ〉、1992年。20頁。