ヨッヘン・リートケ

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Jochen Liedtke
ヨッヘン・リートケ
生誕 (1953-05-26) 1953年5月26日
西ドイツの旗 西ドイツ ヘルフォルト
死没 (2001-06-10) 2001年6月10日(48歳没)
国籍 ドイツの旗 ドイツ
研究分野 コンピュータサイエンス
オペレーティングシステム
研究機関 フラウンホーファー研究機構
トーマス・J・ワトソン研究所
カールスルーエ大学
主な業績 L4マイクロカーネルファミリー
マイクロカーネル
プロジェクト:人物伝
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ヨッヘン・リートケ (:Jochen Liedtke 1953年5月26日2001年7月10日) はドイツコンピュータ科学者で、 マイクロカーネル オペレーティング・システムの研究で知られ、L4マイクロカーネルファミリーを作成した。

経歴[編集]

ビーレフェルト大学で数学の学位を取得した。卒論ではドイツで教育用に使われたプログラミング言語ELAN英語版のコンパイラを作成した。 ビーレフェルト大学の大学院でZ80用のELAN環境EMUEL英語版("Extendable Multiuser Microprocessor ELAN-System")を作成した。これは完全なマイクロカーネルによるELANのランタイム環境でL2(リートケの2番めのシステム、L1はリートケがハイスクール時代に作成したサブセットのALGOL60インタプリタが相当する)である。

フラウンホーファー研究機構のGMDでL2の改良およびゼロから再設計したL3の開発を行った。

1993年にマイクロカーネルの性能について徹底的に追求したL4マイクロカーネルを開発した。

1996年にベルリン工科大学で博士号を取得。その後IBMトーマス・J・ワトソン研究所カールスルーエ大学教授。

外部リンク[編集]