ユーリ (ストリートファイター)

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ユーリ プロフィール

  • 初出作品ストリートファイターZERO3
  • 出身地: 
    不明(『ZERO3』)[1]
    ドイツ(?) (『V』)[2]
  • 誕生日: 
    不明(『ZERO3』)
    7月22日(?) (『V』)[2]
  • 身長:164cm
  • 体重:49kg
  • スリーサイズ:B92 W59 H84
  • 血液型:B型
  • 好きなもの: 
    不明(『ZERO3』)
    アボカド(『V』)
  • 嫌いなもの: 
    不明(『ZERO3』)
    狭い所(『V』)
  • 本名:ジュリア (Julia)
  • キャッチコピー:「非情のアサシンドール」(『ZERO3』)
  • 関連キャラクターベガ - T.ホーク - キャミィ - ユーニ

ユーリ (Juli) は、カプコン対戦型格闘ゲームストリートファイターZERO3』に登場する架空の人物。

キャラクターの設定[編集]

秘密結社シャドルー総帥のベガに付き従うベガ親衛隊の一員。濃紺のスウェットスーツタイプの戦闘服と同色のギャリソンキャップ[3]を着用し、茶色の髪を後ろで結っていて、切れ長の瞳が特徴の少女。

「ユーリ」という名前は、ドイツ語の「7月」に由来する。薬物と精神操作により肉体が強化されており、ベガ親衛隊の中でも戦闘力は高く、脚を使った技が得意。任務や戦闘ではユーニとコンビを組むことが多い。感情に乏しく、機械的な口調で話す。

アーケード版『ストリートファイターZERO3』(以下『ZERO3』)では通常のCPU戦には登場せず(家庭用版ではごくまれに登場)、特定のキャラクターの最終戦前の前哨戦にユーニと共に登場する。隠しコマンドを入力することでプレイヤーキャラクターとしても使えるが、その際のストーリーはベガのものと同一となる。エドモンド本田のエンディングにも登場し、ベガを倒されて行き場を失ったユーリたちは本田に引き取られて、しばらくの間は本田と共に相撲の稽古に励むことになる。

プレイステーション版『ZERO3』以降は通常キャラクターとして選択できるようになり、独自のストーリーも追加された。ベガ直々の指令で強化人間・キャミィ抹殺の指令を受ける。キャミィを倒して帰還したユーリはベガに用済みと判断されて抹殺されかかるが、生存本能が洗脳を上回って、ベガに反抗して打ち倒す。ベガの消滅により洗脳は解けたものの、代謝機能を強化された肉体は細胞ごと崩壊しかかっていた。しかし、キャミィの身を賭した行動によって救われて、その命を取りとめた。

『ZERO3』のサンダー・ホークのストーリーでは2人目のイベントキャラクターとして登場し、ジュリア (Julia) という本名とホークと同じサンダーフット族の村の住人であることが明かされている。ホークのエンディングで彼はユーリの洗脳を解く決意をする。

スーパーストリートファイターIV』のデモアニメではシャドルー基地を襲撃したハン・ジュリに対してユーニと共に戦うが、風水エンジン全開のジュリには2対1でも歯が立たず敗北して虜囚となりS.I.N.社に輸送される。ホークのオープニングでは彼の回想シーンにおいて白いドレスを着たユーリが登場する。ホークのエンディングでは、とある老夫婦によって保護されていて私服姿で登場し、感情も記憶も失った状態だが、誰かを待つかの如く外を見つめ続けている。ローズに居場所を教えてもらったホークは廃人同然であることを承知でユーリを迎えにいく。

ストリートファイターV』(以下『V』)ではプレイアブルキャラクターとして参戦しないが、何度もシャドルーに洗脳されてベガ親衛隊に所属している設定になっている上にゼネラルストーリーモードでCPU専用キャラクターとしてのみ登場する。また、『V』公式サイト内コンテンツ「シャドルー格闘家研究所」の「キャラ図鑑」では体格と血液型以外の個別データが設定されているが、出身国と誕生日の表記が(?)付きで不明瞭になっている(後述のその他の節も参照)。

その他の作品[編集]

NAMCO x CAPCOM』では、プロローグからキャミィの部下としてユーニとともに登場。基本的に『ZERO3』の設定を踏襲しており、ベガ親衛隊としてプレイヤーの前に幾度となく立ちはだかる。物語終盤において、空中戦艦バルログの中央動力室でサイコドライブを守るためにリュウたちを迎え撃つが敗北する。そのとき、サイコパワーの洗脳が解け、記憶を取り戻したかのように見えたが、すでに自身の肉体は限界に達しており、いまわの際に「ホーク」の名前を呟いて死亡する(ただし同作にはサンダー・ホークは登場していない)。敵キャラクターとして登場するのみで、プレイヤー側は使用できない。

SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』と『CAPCOM FIGHTING Jam』ではベガのエンディングに登場する。

SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』シリーズでは個別キャラクターカードが存在する。

ゲーム上の特徴[編集]

キャミィやユーニとほぼ同じキャラクター性能や技を持っているが、使用できる必殺技は3人の中で最も少ない。

技の解説[編集]

必殺技[編集]

キャノンスパイク
上方に向かってキックを繰り出す。コマンド・性能ともキャミィのものとほぼ同一。
スナイピングアロー
ユーリのオリジナル技で、前方に飛び蹴りを繰り出す。非常に素早く、突進距離も「スパイラルアロー」より長いが、隙も大きい。
『V』のCPUユーリが唯一使用する技で、EX版はヒットすると相手を掴んで一回転しながら地面に叩き付ける。
アクセルスピンナックル
前方にステップを踏みつつ、身体を捻って裏拳を放つ。キャミィのものと性能は同じ。

スーパーコンボ[編集]

リバースシャフトブレイカー
真上に連続ヒットする錐揉みキックを放つ。キャミィと同じ感覚で使用可能で、ボタン連打とレバー回転でより多くヒットする。
スピンドライブスマッシャー
Z-ISMでのみ使用可能。「スパイラルアロー」→「キャノンスパイク」の連続技。キャミィのものとほぼ同性能。

ドラマチックバトル専用技[編集]

対CPU戦でユーニと共に登場する場合、およびドラマチックバトルにおけるパートナーがユーニである場合、以下のコンビネーション技が使用可能になる。

サイコチャージα
特殊技。気合を集中させて、スーパーコンボゲージかオリジナルコンボゲージを増加させる。発動中は全くの無防備状態になる。
使用してからしばらくは自分で中断ができない(攻撃を食らえば中断する)。ある程度溜まるとボタン押し続けで動作を継続するようになり、任意に中断が可能。また、ゲージの1/3程度の量をためるとその時点で動作を終了し、一気に最大までゲージを溜めきることもできない。
CPUユーリは、単体でもこの技を使ってくることがある。
サイコローリング
Z-ISMのみ使用可能なスーパーコンボ。ユーニと共に回転しながら突撃する。発動条件はやや限定される。与えるダメージは低い。
デスクロスダンシング
Z-ISMのみ使用可能なスーパーコンボ。相手を掴んだ後にユーニと2人で両側から連続攻撃を叩き込み、「スナイピングアロー」で止めを刺す。発動条件はやや限定され、攻撃が成立する条件はさらに厳しい。見た目の派手さと発動条件の厳しさにもかかわらず、与えるダメージは低い。

その他の技[編集]

マッハスライド
Z-ISMでのZEROカウンター。前方へ一瞬姿が見えなくなるほどの速さで踏み込む。ユーニが使用するものと同様だが、ユーリの場合はZEROカウンターでしか使用できない。

担当声優[編集]

  • 河本明子(『ZERO3』『NAMCO x CAPCOM』)
  • たなか久美(『V』)
  • エリザベス・マクスウェル(『V』英語ボイス)

その他[編集]

  • ベガ親衛隊メンバーの名前はそれぞれ出身地の言語における月の名称にちなんでいて、ユーリはドイツ語の名前を付けられている。家庭用版『ZERO3』のホークのエンディングでは聖なる血が流れていると言われているが、書籍ではドイツ出身でメキシコのサンダーフット族の村にいた理由は不明とされている[4]
  • 関連書籍や『スーパーストリートファイターIV』ではサンダー・ホークの恋人と設定されているが、『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』のキャラクターカードの解説のみ「ホークの妹」と書かれている。
  • UDONによるアメリカンコミックではサンダーフット族の村に住んでいたドイツ人医師の娘であり、父親と共に長年医者のいなかったサンダーフット族を助けていたことが描かれている。こちらでは父が殺害されシャドルーに攫われている。
  • 『V』の公式ホームページ内コンテンツ『シャドルー格闘家研究所』では、ある部族の末裔であることが示唆されている他、元々ドイツ出身だったわけではなく勉学のための留学先がドイツであったこと、過去の記憶を何度も消されていることが解説されている。前記の件から、プロフィールでは出身国と誕生日の表記が(?)付きで不明瞭になっている[2]
  • 『ZERO3』での身体の部分のグラフィックはユーニと同様にキャミィのものを流用して作られているが、イラストにおいてはユーリの胸の大きさがキャミィやユーニよりも強調して描かれている。実際のプロフィール上でも、ユーリは他の2人よりもやや体格が大きい。
  • 元々はユーニと共に、開発スタッフのKIMOKIMOによって家庭用版『ZERO3』に収録予定だったオマケゲームに登場する量産型の雑魚キャラクターとして作られたが、結果的にプレイヤーキャラクターとして登場することになった[5]。基となったキャミィのキャラクターデザインを担当した安田朗は、キャラクターを勝手に増やしたことについて快く思っていなかった[6]

登場作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO3』スタジオベントスタッフ ISBN 978-4885544958 214頁。
  2. ^ a b c シャドルー格闘家研究所 活動報告書 キャラ図鑑084:ユーリ” (2016年6月25日). 2016年6月26日閲覧。
  3. ^ ゲーメストムック『X-MEN VS ストリートファイター』新声社、216頁。
  4. ^ ALL ABOUT『カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』スタジオベントスタッフ、344頁。
  5. ^ CAPCOM:カプコン ゲームズ - カプコン伝説 第十回 ウルトラなベガ親衛隊(前編)
  6. ^ akiman7のツイート(551725207262474240)

関連項目[編集]