ユーゼフ・カミンスキ

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ユーゼフ・カミンスキヘブライ文字:יוסף קמינסקי, ラテン文字:Józef Kamiński1903年11月17日 - 1972年10月14日)はイスラエル作曲家指揮者ヴァイオリニスト。女優のイダ・カミンスカは姉。

生涯[編集]

俳優の両親のもとオデッサで生まれるが、生後すぐ一家はワルシャワに移り住んだ。1909年よりヴァイオリンを始め、12歳でソリストとしてワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団と共演した。1922年よりベルリン音楽大学(現在のベルリン芸術大学)でヴァイオリンと作曲を学び、1924年にはウィーンに留学して、ハンス・ガルらに作曲と指揮を学んだ。その後ベルリンでソリストとして活動するが、1926年に母親が死去するとワルシャワに戻って、ユダヤ劇場の指揮者となった。

1937年テルアビブに移住。ブロニスラフ・フーベルマンの勧めで、パレスチナ管弦楽団(後のイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団)のコンサートマスターに就任し、1969年まで務めた。またそれ以外にも多くのオーケストラに指揮者とソリストとして客演した。

教え子にイツァーク・パールマンがいる。

作品[編集]

代表作として、ユダヤ民謡を用いた管弦楽曲『3つのイスラエルのスケッチ』、ユーモラスで新古典的な『トランペットとオーケストラのためのコンチェルティーノ』(1940)、『ハープとオーケストラのためのバラード』(1943)、『ヴァイオリン協奏曲』(1947-49)などがある。1960年にはイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団のために『交響的序曲』を作曲し、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団賞を受賞した。その他に『弦楽四重奏曲』(1945)のような室内楽曲、『トリプティーク』(1959)のようなピアノ曲がある。

参考文献[編集]

  • Jan Jagielski: Przewodnik po cmentarzu żydowskim w Warszawie przy ul. Okopowej 49/51. Z. 1, Kwatery przy Alei Głównej. Warszawa: Towarzystwo Opieki nad Zabytkami. Społeczny Komitet Opieki nad Cmentarzami i Zabytkami Kultury Żydowskiej w Polsce, 1996, s. 59. ISBN 83-90-66296-5.