ヤン・インゲンホウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ヤン・インゲンホウス
Jan Ingenhousz.jpg
ヤン・インゲンホウス
生誕 1730年12月8日
Statenvlag.svg ネーデルラント連邦共和国ブレダ
死没 1799年9月7日 (満68歳没)
グレートブリテン王国の旗 グレートブリテン王国ウィルトシャー州、ボーウッド(en)
居住 オランダの旗 オランダイギリスの旗 イギリス
国籍 オランダの旗 オランダ
研究分野 医学植物生理学化学物理学
出身校 ルーヴェン・カトリック大学
プロジェクト:人物伝
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • ヤン・インゲンホウス
  • ヤン・インゲンハウス

ヤン・インゲンホウス(Jan Ingenhousz[1], 1730年12月8日 - 1799年9月7日[2])はオランダ医学者植物生理学者化学者物理学者。最も知られている業績は、植物が二酸化炭素を吸収し酸素を放出する過程で光が不可欠であることを示すことによって、光合成を発見したことである[3][4][5]。生前には、1768年にウィーンハプスブルク家の人々に対して種痘を成功させたことで最も知られており、その出来事の後、彼はマリア・テレジアの個人的な相談相手かつ侍医ともなった[6]

経歴[編集]

1730年にオランダのブレダで出生[2]1753年に[要出典]ルーヴェン・カトリック大学医学博士号[要出典]を取得し、さらにライデン大学で学ぶ[2]。1765年にロンドンで開業医となった[2]1772年にはオーストリアのマリア・テレジア侍医[2]、ウィーン宮廷会議の一員に就任した[7]

1779年にイギリスに戻り[2]王立協会の会員になった[7][8]

1799年9月にイギリスのウィルトシャー州ボーウッド(en)で死去した[2]

業績[編集]

高い種痘の技術を持つ医者としても評価されていたが[2]、植物生理学の実験で植物の作用などの研究もした[7]。1779年には、ジョゼフ・プリーストリーの発見を受け継ぎ、光の存在によって植物の緑色部分が空気を「浄化」していることを発見した[2]。また、動物だけでなく植物も細胞呼吸をすることも発見した[9]

そのほか、大型静電発電機や熱伝導の研究でも知られている[2]

著書[編集]

  • 植物実験(1779年)[7]
  • 植物の呼吸作用(1786年)[7]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ Ingen-Houszという綴りとも
  2. ^ a b c d e f g h i j インゲンホウス”. ブリタニカ国際大百科事典小項目事典 (コトバンク). ブリタニカ・ジャパン. 2017年12月8日閲覧。
  3. ^ Beale and Beale, Echoes of Ingen Housz, 2011
  4. ^ Gest, Howard (2000). “Bicentenary homage to Dr Jan Ingen-Housz, MD (1730-1799), pioneer of photosynthesis research”. Photosynthesis Research 63 (2): 183–90. doi:10.1023/A:1006460024843. PMID 16228428. 
  5. ^ Geerd Magiels, Dr. Jan Ingenhousz, or why don't we know who discovered photosynthesis, 1st Conference of the European Philosophy of Science Association 2007
  6. ^ “The life of Dr Jan Ingen Housz (1730–99), private counsellor and personal physician to Emperor Joseph II of Austria”. J Med Biogr 13 (1): 15–21. (2005). PMID 15682228. 
  7. ^ a b c d e 西田誠. “インゲンホウス”. 日本大百科全書 (コトバンク). 小学館. 2017年12月8日閲覧。
  8. ^ Ingenhousz; John (1730 - 1799)” (英語). Past Fellows. The Royal Society. 2012年5月2日閲覧。
  9. ^ Howard Gest (1997). “A 'misplaced chapter' in the history of photosynthesis research; the second publication (1796) on plant processes by Dr Jan Ingen-Housz, MD, discoverer of photosynthesis. A bicentenniel 'resurrection'”. Photosynthesis Research 53: 65–72. doi:10.1023/A:1005827711469. http://www.life.illinois.edu/govindjee/history/articles/GestOnIngenhousz_missing.pdf. 

関連項目[編集]