ヤンブー
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ヤンブー(アラビア語: ينبع、Yanbu)は、サウジアラビア西部、マディーナ州の都市である。人口は35万9,631人(2022年)[1] 。紅海に面した港町であり、ジッダの北350km、マディーナの西160kmに位置する。ヤンブー・アル=バハル(アラビア語: ينبع البحر)とはアラビア語で「海辺の泉」を意味する。
概要
[編集]サウジアラビア東部のペルシャ湾にほど近い、アブカイクから伸びるEast-West石油パイプラインの終着点であり、石油精製や石油化学工場が立ち並ぶ工業都市となっている。また、ヨーロッパ諸国への原油輸出の拠点となっており、2026年ホルムズ海峡危機発生以降はアジア諸国への原油輸出の拠点としても注目されている。
歴史
[編集]ヤンブーの歴史は2500年前までさかのぼれる。ヤンブーは、イエメンと、エジプトをはじめとする地中海世界との、スパイスや香料の中継貿易港として栄えてきた。第一次世界大戦中は、オスマン帝国に対するイギリス軍の拠点のひとつとなった。1975年、ペルシャ湾からのパイプラインが完成し、東部のアル=ジュバイルとともにサウジの石油輸出港として整備された。
2026年イスラエルとアメリカ合衆国によるイラン攻撃が始まると、ペルシャ湾のホルムズ海峡が閉鎖状態となり、サウジアラビア産の原油輸出が制限されることとなった。この際、ヤンブーが終着地となる東西パイプラインはイランからの圧力に影響を受けにくいことで注目されるようになり、同年3月にヤンブーから船舶に積み込まれた原油は日量最大460万バレルに達した[2]。
観光
[編集]港の近くには保護された大きなさんご礁が存在し、ダイビング客などが訪れる。プリンス・アブドゥルムフセン・ビン・アブドゥルアズィーズ空港(ヤンブー空港)があり、また高速道路がマディーナや北のヨルダンやシリアと連絡している。
脚注
[編集]- ↑ “City Population”. 2025年10月31日閲覧。
- ↑ “サウジが見つけた石油輸送の非常口、親イラン武装組織が閉じる恐れ”. CNN (2026年3月31日). 2026年4月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- ジュバイル・ヤンブー王立委員会(アラビア語、英語)