ヤリマン

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ヤリマン(英:Slut)は、不特定多数の男性と積極的に性行為の関係を持つ女性のことを意味する隠語あるいはスラング卑語)である[1]。片仮名部分を平仮名で「やりマン」「ヤリマん」「ヤリまん」などと表記することもある。同意語として、関西では「パンコ」「パン子」などが用いられる。対義語はヤリチンである。「やり手」をもじったものと思われるが、発祥は不明である。

概説[編集]

ヤリマンは主に男性側で用いられる隠語である。性行為に積極的で、相手を次々と変えて性行為を行う女性を侮蔑したり揶揄したりするときに使用する。そこから転じ、性行為以外でも次々とペアを変えること(こちらは、男性に使うこともある)をこう呼ぶことがある。AV監督の鈴木リズは「アバズレ(消極的ヤリマン)とビッチ(積極的ヤリマン)を一まとめにした存在が『ヤリマン』だ」と定義している[2]

歴史[編集]

ヤリマンという隠語がいつ頃から使用されるようになったのかを記した定かな文献は、確認されていない。マスメディアインターネットの普及に伴い、恋愛関係のゴシップが絶えない女性タレントや、性的な魅力を積極的に強調する女性グラビアアイドルなどを誹謗中傷する隠語としても使用されるようになった[3]1990年代頃からは、フリーセックスやセックスフレンドという概念が登場し、男女の婚前交渉なども一般化したため、どこまでがヤリマンなのかは非常に定義しにくくなっている。エロ本アダルトビデオなどの世界では、主な顧客である男性に刺激的な印象を与える隠語として、根強く使用されている。2010年代後半のウェブテレビでは女性アイドルが上記定義の説明で使用している[4][5]ほか、2016年には北内乙三による『少年ジャンプ+』連載の漫画作品『あの娘はヤリマン』が開始されている[6]。それらのことから、ミスリードを誘うタイトルではあるものの、隠語という範囲を超えた幅広い世代での認知がうかがえる。

アダルトコンテンツでのヤリマン[編集]

成人が対象となるアダルトコンテンツでは、主な顧客である男性により刺激的な印象を与える隠語として使用されている。下記で挙げるのは、実際にヤリマンという隠語が使用されたアダルトビデオの例である。「作品タイトル(発売年/AV女優/アダルトビデオメーカーやレーベル名)」で表記した。

  • 爆乳ヤリマン女教師(2009年/小峰ひなたムーディーズ
    • キャッチコピーにも「…誘われたら断れないヤリマンで…」とある。
  • ヤリマン団地妻(2009年/有沢実紗クロス
    • タイトルの通りである。

派生語・類義語・対義語[編集]

隠語であるため、厳密な区分や規定はしにくい。さまざまな派生語類義語が存在する。

派生語[編集]

ヤリマンにそのまま女を付け加えて「ヤリマン女(やりまんおんな)」と表記することがある。また、ヤリマンに女性の名前や固有名詞、組織や団体をそのまま付け加えることがある。例として自ら積極的に男性を誘うようなOLなら「ヤリマンOL」、ヤリマンの女子学生が多い大学なら「ヤリマン大学」などと表記することがある。

類義語[編集]

類義語としては、「サセ子(させこ)」(主に若者たちが使用する隠語)や「痴女(ちじょ)」、「尻軽(しりがる)」などがある。また他に「淫乱」や「ニンフォマニア」(女性の色情狂)、「公衆便所」(こうしゅうべんじょ)や「肉便器」(にくべんき)などがある。

そのほか、プレイガールビッチあばずれすけべエッチ羅紗緬イエローキャブパンパンなどが挙げられる。

対義語[編集]

ヤリチンは、「やりたがるチンポ」や「やりたいおちんちん」を縮めたもので、不特定多数の女性との性交渉を積極的に求める男性または男性器を意味する。

関連項目[編集]

脚注[編集]