ヤマハ・KXシリーズ

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KXシリーズ(ケーエックス・シリーズ)はヤマハマスターキーボードの型番・商品名。

概要[ソースを編集]

このシリーズは本体に音源を内蔵せず、MIDI信号を発するための鍵盤とスイッチのみが装備される。従って本体のみでは楽器として発音させることはできない。外部に接続するMIDI対応音源モジュールから発音させる仕組みになっている。

シリーズのモデル[ソースを編集]

KX1
1983年発売。44鍵を備える外部音源を演奏するためのショルダーキーボード。イニシャルタッチ(鍵盤押下時の強さ検知)・アフタータッチ付。赤と白のカラーバリエーションがある。だがKX1の評価が悪かったため後に発売された完成度の高いKX5の方が明らかに性能と機能で使用と人気は高かった。
KX5
1984年発売。37鍵を備える外部音源を演奏するための小型で軽量のショルダーキーボードである。イニシャル・アフタータッチ付き。リボンコントローラでピッチベンドを操作可能。MIDIチャンネルのセレクターで、2系統の音源の切り替えも可能。色はブラックレザーサテンとシルバーメタリックとの2カラーを用意。発売から15年以上経って絶版となったロングセラーである。ショルダーキーボードの中では世界的に名機でもある。軽量モデルのため女性奏者の使用も多かった。
KX76
1985年発売。76鍵のマスターキーボード。イニシャル/アフタータッチ付。上下2オクターブの移調が可能。32音色×2チャンネルの音色選択キー、19個のコントローラー、パネル設定を16種まで記憶可能。シンセサイザー、トーンジェネレーター、リズムマシーン、シーケンサーまで、MIDIのすべてを縦横無尽弐コントロールが可能。外観は一般的なシンセサイザーだが音源は内蔵されず、TX816などの外部音源と接続して演奏するキーボードである。上下2オクターブの移調が可能。
KX88
1985年発売。88鍵ピアノタッチ鍵盤のマスターキーボード。KXシリーズの最高機種。イニシャル/アフタータッチ付。上下2オクターブの移調が可能。32音色×2チャンネルの音色選択キー、19個のコントローラー、パネル設定を16種まで記憶可能。シンセサイザー、トーンジェネレーター、リズムマシーン、シーケンサーまで、MIDIのすべてを縦横無尽弐コントロールが可能。鍵盤の数とピアノタッチ鍵盤以外はKX76と同様で外観は一般的なシンセサイザーだが音源は内蔵されず、TX816などの外部音源と接続して演奏するキーボードである。MIDIマスターキーボードではプロフェッショナルの世界的に名機でもありこれも世界的に名機であるYAMAHAのDX7と一緒に使われていることが当時は多かった。

USBキーボードスタジオ シリーズ[ソースを編集]

KX25/KX49/KX61 (25鍵/49鍵/61鍵)
2008年2月1日発売。MIDI接続以外にUSBバス接続にも対応している(USBバスパワー対応のため、USB接続の際に電源アダプターが不要である)。Cubase AI4、Cubase AI5が添付されており、様々なDAWソフト上のVSTi音源も使用可能である。
KX8
2008年8月1日発売(日本国内)。88鍵・GHS(グレードハンマースタンダード)鍵盤。鍵盤以外では上記のKXシリーズと基本機能は同じである。

試作モデル[ソースを編集]

KX3
1989年試作。KX5の後継モデルとして企画され試作段階まで進んだが、発売されなかった。デザインはKX5より同社のヤマハ・ショルキーシリーズを髣髴とさせるが、鍵盤の手前側に音色切替えボタンを配置するなど演奏者の立場に立った仕様変更がされている。[1]

脚注[ソースを編集]

  1. ^ http://www.yamaha.co.jp/design/pro_1980_09.html 4ページ目を参照

関連項目[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]