ヤマカツスズラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ヤマカツスズラン
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 1997年4月14日
死没 2010年7月2日(13歳没)
登録日 1999年6月10日
抹消日 2003年2月12日
ジェイドロバリー
フジノタカコマチ
母の父 コリムスキー
生国 日本の旗 日本北海道浦河町
生産 岡崎牧場
馬主 山田博康
調教師 池添兼雄栗東
競走成績
生涯成績 26戦6勝
獲得賞金 2億9766万3000円
テンプレートを表示

ヤマカツスズラン日本で生産・調教された競走馬繁殖牝馬阪神3歳牝馬ステークスの優勝馬である。そのほかの勝鞍にクイーンステークスマーメイドステークス交流重賞全日本サラブレッドカップがある。

戦績[編集]

馬齢は2000年以前も現表記とする。

2歳[編集]

ひだかトレーニングセールにて池添兼雄調教師に見出される。池添厩舎に入厩し1999年8月15日小倉でデビュー。1番人気で3着に敗れたものの、次走の新馬戦で逃げて6馬身差で快勝した。続くききょうステークスは池添兼雄の息子で後の主戦騎手となる池添謙一に乗り替わりとなるが、人気のヤマニンリスペクト以下を完封し連勝した。

そして阪神3歳牝馬ステークスを迎え、マイケル・キネーンに乗り替わりとなった。単勝オッズ10倍未満の馬が6頭と混戦ムードが高まっていたが1番人気に推される。レースではマイペースで逃げ、2馬身差の逃げ切りで快勝した。この勝利により、1999年のJRA賞最優秀3歳牝馬を受賞した。

3歳[編集]

2000年桜花賞の本命候補となったが、1月に骨折してしまう。全治半年以上と診断され、春のクラシックシーズンを棒に振った。

長期休養明け初戦のローズステークスは再び池添謙一に乗り替わりとなるものの14着に大敗。次の秋華賞では積極果敢な逃げを見せ、好位から鋭く伸びたティコティコタックには敗れたものの2着を確保した。続くマイルチャンピオンシップは逃げを打つも14着、続く阪神牝馬特別は逃げる事が出来ず4着となった。

4歳以降[編集]

2001年を迎え古馬となる。初戦に初ダートとなる交流重賞の黒船賞を選んだが10着に敗れた。その後は芝マイル路線に進むも掲示板にも載れず惨敗。夏以降は牝馬限定戦に活路を見出し、マーメイドステークス2着のあとクイーンステークスで久々に優勝した。

2002年はダート短距離路線を中心に使われ、プロキオンステークス2着、シリウスステークス3着、JBCスプリント4着のあと全日本サラブレッドカップを優勝。このときに記録した1.24.3のタイムは2011年現在も笠松競馬場1400mのコースレコードタイムである。兵庫ゴールドトロフィーでも3着となり、交流重賞を中心に牡馬と互角の勝負を演じた。また、牝馬限定戦でも前年2着に敗れたマーメイドステークスを優勝した。

2003年根岸ステークスを最後に引退、繁殖入りした。

引退後[編集]

初仔のヤマカツブライアン(父ブライアンズタイム)は、デビュー後2戦連続2着の後3戦目の未勝利戦(阪神競馬場ダート1400m、2007年3月3日)を勝ち上がり、中1週で臨んだ次の500万下のレース(阪神競馬場ダート1400m、2007年3月17日)を勝ち2連勝。その後、地方交流重賞の兵庫チャンピオンシップ(交流GII、園田ダート1870m、2007年5月4日)で2着に好走している。

2005年に出産したヤマカツオーキッド(父ダンスインザダーク)は、2007年7月にデビューを果たし、デビュー3戦目となった8月11日の未勝利を制し初勝利を挙げ、続くコスモス賞も制したが、重賞初挑戦の札幌2歳ステークスは10着となった。そして初のJpnI挑戦となった第59回阪神ジュベナイルフィリーズでは香港ジョッキークラブダグラス・ホワイト騎手に乗り替わって母子制覇を狙ったが、15番人気で12着に敗れている。

この2頭は母と同じく山田博康オーナーの所有馬、池添兼雄厩舎所属であり、池添謙一騎手が騎乗している。

5頭の産駒を残したが2010年6月に小腸疾患を発症し、3度に亘る手術の甲斐もなく、小腸結腸疾患のため7月2日に繋養先の岡田牧場で死亡した。

生年 馬名 毛色 厩舎 戦績
初仔 2004年 ヤマカツブライアン 黒鹿毛 ブライアンズタイム 栗東・池添兼雄 25戦3勝(引退)
2番仔 2005年 ヤマカツオーキッド 青毛 ダンスインザダーク 栗東・池添兼雄 10戦2勝(引退・繁殖)
3番仔 2007年 ヤマカツマヤリス 栗毛 クロフネ 栗東・池添兼雄 9戦1勝(引退・繁殖)
4番仔 2009年 ヤマカツナタリー 栗毛 アグネスタキオン 栗東・池添兼雄
金沢・高橋優子
11戦0勝(引退・繁殖)
5番仔 2010年 ヤマカツムサシ 栗毛 フジキセキ 栗東・池添兼雄 1戦0勝(引退)

エピソード[編集]

  • ローズステークス以降は、騎乗停止だったシリウスステークスを除きすべてのレースに池添謙一が騎乗している。

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
1999.08.15 小倉 新馬 12 002.7 0(1人) 03着 古川吉洋 53 芝1200m(稍) 1:11.3 (36.6) -1.3 アルーリングアクト
0000.08.21 小倉 新馬 12 003.7 0(2人) 01着 古川吉洋 54 芝1200m(良) 1:09.3 (35.9) -1.0 (マウンテンターオー)
0000.09.18 阪神 ききょうS OP 16 004.4 0(2人) 01着 池添謙一 53 芝1400m(良) 1:22.3 (36.9) -0.5 (マンボノリズム)
0000.12.05 阪神 阪神3歳牝馬S GI 14 004.2 0(1人) 01着 M.キネーン 53 芝1600m(良) 1:35.6 (35.8) -0.3 (ゲイリーファンキー)
2000.09.17 阪神 ローズS GII 16 008.0 0(5人) 14着 池添謙一 54 芝2000m(良) 2:02.8 (38.4) -2.5 ニホンピロスワン
0000.10.15 京都 秋華賞 GI 18 016.6 0(7人) 02着 池添謙一 55 芝2000m(良) 2:00.0 (34.0) -0.1 ティコティコタック
0000.11.19 京都 マイルCS GI 18 021.4 0(8人) 14着 池添謙一 53 芝1600m(良) 1:34.4 (37.5) -1.8 アグネスデジタル
0000.12.17 阪神 阪神牝馬特別 GII 14 014.6 0(6人) 04着 池添謙一 53 芝1600m(良) 1:34.6 (35.8) -0.8 トゥザヴィクトリー
2001.03.20 高知 黒船賞 GIII 12 0(3人) 10着 池添謙一 54 ダ1400m(稍) 1:32.5 (43.7) -4.0 ノボジャック
0000.04.14 阪神 読売マイラーズC GII 17 040.2 (10人) 14着 池添謙一 55 芝1600m(良) 1:33.9 (36.7) -1.1 ジョウテンブレーヴ
0000.05.13 東京 京王杯SC GII 18 043.6 (10人) 10着 池添謙一 55 芝1400m(良) 1:20.8 (35.1) -0.7 スティンガー
0000.06.03 東京 安田記念 GI 18 126.3 (16人) 12着 池添謙一 56 芝1600m(良) 1:34.1 (37.0) -1.1 ブラックホーク
0000.07.08 阪神 マーメイドS GIII 9 003.1 0(1人) 02着 池添謙一 55 芝2000m(良) 1:59.8 (36.5) -0.6 タイキポーラ
0000.08.12 札幌 クイーンS GIII 11 003.7 0(1人) 01着 池添謙一 57 芝1800m(良) 1:47.4 (35.5) -0.5 ダイヤモンドビコー
0000.10.14 東京 府中牝馬 GIII 11 002.6 0(1人) 07着 池添謙一 55 芝1800m(良) 1:46.2 (36.3) -0.6 マルカキャンディ
0000.11.11 京都 エリザベス女王杯 GI 15 030.3 (10人) 11着 池添謙一 56 芝2200m(良) 2:12.7 (37.8) -1.5 トゥザヴィクトリー
0000.12.16 阪神 阪神牝馬S GII 16 018.0 0(7人) 14着 池添謙一 55 芝1600m(良) 1:34.4 (36.8) -0.9 エアトゥーレ
2002.05.06 名古屋 かきつばた記念 GIII 12 0(4人) 10着 池添謙一 55 ダ1400m(良) 1:27.7 (00.0) -3.8 サウスヴィグラス
0000.06.16 阪神 プロキオンS GIII 13 015.8 0(5人) 02着 池添謙一 55 ダ1400m(良) 1:23.0 (36.1) -0.1 スターリングローズ
0000.07.07 阪神 マーメイドS GIII 12 003.8 0(3人) 01着 池添謙一 56 芝2000m(良) 1:59.1 (36.2) -0.5 (タフネススター)
0000.08.11 札幌 クイーンS GIII 11 003.3 0(2人) 14着 池添謙一 57 芝1800m(良) 1:50.4 (39.7) -2.3 ミツワトップレディ
0000.09.29 阪神 シリウスS GIII 13 009.9 0(4人) 03着 小池隆生 55.5 ダ1400m(稍) 1:22.5 (37.0) -0.1 スターリングローズ
0000.11.04 盛岡 JBCスプリント GI 15 0(6人) 04着 池添謙一 55 ダ1200m(良) 1:11.6 (00.0) -0.2 スターリングローズ
0000.11.26 笠松 全日本サラブレッドC GIII 10 003.1 0(1人) 01着 池添謙一 55 ダ1400m(稍) 1:24.3 (00.0) -1.8 (コアレスフィールド)
0000.12.28 園田 兵庫GT GIII 9 0(1人) 03着 池添謙一 55 ダ1400m(良) 1:27.0 (00.0) -0.2 ノボトゥルー
2003.02.01 中山 根岸S GIII 16 016.4 0(5人) 06着 池添謙一 55 ダ1200m(良) 1:10.8 (37.8) -0.4 サウスヴィグラス

血統表[編集]

ヤマカツスズラン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系

*ジェイドロバリー
Jade Robbery
1987 黒鹿毛
父の父
Mr.Prospector
1970 鹿毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Number
1979 鹿毛
Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
Special Forli
Thong

フジノタカコマチ
1985 鹿毛
*コリムスキー
Kolymsky
1975 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Libro d Oro Francis S.
Exclusive
母の母
コビナタヒメ
1974 鹿毛
*タマナー Sunny Boy
Tresa
タイムマンナ *ゲイタイム
ニューマンナ
母系(F-No.) フラストレート系(FN:1-b) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4×3、Native Dancer 4×5 [§ 3]
出典
  1. ^ [1]
  2. ^ [1]
  3. ^ [1]


脚注[編集]

  1. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ヤマカツスズラン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年1月15日閲覧。

外部リンク[編集]