ヤスパー・ファントフ

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ヤスパー・ファントフ
Jasper van 't Hof
Jasper van’t Hof 2008.JPG
ヤスパー・ファントフ(2008年)
基本情報
生誕 (1947-06-30) 1947年6月30日(73歳)
出身地 オランダの旗 オランダ エンスヘデ
ジャンル ジャズ
職業 ミュージシャン
担当楽器 ピアノキーボード
公式サイト www.jaspervanthof.com

ヤスパー・ファントフ[1]Jasper van 't Hof1947年6月30日 - )は、オランダジャズ・ピアニストにしてキーボード奏者。

ファントフはオランダのオーファーアイセル州エンスヘデで生まれ、5歳でピアノの勉強を始めた。学校にてジャズ・バンドで演奏し、19歳までにドラマーのピエール・クルボワとジャズ・フェスティバルで演奏するようになった。1969年、彼はドイツのギタリストであるトト・ブランケと共に、クルボアによる初期のヨーロッパ・ジャズ・ロック・バンドである「アソシエーション P.C.」のメンバーとなった。ピアノ・コンクラーヴェ (Piano Conclave)の一環として、ジョルジュ・グルンツヨアヒム・キューンウォルフガング・ダウナーキース・ジャレットというピアニストたちと共演した。

1974年、フィリップ・カテリーン(ギター)、チャーリー・マリアーノ(サックス)、アルド・ロマーノ(ドラム)、ジャン・フランソワ・ジェニー・クラーク(ベース)と組み、ポーク・パイ (Pork Pie)を結成した。また、サックス奏者のボブ・マラックとヴァイオリニストのズビグニェフ・セイフェルトと共にバンド、アイボール (Eyeball)を組んでいる。さらに彼は、デンマークのベーシストであるボ・スティーフとサックス奏者アーニー・ワッツとのフェイス・トゥ・フェイス (Face To Face)、そしてアフリカの歌手であるアンジェリーク・キジョーをフィーチャーしたフィリ・フィリ (Pili Pili)という2つのバンドも率いていた。彼はソロによるピアノ演奏で最もよく知られているが、アーチー・シェップと一緒にキーボードも演奏した。

All About Jazz」のジョン・ケルマンは、「アルバム『無常』の最大のポイントは、2部構成のタイトル曲です。限られた楽器編成にもかかわらず、オーケストラの範囲で、印象派の作曲をより自由な配慮と共に快適な形でブレンドした、テクスチャー・プレイヤーとしてのファントフの強みが、完全に力として発揮されています」と語った[2]

ディスコグラフィ[編集]

リーダー・アルバム[編集]

  • 『無常』 - Transitory (1974年、MPS) ※ポーク・パイ名義
  • 『アイ・ボール』 - Eye Ball (1974年、Keytone)
  • The Door Is Open (1976年、MPS) ※ポーク・パイ名義
  • The Selfkicker (1977年、MPS)
  • Flowers Allover (1978年、MPS)
  • However (1978年、MPS)
  • Fairytale (1979年、MPS) ※with ジョルジュ・グルンツ
  • 『スリープ・マイ・ラヴ』 - Sleep My Love (1979年、CMP) ※with フィリップ・カテリーンチャーリー・マリアーノ
  • Aqua Sansa (1980年、Fran) ※with マルクス・シュトックハウゼン
  • Live in Montreaux (1980年、Pausa)
  • Eyeball (1980年、CMP) ※アイボール名義
  • My World of Music (1981年、Keytone)
  • Mama Rose (1982年、SteepleChase) ※with アーチー・シェップ
  • Visitors (1982年、Pop Eye)
  • Balloons (1983年、MPS) ※with ヨアヒム・キューン
  • Pili Pili (1984年、Keytone)
  • Tea for Four (1984年、Leo) ※with チャーリー・マリアーノ、エドワード・ヴェサラアリルド・アンデルセン
  • The Fifth of May (1987年、L+R) ※with アーチー・シェップ
  • Camporondo (1987年、Nabel) ※with ウリ・ベッケルホフジョン・マーシャル
  • Solo Piano (1989年、Timeless)
  • 『タイム・イズ・アップ』 - Jazzbühne Berlin '80 (1990年、Repertoire) ※ヤスパー・ファントフ&アイボール名義
  • Dinner for Two (1990年、MA) ※with ボブ・マラック
  • 『ブルー』 - Blau (1992年、ACT)
  • Innuendo (1992年、Lipstick) ※with チャーリー・マリアーノ
  • Get Down (1992年、Hill Street Jazz)
  • Duo: The Prague Concert (1992年、P&J) ※with ボブ・マラック
  • At the Concertgebouw (1994年、Challenge)
  • Face to Face (1995年、Intuition) ※フェイス・トゥ・フェイス名義
  • Blue Corner (1996年、ACT)
  • Tomorrowland (1996年、Challenge)
  • Freezing Screens (1996年、Enja)
  • Operanoia (1996年、Intuition) ※ポーク・パイ名義
  • Un Mondo Illusorio (1998年、Challenge)
  • Canossa (1998年、Intuition) ※フェイス・トゥ・フェイス名義
  • Birds of a Feather (1999年、Traumton)
  • Un Incontro Illusorio (2001年、Challenge) ※with ジョーイ・バロン
  • Brutto Tempo (2001年、Intuition) ※with チャーリー・マリアーノ
  • Axioma (2003年、Jaro Medien)
  • The Yellow House (2006年、Connecting Cultures)
  • Pseudopodia (2008年、In+Out) ※with ボブ・マラック
  • Pangramm (2008年、FMR) ※with フレディ・スチューダー
  • Ukuba Noma Unkungabi (2011年、Jaro Medien)
  • Whybecause (2012年、Hôte Marge)
  • Œuvre (2012年、Q-rious)
  • On the Move (2015年、Intuition)
  • Hamburg Episode: Live at Fabrik (2015年、Art of Groove) ※with ハインツ・ザウアー
  • Europäischer Jazz 2016 (2016年、Infraserv Höchst) ※with ハインツ・ザウアー
  • No Hard Shoulder (2016年、Very Open)

フィリ・フィリ[編集]

  • 『フンバ・フンバ』 - Hoomba-Hoomba (1985年、Virgin)
  • Jakko (1987年、Jaro)
  • 『ビー・イン・トゥー・マインズ』 - Be In Two Minds (1988年、Jaro)
  • Live 88 (1989年、Jaro Medien)
  • 『ホテル・バボ』 - Hotel Babo (1990年、Jaro)
  • Stolen Moments (1992年、Jaro Medien)
  • Boogaloo (1994年、Jaro Medien)
  • Dance Jazz Live 1995 (1995年、Jaro Medien)
  • Nomansland (1997年、Jaro Medien)
  • Incwadi Yothando (Love Letter) (2000年、Jaro Medien)
  • Ballads Of Timbuktu (2002年、Jaro Medien)
  • Post Scriptum (2004年、Jaro Medien)
  • Ukuba Noma Unkungabi (2011年、Jaro Medien)

脚注[編集]

  1. ^ ヤスパー・ファン・トフ」「ヤスパー・ヴァント・ホフ」「ヤスパー・ヴァン・ホフ」の表記もある。
  2. ^ Jasper van't Hof's Pork Pie: Transitory”. All About Jazz (2008年7月16日). 2019年6月19日閲覧。

外部リンク[編集]