モーティマー・アドラー

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モーティマー・アドラーMortimer Jerome Adler, 1902年12月28日 - 2001年6月28日)はアメリカ哲学者教育者である。

経歴[編集]

ニューヨーク生まれ。1920年代にコロンビア大学教授のジョン・アースキン(John Erskine)が行っていたセミナーから大きな影響を受けた。これは教師が一方的に教えるのではなく、学生と共に古典を読むものであった。アドラーは社会人のサークルなどで、この方式を進めた。

シカゴ大学学長のロバート・ハッチンス(Robert Maynard Hutchins)と出会い、1930年代からシカゴ大学をベースに、グレートブックス運動を展開していった[1]

アドラーは1949年からブリタニカ百科事典編集委員、1965年から同書第15版(1974年刊行)の編集企画の責任者、1974年からは編集委員長を務めた。

ハッチンスとアドラーは西洋の主要な古典をまとめた叢書「グレートブックス・オブ・ザ・ウェスタン・ワールド」(Great Books of the Western World)(54巻、ブリタニカ社、1952年)を編集、刊行した。アドラーはこの叢書の編集の中で、重要なIdea(概念)を102個挙げ、これをGreat Ideasと呼んだ。

グレートブックス運動は、Great Books Foundation、シカゴの哲学研究所の設立、Aspen Executive SeminorやPaideia Projectなど、多方面に展開した。[2]

邦訳書[編集]

  • 天使とわれら(講談社学術文庫、1997年)
  • 本を読む本(講談社学術文庫、1997年)
  • アリストテレス・フォー・エブリボディー(日本ブリタニカ、1979年)

参考文献[編集]

  • 須賀由紀子「Great Books Seminarの理念と方法」(実践女子大学生活科学部紀要42、2005年)

注釈[編集]

  1. ^ 須賀前掲論文P75
  2. ^ 須賀前掲論文P76

関連項目[編集]