モーツァルト家

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連弾するヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトと姉マリア・アンナ。ヴァイオリンを持つのは父レオポルト・モーツァルト、肖像画は母アンナ・マリア(ヨハン・ネポムク・ デラ・クローチェ、1780年頃)。
アウクスブルクにあるモーツァルト家の名札

モーツァルト家(モーツァルトけ、: Mozart)は、オーストリアザルツブルク州の音楽家一家。

概要[編集]

モーツァルト姓は、1321年から1330年ごろにかけてドイツ南部のシュヴァーベン公国(現・バイエルン州南西部とバーデン=ヴュルテンベルク州南東部の境目)にあるアルゴイドイツ語版地方にさかのぼり、今日でもレヒ川ドナウ河の支流)、アルゴイ高地などの地域に点在する。

作曲家モーツァルトの父方の祖先もその地域の出身であり、元来はモツハルト(Motzhardt, Motzhart)という綴りで、本来は「みすぼらしい者・卑しい者」とか「湿地の藪」を起源とする意味であった。そのような蔑称的なイメージを避けるために、ある時期から姓を現在の「モーツァルト」としての語形を変えて、アウクスブルクから南方にあるシュタウデンドイツ語版に移住した。そのモーツァルト姓が有名になったのは、レオポルトと息子のヴォルフガング・アマデウスの音楽活動が世界的に認められたためである。

モーツアルト一家[編集]

  1. ダーフィト・E・モツハルト(David E. Motzhardt, ? – 1625/6、アルゴイ地方の農夫)
    1. ダーフィト・モツハルト(David Motzhardt, 1620 - 1685、アウクスブルク近郊の南にあるシュテウデンの煉瓦職人で大工棟梁ディッリンゲンのプファール教会の尖塔を造る。同教会はアウクスブルク司教の夏場の宮殿であった)
      1. (無名の息子、早世)
      2. ヨハン・ゲオルク・モーツァルト(1647 - 1719, 煉瓦職人・大工の棟梁・ツンフトの親方。アウクスブルクのザンクト=ゲオルク司教座教会を建てる。フッガー家の後援者)
      3. フランツ・モーツァルト(1649 - 1694、煉瓦職人)
        1. ヨハン・ゲオルク・モーツァルト(1679 - 1736、製本工。再婚相手はアウクスブルク出身のアンナ・マリア・ズルツァー(Anna Maria Sulzer))
          1. レオポルト・モーツァルト(1719 - 1787、宮廷楽師・作曲家。アンナ・マリア・ペルトルと結婚)
            1. マリア・アンナ・モーツァルト(1751 - 1829、愛称:「ナンネル」)
            2. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756 - 1791)
              1. ライムント・モーツァルト(1783 - 1783)
              2. カール・トーマス・モーツァルト(1784 - 1858)
              3. ヨハン・レオポルト・モーツァルト(1786 - 1786)
              4. テレージア(1787 - 1788)
              5. アンナ(1789 - 1789)
              6. フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791 - 1844、「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト2世」)
          2. フランツ・アロイス・モーツァルト(1727 - 1791、アウクスブルクの製本工)
            1. マリア・アンナ・テクラ・モーツァルト(1758 - 1841、愛称:「ベーズレ」)
        2. 無名の息子
        3. 無名の息子
      4. ミヒャエル・モーツァルトまたはダーフィト・モーツァルト神父(1655 - 1710、フランチェスコ会修道士)