モンブランみき

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モンブラン みき
基本情報
本名 田中 美樹
(たなか みき)
階級 アトム級
身長 160cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1992-08-24) 1992年8月24日(31歳)
出身地 東京都墨田区
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 13
勝ち 6
KO勝ち 2
敗け 6
引き分け 1
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モンブラン みき1992年8月24日 - )は、日本の女子プロボクサー即応予備自衛官(即応予備陸士長)[1]、元陸上自衛官[1]。本名・田中 美樹(たなか みき)[1]東京都墨田区出身[2]。一力ボクシングジム所属。

来歴[編集]

陸上自衛官時代は立川駐屯地に勤務していた[1]

2017年1月31日、Reason押上ジム所属としてC級ボクサーライセンス取得[3]。ボクシングに専念するため自衛官退職し、即応予備自衛官として災害派遣を担っている[4]

5月19日、後楽園ホールにて金子晴子戦でデビューし、3回TKO勝利。

10月29日、札幌・すすきので元なでしこリーガーの佐山万里菜と対戦も3回TKOで初黒星。

2018年5月28日、樽井捺月に判定勝利をおさめ再起すると、3連勝。

2019年3月3日、初の海外遠征として韓国・ソウルにてイム・チャンミと対戦も2回KO負け。

5月18日、地元の墨田区総合体育館にて樽井捺月と再戦も引き分け。

9月12日、後楽園ホールにて松田恵里が持つ女子日本アトム級王座に挑み、4回までの公開採点で同点の善戦を見せるが、5回にダウンを奪われ一度立ち上がるもロープに追い込まれたところでレフェリーストップTKO負けでタイトルを逃した[5]

2020年6月、ワタナベジムに移籍したことを発表[6]

12月13日、大阪府立体育会館エディオンアリーナ大阪)第二競技場にて成田佑美が持つ女子日本ミニマム級王座に挑戦するが、0-3判定で敗れまたしても王座ならず[7]

2022年3月30日付で引退[8]

7月15日付で一力ジムに移籍し復帰へ[9]

復帰初戦は11月30日に元WBA女子世界アトム級王者古川夢乃歌と行う[10]。初回にダウンを奪うも、2回以降にパンチを纏められ、0-3判定で敗れる[11]

2023年3月30日、狩野ほのかとの女子日本アトム級王座決定戦に挑む[12]が、0-3(54-60×3)の判定で完敗しタイトル獲得ならず4連敗になってしまった[13]

12月8日、松尾亜生理と対戦し、初回と2回にダウンを奪いレフェリーストップとなり、デビュー戦以来のKOで5年ぶりの勝利を挙げ、連敗を4、未勝利を6で止めた[14]。この試合を含めた興行は同門である中川麦茶の公式YouTubeチャンネルにてライブ配信された。

2014年3月15日、樽井捺月と4年10か月ぶり3度目の対戦[15]。判定勝利で女子日本アトム級王座挑戦を決めた[16]

人物[編集]

  • コスプレ姿でリングに上がることでも知られる[17]
  • 大の日本酒好きで、飲むときは一升瓶を軽く空けちゃう程の酒豪[18]

戦績[編集]

  • 13戦 6勝 2KO 6敗 1分


日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2017年5月19日 3R 1:53 TKO 金子晴子(SRS) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2017年10月29日 3R 0:35 TKO 佐山万里菜(ワタナベ) 日本の旗 日本
3 2018年5月28日 4R 判定3-0 樽井捺月(山木) 日本の旗 日本
4 2018年8月20日 4R 判定3-0 細田めぐみ(SRS) 日本の旗 日本
5 2018年11月20日 6R 判定3-0 下岡由美子(厚木ワタナベ) 日本の旗 日本
6 2019年3月3日 2R 0:30 TKO イム・チャンミ 大韓民国の旗 韓国
7 2019年5月18日 6R 判定1-2 樽井捺月(山木) 日本の旗 日本
8 2019年9月21日 5R 1:55 TKO 松田恵里(10COUNT) 日本の旗 日本 女子日本アトム級タイトルマッチ
9 2020年12月13日 6R 判定0-3 成田佑美(姫路木下) 日本の旗 日本 女子日本ミニマム級タイトルマッチ
10 2022年11月30日 6R 判定0-3 古川夢乃歌(山木) 日本の旗 日本
11 2023年3月30日 6R 判定0-3 狩野ほのか(オークラ) 日本の旗 日本 女子日本アトム級王座決定戦
12 2023年12月8日 3R 1:34 TKO 松尾亜生理(宇部BS) 日本の旗 日本
13 2024年3月15日 6R 判定 樽井捺月(山木) 日本の旗 日本
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脚注[編集]

  1. ^ a b c d “「即自」女子プロボクサー 初めて災害派遣活動に従事”. BoueiNews.com. (2020年3月1日). http://www.boueinews.com/news/2020/20200301_7.html 2020年7月25日閲覧。 
  2. ^ DANGAN199 in 札幌”. DANGAN. 2020年7月25日閲覧。
  3. ^ プロボクサー テスト合格発表” (PDF). 一般財団法人日本ボクシングコミッション. 2020年7月25日閲覧。
  4. ^ 本部長からの市ヶ谷レター”. 自衛隊東京地方協力本部 (2019年12月12日). 2020年7月25日閲覧。
  5. ^ “【女子ボクシング】松田恵里、TKOで初防衛 善戦のモンブランみきを一撃で仕留める”. ボクシング・マガジン. (2019年9月13日). https://www.bbm-japan.com/boxing/17302188 2020年7月25日閲覧。 
  6. ^ Twitterより
  7. ^ “【女子ボクシング】”鬼滅コス”のモンブランみき戴冠ならず、成田佑美が初防衛”. イーファイト. (2020年12月13日). https://efight.jp/result-20201213_490672 2021年1月17日閲覧。 
  8. ^ 引退選手”. 日本ボクシングコミッション. 2022年4月16日閲覧。
  9. ^ ジム所属変更”. 日本ボクシングコミッション. 2022年7月26日閲覧。
  10. ^ 古川夢乃歌のインスタグラムより
  11. ^ “元ミドル級王者の帝尊康輝が3年8カ月ぶり勝利、日本ランカー斉藤司は7年ぶりカムバック”. BOXING NEWS. (2022年11月30日). https://boxingnews.jp/news/95254/ 
  12. ^ Victoriva vol.11 ボクシングモバイル 2023年3月4日閲覧
  13. ^ “黒木優子がWBO女子アトム級V1 ダイレクトリマッチで前王者の鈴木菜々江を振り切る”. BOXING NEWS. (2023年3月30日). https://boxingnews.jp/news/97954/ 
  14. ^ “元ランカー池田竜司が5年ぶり白星 日本SB級7位の大嶋剣心が復帰戦勝利”. BOXING NEWS(ボクシング・ニュース). (2023年12月8日). https://boxingnews.jp/news/104707/ 2023年12月9日閲覧。 
  15. ^ ファイティングビー.26 ボクシングモバイル 2024年1月23日閲覧
  16. ^ “英洸貴と中川抹茶、熱闘の末ドロー 新人王西畑直哉も勝つ”. BOXING NEWS(ボクシング・ニュース). (2024年3月16日). https://boxingnews.jp/news/106646/ 
  17. ^ “【女子ボクシング】コスプレボクサーKO負けで王座ならず、今後の目標とコスプレを続ける理由を語る”. イーファイト. (2019年9月12日). https://efight.jp/result-20190912_353703 2020年7月25日閲覧。 
  18. ^ プロボクサー モンブランみき ~日本酒にはまって肝腎腸にはまる~”. 浅草サプリ健美館. 2022年4月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]