モントルー・カジノ

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レマン湖側から見たモントルー・カジノ
モントルー・カジノ(2014年夏)

カジノ・バリエール・ドゥ・モントルー(Casino Barrière de Montreux)、通称モントルー・カジノ(Montreux Casino)は、スイスモントルーレマン湖畔にあるカジノである。モントルー・ジャズ・フェスティバルの会場としても使用されている。1971年に火災で焼失したが、その様子がディープ・パープルの楽曲『スモーク・オン・ザ・ウォーター』に綴られている。現在の建物はその後に再建されたものである。グループ・ルシアン・バリエール英語版が保有している。

歴史[編集]

モントルー・カジノは、1881年に建設され、1903年に改築された。このカジノでは、著名な交響楽団や指揮者の公演が行われた。1960年代後半には、ジャズブルースロックのアーティストが演奏するようになった。1967年にクロード・ノブスが開始したモントルー・ジャズ・フェスティバルは、このカジノを会場としている。

1971年12月4日、このカジノで開催されていたマザーズ・オブ・インヴェンションのコンサートにおいて、観客の一人が信号弾を撃ち、建物に燃え移ってカジノは全焼した[1][2]。その様子を録音したものが、フランク・ザッパの楽曲"Swiss Cheese/Fire!"("Beat the Boots! II"所収)に使われている[3]。イギリスのロックグループ、ディープ・パープルはこのカジノでアルバム『マシン・ヘッド』のレコーディングをする予定だったが、この火災により、別の場所でのレコーディングを余儀なくされた。『スモーク・オン・ザ・ウォーター』は、このときの顛末を歌ったものである。

モントルー・カジノは1975年に再建された。それまでの間、モントルー・ジャズ・フェスティバルは市内の別のホールで開催されていた。1993年からは約1キロメートル離れたモントルー・ミュージック&コンベンション・センター英語版で開催されているが、1995年から2006年まではコンベンション・センターとモントルー・カジノの2か所での開催となった。2007年からは再びコンベンション・センターのみでの開催となったが、モントルー・カジノでもその期間に合わせてイベントが行われる。また、再建されたカジノ内には、録音スタジオ「マウンテン・スタジオ」が設置された。

脚注[編集]

  1. ^ Miles, Barry (2005) Zappa: A Biography. Grove Atlantic Press, 978-0-8021-4215-3
  2. ^ "Bang Your Head" by David Konow, page 26, 0-609-80732-3
  3. ^ Zappa, Frank (1992) [recorded December 4, 1971]. Swiss Cheese / Fire Zappa Records, ASIN B001CBKMVI

外部リンク[編集]

座標: 北緯46度25分46秒 東経6度54分42秒 / 北緯46.4295度 東経6.9117度 / 46.4295; 6.9117