モントリオール銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
モントリオール銀行のデータ
英名 Bank of Montreal
代表者氏名 ビル・ドウン
頭取:デイビット・ギャロウェイ(CEO:)
店舗数 国内 963
(2006年10月31日現在)
従業員数 34,000 人
総資産 2,975億カナダドル
(2005年統計)
設立日 1817年11月3日
所在地
M5X 1A1
100 King Street West
1 First Canadian Place
Toronto, ON
外部リンク www.bmo.com
特記事項:
モントリオール本社も存在するが、
CEO、頭取はトロント本社に籍を置いている。
テンプレートを表示
モントリオール銀行本社ビルのファースト・カナディアン・プレイス
モントリオールのプラスダルムにある支店

モントリオール銀行(フランス語:Banque de Montréal: 英称:Bank of Montreal、略称:BMO(発音:ビモ)、TSXBMONYSEBMO)はトロントに本社機能を置くカナダ五大銀行のひとつである。カナダ銀行業界第4位の規模をもち、カナダ国内と世界に1,100以上の支店をもつ。1817年11月3日モントリオールで設立されたカナダで最も古い銀行であり、カナダ銀行が設立される1935年までは中央銀行としての役割を果たしていた。

BMOフィナンシャル・グループの企業ブランドのもと、カナダ国内ではBMOモントリオール銀行として業務・運営している。アメリカではシカゴ周辺を中心にBMOハリス(BMO Harris Bank)の名で銀行業務を運営している[1]。商業投資部門(BMO Capital Markets)や投資信託部門(BMO Nesbitt Burns)がある。

歴史[編集]

18世紀末には大きな国際金融取引は大体が、モントリオールの毛皮貿易商館で行われていた。交換手段が不足していたので、何種類もの通貨が流通していた。希少なポンドスターリング、一般的なスペインドル、それから合衆国の統一ドル、さらには商館の倉庫証券である。19世紀初頭に通貨不足を解消すべく発券銀行の設立が申請されたが全て承認されなかった。

しかし米英戦争で発行した軍票がうまく流通したから、政府の紙幣に対する警戒が緩んだ。そこで1817年、ロイヤリスト出身のジョン・リチャードソン(John Richardson)ら9人が定款に署名し特許を申請した。翌年それは認可されたが、王の裁可は1822年まで延ばされた[2]1837年恐慌混乱期、勅許銀行は指で数えるほどしかなかった[3]

カナダ商業銀行を買収してから大不況となり、特許銀行は土地を担保とする貸付を禁じられていたので活躍が減った。1890年代から支店を増やすようになった。1892年にカナダ銀行協会ができてカルテルを仲介した。1919-20年、モントリオール銀行はイギリス大蔵省証券を引き当てに銀行券を大量に流通させた。世界恐慌にあっては小麦プール(Wheat pools in Canada)の再生に介入し、農民の自主流通機関から単純な輸送インフラへとスリム化した。1935年にカナダ銀行ができてから1950年までの間に、特許銀行の銀行券は次第に回収されていった。

1969年、ウィリアム・ムルホランド・ジュニア(William Mulhollandの息子)がブリンコ(British Newfoundland Development Corporation)の会長となった。彼はモルガン・スタンレーのパートナーであったが、1975年にモントリオール銀行のCEOとなった[4]。1977年に同行は本社機能をトロントへ移転したが、モントリオール本社も残された。1979年からアルゲマイネ・ドイチェ・クレディタンシュタルト(Allgemeine Deutsche Credit-Anstalt)へ25%以上も参加している[5]

1998年、カナダロイヤル銀行との合併案が出された。これはカナダ連邦政府の承認を得ることができず、成立には至らなかった。しかし、2000年12月、クレジットカードデビットカードのデータ処理サービスを共有することに成功した。

合併[編集]

1981年にパワー・コーポレーションが台頭してから、PCCと創業者を同じくするネズビット・トムソン商会を合併した。

  • カナダ商業銀行 - 1868年
  • ヤーマス両替銀行 - 1903年
  • ハリファックス人民銀行 - 1905年
  • ニューブランズウィック人民銀行 - 1907年
  • ブリティッシュノースアメリカ銀行 - 1918年
  • カナダ商人銀行 - 1922年
  • モルソン銀行 - 1925年
  • ネズビット・トムソン商会 - 1987年
  • スタンダード・チャータード銀行在加リテール - 1990年代
  • ポルトガル商業銀行カナダ支店 - 2006年


スポーツとスポンサー[編集]

BMOモントリオール銀行は毎年5月に開催されるバンクーバーマラソンのスポンサーとなっており、現在の大会正式名称は「BMOモントリオール銀行バンクーバーマラソン」である。さらにカナダ・スケート協会の主力スポンサーで、ISUグランプリシリーズスケートカナダをはじめ、各種大会名の多くにBMOフィナンシャル・グループの名が付いている。また、サッカー専用競技場である現在のBMOフィールドはモントリオール銀行が命名権を購入しスポンサーになったことに由来する。

脚注[編集]

  1. ^ 1984年、アメリカ市場へ本格的に拡大進出し、シカゴのハリス銀行を買収した。BMOハリスの前身である。
  2. ^ 英領北アメリカで最初の特許銀行は1820年に裁可を得たニューブランズウィック銀行(Bank of New Brunswick)となった。
  3. ^ 合衆国に何十行もあったのとは対照的であった。
  4. ^ Montreal Gazette William David (Bill) Mulholland Jr. Sept. 10, 2007
  5. ^ Manfred Pohl, Handbook on the History of European Banks, Edward Elgar Publishing, 1994, p.340.

外部リンク[編集]