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モンテネグロの世界遺産

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

モンテネグロの世界遺産(モンテネグロのせかいいさん)について述べる。モンテネグロ世界遺産条約承継は2006年6月3日のことであった[1]。モンテネグロはユーゴスラビア社会主義連邦共和国、次いでユーゴスラビア連邦共和国セルビア・モンテネグロの構成国という形で世界遺産制度の初期から関わってきた。実際、この国が保有しているコトルの文化遺産は、危機にさらされている世界遺産(危機遺産)リスト登録第1号であった(1979年に登録、2003年に解除)。以下は第38回世界遺産委員会(2014年)終了時点の情報である。

世界遺産

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画像 登録名 登録年 分類 登録基準
コトルの自然と文化歴史地域 1979年 文化 (1), (2), (3), (4)
ドゥルミトル国立公園 1980年
2005年
自然 (7), (8), (10)
中世墓碑ステチュツィの残る墓所群 2016年 文化 (3), (6)
16世紀から17世紀のヴェネツィアの防衛施設群:スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール 2017年 文化 (3), (4)

暫定リスト

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世界遺産の暫定リストには、7件が記載されている(2019年9月時点)[1]

和名(仮訳) リスト記載名(英文) 記載日 分類 ID 備考
ツェティニェ歴史的中心部  Cetinje Historic Core 2010年07月06日 文化 5561 第40回世界遺産委員会での審議対象だったが、「不登録」勧告を受け、取り下げ。
バール旧市街  Old Town of Bar 2010年07月06日 文化 5562
ドゥクリャ英語版  Doclea 2010年07月06日 文化 5563
ビオグラドスカ・ゴラ国立公園  Biogradska gora’ National Park 2010年11月9日 自然 5569
ウルツィニ旧市街  Ulcinj Old town 2018年02月28日 文化 6300
カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林(モンテネグロ)  Ancient and Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe (Montenegro) 2018年02月28日 自然 6325
カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林 - 拡張(モンテネグロ)  Ancient and Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe - extension (Montenegro) 2019年01月31日 自然 6373

脚注

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外部リンク

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