モンキーピーク

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モンキーピーク
ジャンル パニック登山
ホラー漫画
漫画:モンキーピーク
原作・原案など 志名坂高次
作画 粂田晃宏
出版社 日本文芸社
掲載誌 週刊漫画ゴラク
レーベル ニチブンコミックス
発表号 2016年9月16日号 - 2019年9月6日号
発表期間 2016年9月2日 - 2019年8月23日
巻数 全12巻
話数 全119話
漫画:モンキーピーク the Rock
原作・原案など 原作:志名坂高次
作画 粂田晃宏
出版社 日本文芸社
掲載誌 週刊漫画ゴラク
発表号 2019年11月15日号 -
発表期間 2019年11月1日 -
漫画:モンキーサークル
原作・原案など 原作:志名坂高次
作画 粂田晃宏
出版社 日本文芸社
掲載誌 漫画ゴラクスペシャル
レーベル ニチブンコミックス
発表号 2018年10月号 -
発表期間 2018年9月15日 -
巻数 既刊1巻(2019年6月19日現在)
アニメ
原作 志名坂高次、粂田晃宏
アニメーション制作 Tomovies LLC
配信サイト アニメBeans
配信期間 2018年10月26日 -
テンプレート - ノート
ポータル 漫画

モンキーピーク』(Monkey Peak)は、原作:志名坂高次、作画:粂田晃宏による日本漫画。『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて、2016年9月16日号(同年9月2日発売)[1]から2019年9月6日号(同年8月23日発売)まで連載された。単行本はニチブンコミックスより刊行[2]

社内レクレーションで訪れた山中で巻き起こる惨劇を描いたパニックホラー漫画である[1]。『凍牌』の志名坂高次が原作、『不沈アタッカー』の粂田晃宏が作画を手がける[3]。タイトルのモンキーピーク(Monkey Peak)を直訳すると、「猿の岳」「猿の頂上」などの意味。

本作品の続編『モンキーピーク the Rock』が、『週刊漫画ゴラク』にて、2019年11月15日号から連載中。原作・作画とも前作と同じく志名坂と粂田が担当する。

本作品のスピンオフ漫画『モンキーサークル』が、『漫画ゴラクスペシャル』(同社刊)にて、2018年10月号から連載中。原作・作画とも本編と同じく志名坂と粂田が担当する[4]

あらすじ[編集]

薬害問題により社会的に苦境に立たされた藤谷製薬の社員たちは、結束を高めるためのレクリエーションとして谷川岳の次に死者が多いとされる岩砕山を訪れるが、キャンプ初日の夜に(ナタ)を持った巨大な猿のような生物と遭遇し、翌朝には同僚の惨殺死体を発見する。

登場人物[編集]

藤谷製薬[編集]

早乙女(さおとめ)
声 - 八代拓
23歳、営業担当。本作の主人公。過去にバイク事故で親友を亡くし、また登山中の事故で父を亡くしている。身近な人物を守れなかった責任から「2人を殺した」と語り、社員たちから敬遠される原因となる。岩砕山頂上で、安斎との一騎打ちの末に宮田達と共に生き残り、死んでいった皆の為に前に進むことを決意する。
宮田(みやた)
声 - 寺島拓篤
23歳、営業担当。早乙女とは同期入社であり、学生時代からの友人。グループ分裂後は自らのグループを作る。氷室に石をぶつけられて崖から転落してしまい死亡したかに思われたが、奇跡的に死体がクッションとなって生存していた。彼の機転によって、安斉の悪事を救助隊に曝す羽目になった。
佐藤(さとう)
声 - 折井あゆみ
31歳、経理。ヒステリックな性格で男性に対する反抗心が強いタイプである。飲料水泥棒の疑惑をかけられたり、猿奇襲時にも見捨てられるなど、早乙女と同様、不憫な扱いが多い。その後は心身共に疲れはて、仲間の足を引っ張る行動をとることが多くなった。南と遠野が自分のせいで死んだ事を早乙女に告白。早乙女に励まされて、立ち直る。岩砕山の頂上で林の仲間の猿が持っていた火薬を使い、捨て身の攻撃で、魔猿退治に大きく貢献した。終盤に接近した早乙女と結ばれる。
安斎(あんざい)
声 - 金光宣明
34歳、法務担当。大柄でがっしりとした体躯。アメフトをやっていた時期があったが、仲間との関係が上手くいかず暴力問題を起こした過去を持っている。社長亡き後は実質的なリーダーとなり、猿に内通していると考えた者へ拷問を行うが、強引なやり方を好まない宮田達と別行動をとることが多くなった。猿との戦いの最中、長谷川を正当防衛とはいえ攻撃したことから修復不能の仲違いを起こし、宮田達と完全に決別。氷室と同盟を組みその場を去る。その後、弁解不能になってやむ止えず、氷室と山岳警備隊を殺したことから自身のモラルが崩壊。それ以降は、自分が生き残るためだけに行動することになる。岩砕山頂上で、成り行きで早乙女達と魔猿退治に貢献。その後、自分以外の生存者を殺して自分が正しい事を証明するため、早乙女との一騎打ちの末、致命傷を受け、最後の力でトオルの仲間の田畑を殺して、自分の正しさが証明された事に安堵して死亡する。
氷室(ひむろ)
声 - 佐治和也
43歳、営業部長。不審な行動から猿の仲間と疑われ、安斉から拷問を受け、足の指を失う。その後結局、安斉からの取引によって逃がされる。その際に猿と手を組み、安斉と取引して同盟を結ぶことを提案。宮田達と決別した後は、安斉と同盟を組み、宮田に石を当てて崖から転落させる。最後は魔猿に喉を食いちぎられ死亡する。
飯塚(いいづか)
声 - 米内祐希
26歳、開発室A。藤柴と同盟を組み、早乙女や仲間に濡れ衣を着せながら、自分だけ生き残る計画を立てる。さらに安斉の目を出し抜き、食料を密かに横領していた。滑落したフリをして一人で逃げようとしたが、行方不明になっていた長谷川の遭遇に不意を突かれ、ナイフで刺されて崖から落とされ死亡する。藤柴に対しても、内心では、自分が生き残るための保身に過ぎず、藤柴の遺体を発見しても、意に返さなかった。
藤柴(ふじしば)
声 - 青山玲奈
24歳、庶務。飯塚と同盟を組み、安斉を出し抜き食料を密かに横領していた。最後は低体温症による凍死。遺体になってからは衣服を剥ぎ取られ、崖から投げられる最期を迎えた。
遠野(とおの)
声 - 猫嶋アイル
28歳、開発室A。小柄な体型と消極的な性格から頼りない印象を持たれるタイプである。佐藤を助けるため、手製の爆弾で猿もろとも自爆する。遠野がかけていた眼鏡は佐藤の形見となった。
南(みなみ)
声 - 堀総士朗
32歳、開発室B。陰険な性格で普段から早乙女を目の敵にしている。最初の猿の襲撃により右腕を骨折。以降、何か起こる度に怪我をアピールして自分の負担を人に押し付けようとする。迫り来る猿に対する恐怖心からパニックに陥り佐藤と揉み合いになり、佐藤に崖から蹴り落とされ転落死する。
田中(たなか)
48歳、開発室Aリーダー。猿の奇襲時に滑落して行方不明となっていた。猿とともに崖から落ちた早乙女と合流して、小屋にいる皆と合流。三つ倉小屋に現れたフードの男の罠に乗ってしまい、首を斬られて死亡する。
岡島(おかじま)
声 - 堂坂晃三
27歳、開発室B。運動神経が鈍い上にすぐに弱音を吐くため、周囲をイラつかせることが多かったが、最期は猿から早乙女たちを助けるため、猿とともに転落死する。
黒木(くろき)
45歳、開発室Bリーダー。足を骨折していていて、逃げることが出来ず、猿に槍で貫かれ死亡する。
寺内(てらうち)
46歳、運転手。猿の挑発に乗って戦うも、矢で貫かれ死亡。持っていたナイフは氷室から安斉の手に渡った。
馬場(ばば)
30歳、開発室A。猿の挑発に乗って戦うも、寺内同様、矢で貫かれ死亡。遠野の同期で回想シーンでも登場していた。
辻(つじ)
53歳、経理。猿の奇襲後、何者かによって石で鈍殺されていた。後に氷室が金銭トラブルで殺してしまったことが判明する。
富久(とみひさ)
声 - 酒巻光宏
54歳、社長。薬害問題で前任の社長が辞任し、藤谷製薬の社長に就任する。就任後初の企画が今回の谷川岳登山であった。猿の襲撃後も、強いリーダーシップを発揮し社員を率いる。猿の矢で致命傷を負い、最期は毒味したみかんの缶詰に混入していた青酸カリにより死亡。

[編集]

猿(さる)
藤谷製薬の社員たちを襲う謎の存在。ヒトよりも大きな猿のような姿をしており、キャンプ初日の夜から何度も襲撃を繰り返す。ナタ以外にも弓や槍を持った複数の個体が存在する。その正体は猿の被り物を被った人間で、藤谷製薬が起こした薬害問題の被害者達。
魔猿
六ッ倉連峰で語り継がれる伝説の猿なのかは不明だが(長谷川によると伝説は恐怖心を煽るために利用しただけとのこと)、相応の実力を見せる作中最大の強敵。身体能力が卓越した、八木を崖から転落死される等の圧倒的な力を見せる怪物。理由は不明だが、トオルしか制御することが出来ず、トオル以外の者には、見境無しに攻撃する。最後は、佐藤の捨て身の攻撃によって、頭部が砕け散って死亡する。
日本刀の男 / トオル
日本刀を手にフードで顔を隠した人物で、猿を操る首謀者と思われる人物。安斉は当初、飲み会の席で日本刀を所持していることを長谷川本人から聞いたため、長谷川だと疑っていた。正体は、トオルと言う若い青年。薬害で妹を亡くしている。最後は、安斉との戦いの末に死亡する。
田畑(たばた)
岩砕山の頂上付近にいた登山者。気弱そうな性格に見えるが、その正体はトオルの仲間。魔猿退治の際に、早乙女達の邪魔をする。最後は安斉に重症を負わされて、逃走しようとした所を安斉の投げた投石が命中して死亡する。
林(はやし)
声 - 山北早紀
21歳、庶務。おっとりした女性で、南から好感を抱かれていた。その正体は、長谷川と同じく猿の共犯者。長谷川の実の娘で、薬害の真実を探るために、人事部長の長谷川のコネで入社したことが判明する。岩砕山頂上で魔猿退治後、早乙女に飲ませた毒の事や後の事を託して、死亡する。
長谷川(はせがわ)
50歳、人事部長。登山のベテランで、数々の場面で経験からアドバイスを行う。過去の飲み屋での発言などで、早乙女から厚く信頼されている。三つ倉小屋へ行く道中、猿に襲われて行方不明になっていたが、その正体は、猿の共犯者。滑落したフリして逃げようとした飯塚を暗殺した後、何食わぬ顔で、早乙女達と合流する。安斉の策略によって右腕を持っていかれ、魔猿との戦いの末に力尽きて死亡する。

その他[編集]

八木 満(やぎ みつる)、八木 薫(やぎ かおる)
早乙女たちが遭遇した休暇中の登山者の兄妹。兄妹共に登山経験は豊富で死体も見慣れており殺戮が行われている異常事態にも不気味な程に動じる事なく猿を目撃した際には、好奇心旺盛だったが、妹の薫が背後から猿に槍で貫かれて死亡してからは兄の満は、妹の仇を討つ一方で、早乙女達と共に脱出を図る。豊富な経験と知識で一行を手助けし信頼を寄せられるが、実際は薫を殺害した猿達に異常な程の殺意を抱き、それと同時に、妹を巻き添えにした一行をおびき寄せる為のオトリに使う為、脱出出来るルートをわざと外れていた事を明かす。(結果的にそれが、猿の仲間の長谷川を欺く結果となった。)山小屋で見つけたピッケルと卓越した運動神経で猿と単身接近戦を挑み有利に立つ程の戦闘力を発揮し夜の絶壁で二体の猿を倒す事に成功するが、直後に現れた魔猿に手も足も出せず崖から落とされ転落死する。
かつて二人で本物の魔猿と殺害された登山客を目撃しており、その場所を二人だけの記念の場所とし死体をブルーシートと岩で隠し訪れては眺めていた様子。それからは山で見つけた「収集物」や万が一の為の食糧などを隠していた事がわかり、死後も残された物資で後に早乙女達を救う事となる。
兄妹にしては異常に仲が良く、隠し場所にはクッションや避妊具なども隠されており魔猿を目撃した場所で死体のそばで近親相姦を行うなど兄妹共に異常性を抱いていた。

書誌情報[編集]

Webアニメ[編集]

2018年10月26日よりアニメ配信アプリ『アニメビーンズ』でWebアニメを配信[17]

  • アニメーション制作 - Tomovies LLC
  • 製作 - アニメビーンズ

脚注[編集]

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  1. ^ a b 山を舞台にした志名坂高次×粂田晃宏コンビのパニックホラーがゴラクで - コミックナタリー(2016年9月2日配信、2018年2月15日閲覧)
  2. ^ a b モンキーピーク 1 (単行本) - 日本文芸社(2018年2月15日閲覧)
  3. ^ 志名坂高次×粂田晃宏のコンビで描く、山を舞台にしたパニックホラー1巻 - コミックナタリー(2016年9月2日配信、2018年2月15日閲覧)
  4. ^ 山岳舞台のパニックホラー「モンキーピーク」の外伝がゴラクスペシャルで - コミックナタリー(2018年9月15日配信、2018年11月15日閲覧)
  5. ^ モンキーピーク 2 (単行本) - 日本文芸社(2018年2月15日閲覧)
  6. ^ モンキーピーク 3 (単行本) - 日本文芸社(2018年2月15日閲覧)
  7. ^ モンキーピーク 4 - 日本文芸社(2018年2月15日閲覧)
  8. ^ モンキーピーク 5 - 日本文芸社(2018年2月15日閲覧)
  9. ^ モンキーピーク 6 - 日本文芸社(2018年4月28日閲覧)
  10. ^ モンキーピーク 7 - 日本文芸社(2018年7月27日閲覧)
  11. ^ モンキーピーク 8 - 日本文芸社(2018年11月9日閲覧)
  12. ^ モンキーピーク 9 - 日本文芸社(2019年2月9日閲覧)
  13. ^ モンキーピーク 10 - 日本文芸社(2019年5月29日閲覧)
  14. ^ モンキーピーク 11 - 日本文芸社(2019年8月8日閲覧)
  15. ^ モンキーピーク 12 - 日本文芸社(2019年10月18日閲覧)
  16. ^ モンキーサークル 1 - 日本文芸社(2019年6月19日閲覧)
  17. ^ 「モンキーピーク」が八代拓、寺島拓篤、折井あゆみでタテアニメ化2018年10月23日 コミックナタリー

外部リンク[編集]