シマツナソ
| シマツナソ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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シマツナソの果実
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Corchorus olitorius L. | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| シマツナソ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| nalta jute |
| 100 gあたりの栄養価 | |
|---|---|
| エネルギー | 159 kJ (38 kcal) |
|
6.3 g | |
| デンプン 正確性注意 | 0.1 g |
| 食物繊維 | 5.9 g |
|
0.5 g | |
| 飽和脂肪酸 | (0.07) g |
| 一価不飽和 | (0.03) g |
| 多価不飽和 | (0.24) g |
|
4.8 g | |
| ビタミン | |
| ビタミンA相当量 |
(105%) 840 μg(93%) 10000 μg |
| チアミン (B1) |
(16%) 0.18 mg |
| リボフラビン (B2) |
(35%) 0.42 mg |
| ナイアシン (B3) |
(7%) 1.1 mg |
| パントテン酸 (B5) |
(37%) 1.83 mg |
| ビタミンB6 |
(27%) 0.35 mg |
| 葉酸 (B9) |
(63%) 250 μg |
| ビタミンC |
(78%) 65 mg |
| ビタミンE |
(43%) 6.5 mg |
| ビタミンK |
(610%) 640 μg |
| ミネラル | |
| ナトリウム |
(0%) 1 mg |
| カリウム |
(11%) 530 mg |
| カルシウム |
(26%) 260 mg |
| マグネシウム |
(13%) 46 mg |
| リン |
(16%) 110 mg |
| 鉄分 |
(8%) 1.0 mg |
| 亜鉛 |
(6%) 0.6 mg |
| 銅 |
(17%) 0.33 mg |
| セレン |
(1%) 1 μg |
| 他の成分 | |
| 水分 | 86.1 g |
| 水溶性食物繊維 | 1.3 g |
| 不溶性食物繊維 | 4.6 g |
| ビオチン(B7) | 13.6 µg |
| 硝酸イオン | 0.2 g |
|
ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[2]。廃棄率: 木質茎つきの場合25% | |
| %はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 | |
シマツナソ(縞綱麻、Corchorus olitorius)はアオイ科(従来の分類ではシナノキ科に分類されていた)の一年生草本。別名をタイワンツナソ、ナガミツナソ、ジュート。 近年は食材(葉菜)としても流通するようになり、モロヘイヤ(アラビア語: ملوخية ; mulūkhīya[3]、「モロヘイヤ」の発音はエジプト方言による)の名でよく知られるところとなっている。
概要[編集]
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北アフリカ原産の植物で、葉は青しそに似た形をしている。種小名 olitorius はラテン語で「野菜畑の」の意味。果実は円筒形でナガミツナソ(長実綱麻)の名はここからくる。日照時間が12時間以下になると開花結実する。
毒性[編集]
種子に強心作用のあるステロイド類のストロファンチジンという強心配糖体を含むことが知られており、種子を摂食したウシやブタの死亡例が日本及びオーストラリアで報告されているが、これまでヒトにおける中毒例の報告はない[4][5]。この強心配糖体は収穫期の葉、茎、根の各部位には含まれず、また野菜として流通するモロヘイヤ、モロヘイヤ健康食品、モロヘイヤ茶などからも検出されなかったことから、通常の流通品については安全であることが確認されている[6]。しかし家庭菜園などで栽培する場合は、子供が種子を誤飲することもありうるため管理に気をつけるよう厚生省が注意喚起している[7]。
薬理作用[編集]
ACE阻害活性のある物質を含有しているため、高血圧の抑制に効果があるとする研究がある[8]。
利用[編集]
繊維原料(ジュート)として[編集]
近縁のコウマ(黄麻)とともに「ジュート」(英語: jute)と通称され、繊維原料として利用される。 バングラデシュに於けるジュート生産の4分の1はシマツナソの作付けである。 春に播種し、2-3mに生長したところを刈り、茎を水で醗酵させて繊維を採取する。
食材(モロヘイヤ)として[編集]
若葉を食用とし、刻んだりゆでたりするとツルムラサキ同様、ムチンによる特有の粘りを呈する。 カルシウム、カロテン、ビタミンB、ビタミンC、食物繊維などに富む緑黄色野菜の代表格で、抗酸化作用のあるクエルセチンも多く含む。全体的に栄養価が極めて高く「野菜の王様」の異名を持つ。
インドや地中海沿岸では古くから食べられていたことが知られている。現在もエジプトなどで栽培が盛んである。 中東や北アフリカでは、刻んで肉(羊肉、鶏肉、牛肉など)と煮込むことが多い。
日本に入ってきたのは1980年代で、飯森嘉助らが「全国モロヘイヤ普及協会」を設立し、普及に努めたところが大きい。現在は日本各地で栽培されるが、宮城県大郷町[9]などが産地として有名。お浸し、スープ類、天ぷらなどにするほか、乾燥粉末をパンやクッキーの生地に練り込んだりして用いることもある。
栽培[編集]
pH6.0 - 6.5の水はけの良い土地を好み、収穫期は7月から10月、家庭菜園でも容易に栽培が可能である。農家が圃場で大量に栽培する場合、うどんこ病[10]を発生することがある。
参考画像[編集]
脚注[編集]
- ^ 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
- ^ 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」
- ^ エジプトでは民間語源的に mulūkīya 「諸王のもの」という言葉( < mulūk 「諸王」 < malik 「王」)に結びつけられることが多いという。 モロヘイヤ事始
- ^ 牛のモロヘイヤ (Corchorus olitorius L.) 種子中毒 日本獣医師会雑誌 Vol.51 (1998) No.8 P407-410, JOI:JST.Journalarchive/jvma1951/51.407
- ^ 身近な食品中の植物性自然毒(モロヘイヤ) 東京都福祉保健局
- ^ HPLCによるモロヘイヤ及びその加工品中の強心作用成分の分析 食品衛生学雑誌 Vol.38 (1997) No.6 P412-417_1
- ^ モロヘイヤの毒性について 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 安全性研究チーム
- ^ 食品中の高血圧抑制物質について 日本食生活学会誌 Vol.10 (1999-2000) No.3 P20-25
- ^ 特産品 大郷町
- ^ モロヘイヤに発生したうどんこ病菌 日本植物病理学会報 Vol.65 (1999) No.2 P204-206
出典[編集]
- 食品成分含有量の分布と動向に関する研究(第10報) : モロヘイヤについて 高知学園短期大学紀要 21, 551-564, 1990-09-30
外部リンク[編集]
- モロヘイヤ(タイワンツナソ) - 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)
- シマツナソ (日本新薬株)
- 写真で見る家畜の有毒植物と中毒 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所
- モロヘイヤ-植物性自然毒(東京都福祉保健局)
- 保蔵および調理によるモロヘイヤの成分含量の変化 (PDF) 三重県農業技術センター
- モロヘイヤの栽培管理 (PDF)
- モロヘイヤ種子中の主強心配糖体の同定、分析及び、マウスに対する経口毒性について 食品衛生学雑誌 39巻 4号、p.256-265(1998-08)